日本人講師のワンポイント【Congratulations=「おめでとう」は間違い!?】
2023年04月06日 10時00分
日本人講師のワンポイントレッスンでは、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!
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本日の質問
日常英会話 English Daily Conversation (General) A2 Lesson46
5. LANGUAGE FOCUS 内
おめでとうの表現としてCongratulations!がありますが、講師の先生にCongratulationsは日本の「おめでとう」とイコールではない、と言われました。Congratulationsが使えない「おめでとう」の例を教えてください。
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解説
日本語では、様々な吉事に接してお祝いの気持ちを「おめでとう」の一言で表しますね。 しかし英語のcongratulationsは、努力によって得た成功・達成などをお祝いする場合にのみ用い、「よくやったね」「頑張ったね」というニュアンスが含まれます。
日が経てば巡って来る誕生日や記念日、新年、祝日などにはCongratulations!とは言いません(長い年月続くこと自体を“達成”として祝う記念日でCongratulationsを使うことはあります)。
また、婚約や結婚の場合は、その知らせを聞いた時にCongratulations !と言うのはOKではあるものの、結婚式当日の祝辞としては適切ではない、という考えもあります。ところが、最近はカジュアルにCongratulations on your wedding!と言うことも多くなっています。
次のような場合は、congratulations以外の言葉でお祝いを述べると良いでしょう。
★誕生日・記念日など
Happy birthday!「誕生日おめでとう」
Happy Anniversary!「記念日おめでとう」
★結婚
Best wishes for your marriage!「結婚おめでとう」
Wishing you a lifetime of love and happiness.「生涯変わらない愛と幸せをお祈りします」
Wishing you a long and happy marriage.「末永く幸せな結婚をお祈りします」
★その他「良かったね!」と相手にとって喜ばしい出来事を喜ぶ
I’m happy for you!「良かったですね!」※“私も嬉しい”という気持ちを込めて
You made it! / You did it! 「やったね!」
★入学・入社の歓迎(受け入れる学校側・会社側のあいさつ)
Welcome aboard!/Welcome on board!「入社おめでとう」「我が社へようこそ」
Welcome to your new school!「入学おめでとう」
本日の講師
Tomoko先生
こんにちは!ともこです。カナダのバンクーバーに10年以上住んでいたことがある英語教師&医療通訳者で、旅行通訳やビジネス通訳などもおこなっています。実際の生活の中で話す「生きた英語」を身に着けていただけるよう、情熱を持ってお教えしています。
自らもまったくゼロの状態から英語を学んだ経験から、英語の習得がどれだけ大変か、しかし一方でどれほど楽しいかも、よくわかっています。英語学習のゴールにたどり着くお手伝いをぜひさせてください!
お会いできるのを楽しみにしています。