ネイティブのワンポイント【「スラム街」を表す表現】
2022年09月24日 10時00分
ネイティブ講師のワンポイントレッスンでは、ネイティブにしか聞けない!イディオムやよりナチュラルな言い回しをご紹介していきます。
担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中のネイティブ講師です!
ネイティブ講師の紹介はこちら
https://human.sankei.co.jp/ourtutors/native/
TODAY’S TOPIC
本日は“ the wrong side of the tracks ”という言葉の使い方について解説します。
このイディオムは、街の中でも特に貧しく、しばしば危険で、生活環境が好ましくない場所を指しています。このような場所を別の言葉で言い換えると 「スラム街」という言葉があります。
語源としては、アメリカの多くの都市で、鉄道線路は貧しい地域の境界線を示しています。線路は、ある時期に仕事が多かった工場の近くにあることが多く、 周辺は住居費が非常に安いため、 貧しい人々はこのような地域に集まるのです。
EXAMPLE
Judging by the way he acts, I can tell he came from the wrong side of the tracks.
(彼の振る舞いを見ていると、彼がスラム出身ということがわかります。)
SITUATION
Simon: What do you think of the new guy at the sales.
(営業部の新人さんのことどう思う?)
Jean: He seems all right with me. He is very focused on his job.
(彼は問題なさそうです。 自分の仕事にとても集中しています。)
Simon: You won’t believe it, he grew up in the bonx.
(信じられないだろうけど、彼はボンクス地区で育ったんだよ。)
Jean: Are you kidding! That’s the wrong side of the tracks.
(冗談ですよね!それってスラム街のことですよ。)
Simon: Although he had a tough life growing up in that neighborhoods, he made it through.
(あの辺りの地域で育って大変な人生だったけど、彼は何とか切り抜けたんだ。)
Jean: I am sure he will succeed.
(彼ならきっと成功しますね。)
TODAY’S NATIVE TUTOR
Kerry 先生
本日のネイティブ英語を教えてくれたのは、産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中のKerry先生!
カナダ出身のKerry先生。英語―フランス語の通訳として活躍した後、2005年から日本国内で英語を教え始めました。学生~社会人を対象とした英語講師として教える他、大学の非常勤講師としても英語や異文化コミュニケーションを教える、実力派講師です。