英語力は基本語力で決まる!
2022年04月15日 10時00分
基本語は英語力アップに不可欠
英語力を底上げるするには、基本語の習得が重要です。基本語はたいてい中学校の段階で出会う単語のことを言いますが、みなさんには見慣れた単語で、「今更中学レベルの英語をやるの?」と思うかもしれません。しかし、ちゃんと使い分けることができますか。きちんと使い切ることができますか。
例えば、speakとtalkを使い分けて使うことができますか。ゴリラはtalkできますが、speakはできません。電話が鳴り本人が出た場合、「太郎さんいますか?」という相手の質問に対して、「私です。」と英語で応答する表現は”Speaking”であって、”Talking”ではありません。また、「目薬をさす」を英語で表現しようとして、すぐにputが思いつくでしょうか。同じく、84円切手を封筒に貼るという状況でputを使えますか。
本教材の監修・製作者でもある田中先生が、同時通訳者を対象に数回講演をしたことがあります。英語のプロの方々です。「英語で何が難しいか?」という質問に対して、基本動詞や前置詞が挙がりました。英語力ではトップクラスの人たちでさえも、基本語力の大切さを強調しています。
基本語力の中でも、基本動詞と前置詞が大切です。車にたとえると、基本動詞はエンジンにあたります。基本動詞の表現の可能性は絶大です。英語は「前置詞言語」と言われるぐらい、前置詞の働きは決定的に重要です。それは、ハンドルにあたるといえるでしょう。日本語に助詞がないと成り立たないように、英語に前置詞がなければ成り立ちません。そして、基本動詞と前置詞を組み合わせると、break in, break through, put outのような句動詞ができます。句動詞は、英語らしい表現の典型です。つまり基本語力の要として、基本動詞、前置詞、そして句動詞の3つを押さえることが本格的な英語力には不可欠なのです。
コースについて
基本語 98レッスン
基本動詞(32レッスン)、前置詞(20レッスン)、句動詞(46レッスン)を体系的に学び、強固な英語力を作ることを目的としたコースです。ビジュアル素材を使ってアウトプットすることで、英語がもつ本質的な意味をより深く理解し、本格的な英語力の基盤を身につけることができます。
3つのメソッドについて
- コアイメージ
基本語の概念をイラストでイメージすることで、日本語を介さず、ネイティブが持っている感覚と同じ感覚で英語を使えるようになります 。
2. ビジュアル学習
写真と文をセットで学ぶことで、英語が映像としてインプットされ、理解もさらに深まり、記憶にも定着しやすくなります。
3. トリプルアップ
使うシチュエーションをイメージしながら、声に感情をのせて3回発話することで、英語の瞬発力を鍛えることができます。
復習ページ
MY REVIEW
テキストの最後は、レッスン後に使う復習ページになっています。レッスンで学んだ基本語や慣用表現を使って、英作文に挑戦してみましょう。英語が持つコアイメージと、実際に使われるシチュエーションを思い浮かべながら、声に出して練習しましょう。※こちらのページはレッスンで使用しません。
教材一覧
基本動詞
No | 内容 |
1 | take |
2 | give |
3 | get |
4 | catch |
5 | have |
6 | keep |
7 | hold |
8 | put |
9 | set |
10 | make |
11 | break |
12 | cut |
13 | go |
14 | come |
15 | bring |
16 | carry |
17 | run |
18 | look |
19 | see |
20 | watch |
21 | speak |
22 | talk |
23 | say |
24 | tell |
25 | push |
26 | press |
27 | pull |
28 | draw |
29 | hit |
30 | strike |
31 | close |
32 | shut |
前置詞
No | 内容 |
1 | in |
2 | out |
3 | on |
4 | off |
5 | at |
6 | to |
7 | for |
8 | of |
9 | with |
10 | by |
11 | under |
12 | below |
13 | above |
14 | over |
15 | beyond |
16 | through |
17 | across |
18 | along |
19 | between |
20 | against |
句動詞
No. | 内容 |
1 | hold back |
2 | hold on |
3 | hold up |
4 | hold down |
5 | keep down |
6 | keep off |
7 | keep on |
8 | keep out |
9 | take back |
10 | take in |
11 | take off |
12 | take on |
13 | take out |
14 | take up |
15 | take down |
16 | give off |
17 | give away |
18 | give over |
19 | give out |
20 | give up |
21 | get by |
22 | get over |
23 | carry away |
24 | carry out |
25 | carry on |
26 | bring down |
27 | bring in |
28 | bring out |
29 | bring up |
30 | come in |
31 | come out |
32 | come across |
33 | go on |
34 | go down |
35 | go through |
36 | put down |
37 | put in |
38 | put out |
39 | put up |
40 | break down |
41 | break in |
42 | break out |
43 | break up |
44 | run down |
45 | run off |
46 | run out |
監修・製作者プロフィール
田中 茂範
慶応義塾大学 名誉教授
英語習得の第一人者で、JICA語学諮問委員会の座長も長らく担当されました。本教材には、田中茂範先生が開発された独自の理論とメソッドが取り入れられており、これまでのオンライン英会話にはない、ビジネスパーソンのための、本格的な英会話教材となっています。