日本人講師のワンポイント【like betterとpreferの違い】

日本人講師のワンポイント【like betterとpreferの違い】

2022年10月20日 10時00分

日本人講師のワンポイントレッスンでは、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!

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本日の質問

日常英会話  English Daily Conversation (General)  A1 Lesson17
I prefer tea.「紅茶のほうが好きです」のように好みを話すフレーズを学びますが、I like tea better.とどう違うのでしょうか?

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解説

like better又はlike moreも、preferも、2つの物を比べてどちらのほうがより好きか、という意味で使う場合には、意味にほとんど違いはありません。比べるもう一つの対象を明確に述べる場合には、like better/moreの場合は比較対象の前にthanを置いてI like tea better/more than coffee.「コーヒーより紅茶が好き」、preferは比較対象の前にtoを置いてI prefer tea to coffee. とします。
ニュアンスとしては、like betterはシンプルに一方が「好き」の程度が大きい・強い、という比較になりますが、preferは「~のほうを選ぶ」という意味あいや、「(どちらかというと)~のほうを好む」「むしろ~のほうがいいかな」「…するより~したい」というようなニュアンスも含みます。
このニュアンスの違いから、使い分けるとしたら、「何よりも~が好き」と「好き」を重視するような場合には、
I like soccer more than any other sports.
(スポーツの中では他のどのスポーツよりもサッカーが好き。)
という表現が適切です。
また、「どちらか選ぶなら~が好ましい・~のほうを望む」という意味を重視する場合は、
I prefer to see a female doctor to male doctor this time.
「今回は男性の医師より女性の医師に診ていただきたいです。」
のように、preferを使ったほうが良いでしょう。

本日の講師

Tomoko先生

こんにちは!ともこです。カナダのバンクーバーに10年以上住んでいたことがある英語教師&医療通訳者で、旅行通訳やビジネス通訳などもおこなっています。実際の生活の中で話す「生きた英語」を身に着けていただけるよう、情熱を持ってお教えしています。
自らもまったくゼロの状態から英語を学んだ経験から、英語の習得がどれだけ大変か、しかし一方でどれほど楽しいかも、よくわかっています。英語学習のゴールにたどり着くお手伝いをぜひさせてください!
お会いできるのを楽しみにしています。