日本人講師のワンポイント【相手にお願いするときのcan】

日本人講師のワンポイント【相手にお願いするときのcan】

2021年06月03日 10時00分

日本人講師のワンポイントレッスンでは、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!

日本人講師のご紹介はこちら
https://human.sankei.co.jp/ourtutors/japanese/

本日の質問

日常会話B1 Lesson2

You can probably help me with my studying.
(訳:勉強を助けてくれるといいな)
canの意味として相手にお願いしている表現かと思いますが、相手がやってくれるだろうということがわかっているから疑問文ではなく肯定文になっているということでしょうか?
この文のように肯定文でお願いの仕方はあまり見たことがなかったのですが、相手との関係に関わらずよく使われるのでしょうか?
例えばレッスン中に You can speak more slowly. などの使い方はできるのでしょうか。

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https://human.sankei.co.jp/textbook/daily-conversation/b1/

解説

canの意味として相手にお願いしている表現かと思いますが、相手がやってくれるだろうということがわかっているから疑問文ではなく肯定文になっているということでしょうか?
  →その通りです。これは、親しい友人相手に使う表現ですね。
   手伝ってくれるよね!?オッケー!?みたいな感じです。

こういう表現はオフィシャルやビジネスには向かないと思います。
ですので、You can speak more slowly. などの使い方はしません。
やはり先生への敬意も表して、Could you speak more slowly? と言った方がスマートです。

例えば、レッスン時、私は、
I’m Keiko, so you can call me Keiko or Keiko teacher, whatever you like! と言います。
※このcan はmay =〜してもよいのような意味も込めて
(Keikoです。Keikoでも、Keiko先生でも、お好きなように呼んでくださいね! )
ですが、同時に、初対面の生徒さんには、
If you like, could you introduce yourself briefly? と言います。
(よろしければ、簡単に自己紹介して頂けますか。 )

このように、親しみを込めた表現と敬意を表する表現を臨機応変に使えるようになれると良いですね。

本日の講師

Keiko Arita

Keiko先生

Keiko先生は国家資格の英語の全国通訳案内士、ビジネス通訳者でもあります。
初心者から上級者まで、受講生のペースに合わせた英会話レッスンの提供はもちろん、Keiko先生も英語学習経験者として英検1級、TOEIC960点取得経験がありますので、英語学習法のサポートもお任せください!
英語学習は継続も大切ですので、Keiko先生は日々の学習のモチベーションも高めてくれるエネルギッシュなレッスンを提供してくれます。
英語学習方法に悩んでいる方や自信をつけたい方はKeiko先生のレッスンで英語上達の秘訣を聞いてみましょう!