疑問にお答え!「go to」 と「get to」の違いは?
2023年10月12日 10時00分
日本人講師のワンポイントレッスンでは、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!
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本日の質問
English Daily Conversation (General) A1 Lesson80で、
How can I get to the Royal Palas?「王宮にはどうすれば行けますか?」
という質問があります。”go to”ではなく”get to”でなくてはなりませんか?
解説
“go to”も”get to”も、日本語に訳すと「~に行く」という意味ですね。
しかし英語のgoとgetには根本的な意味の違いがあり、
goは「どこかに向かって行く・移動する」
getは「得る」「至る」
という意味を持っています。
どこか目的地に行く場合、go toだと、広く「行く」という移動の行為全体を表し、get to とすると「たどり着く」という、目的地に到達することにフォーカスしているニュアンスになります。
How can I go to the Royal Palas?
と言ったとしても、文法的に間違っていませんし意味は通じます。
しかしあまり一般的ではありませんし、「たどり着く」という目的が明確でないため、You can take a bus.のような、ざっくりとした答えが返って来るかもしれません。
一方、
How can I get to the Royal Palas?
と聞いた場合、目的地にたどり着くまでの行程、場合によっては多少の労力も伴うようなその過程まで含めて明確に知りたい、という意図が伝わるので、細かい道順や移動手段の種類、方法などまで教えてもらうことが期待できます。
日本語で「行く」と言う時、行程・行き方を聞きたい場合、頭の中では実は「たどり着く」「到達する」というイメージまで持ちながら話しているものです。
しかし英語のgo toにはそこまでの意味は含まれていません。
表面的な「行く」という意味のさらに奥にある「たどり着く」までイメージしている場合には、それを表すのに最適なget toという言葉を使うほうが、状況や目的、気持ちにピッタリと当てはまります。
レベル別学習方法のオススメ
英語学習において最も重要なのは、自分の英語力に合わせて、適切な教材と学習方法で学ぶことです。
レッスンでも自主学習でも、それぞれレベルに合った教材で学習を進めましょう。
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この記事を担当した講師
Tomoko先生
海外在住歴が長く、現在は英語講師のほかに医療通訳も務めるTomoko先生。
海外添乗員・通訳案内士としての経験もあるので海外の人と楽しく会話するコツについても聞いてみましょう!
会話を重視したレッスン以外にも、TOEIC・英検対策を得意とする講師なので日本人が躓くことが多い英文法の疑問にも丁寧に答えてくれます。
小学生~高校生の文法指導経験もあるので、大人の方だけでなくお子様も安心してご受講いただけます。