日本人講師のワンポイントレッスン【for,at,inの使い分け】

日本人講師のワンポイントレッスン【for,at,inの使い分け】

2021年01月14日 10時00分

日本人講師のワンポイントレッスンでは、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!

日本人講師のご紹介はこちら
https://human.sankei.co.jp/ourtutors/japanese/

本日の質問

日常会話のA1 Lesson4で I work for ABC company. とありますが、「~で働いている」という表現は、atやinではダメなのですか?

解説

work for, work at, work in、どれも「~で働いている」という表現ですが、使い分けが必要です。
work for は、特定の会社や組織に雇用されて働いていることを伝える場合に用い、通常I work for ABC company.のように固有名詞を置くのが一般的です。
work at はロケーションや建物など働いている「場所」を表す場合に使います。
I work at the shopping mall near 〇〇 station. というと、ショッピングモールにある店や会社のどこかで働いているイメージです。
また、銀行のようにあちこちに支店があり、その中のどこで働いているか、のように場所を特定している場合も、I work at a Osaka branch of ABC bank.のように言います。会社名を置いてI work at ABC company.ということもありますが、この場合、ABC companyとの雇用関係よりも、実際身を置いて働いている場所としてのABC companyによりフォーカスをしているニュアンスです。
work inは、atと同じようにロケーションを表す場合でさらに「建物の中で」というイメージを強調したい場合と、I work in the marketing department.のように会社や組織の中のある部署で働くことを表す場合、さらにI work in healthcare field.のようにある業種・業界で働いていることを表す場合にも用います。

本日の講師

Tomoko 先生

こんにちは!ともこです。カナダのバンクーバーに10年以上住んでいたことがある英語教師&医療通訳者で、旅行通訳やビジネス通訳などもおこなっています。実際の生活の中で話す「生きた英語」を身に着けていただけるよう、情熱を持ってお教えしています。
自らもまったくゼロの状態から英語を学んだ経験から、英語の習得がどれだけ大変か、しかし一方でどれほど楽しいかも、よくわかっています。英語学習のゴールにたどり着くお手伝いをぜひさせてください!
お会いできるのを楽しみにしています。