日本人講師のワンポイント【「~している」と訳すのに現在進行形を使わないケース】

日本人講師のワンポイント【「~している」と訳すのに現在進行形を使わないケース】

2022年05月05日 10時00分

日本人講師のワンポイントレッスンでは、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!

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本日の質問

日常英会話 English Daily Conversation ( General ) 初級A1 Lesson20
She wears glasses.「彼女は眼鏡をかけています」と言っていますが、「~しています」という文なのでShe is wearing glasses.のように現在進行形にはならないのですか?

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解説

be ~ingという現在進行形は、今まさに行っている動作を表す時に使います。「今現在眼鏡をかけている」(後で外すかもしれないし、普段はしていないかもしれない)という現在進行中の状況を短期の動作として表すのであれば、She is wearing glasses (now). という言い方も正解です。
しかし今回の英文She wears glasses.は、長く続く状態や習慣を表す現在形を用いて、「彼女は通常眼鏡をかけています」と、その人の“特徴”を言い表していますShe has beautiful eyes.「彼女は美しい瞳を持っています」、He is married.「彼は結婚しています」などの、そもそも持っている身体的特徴や長く続くその人の状態を表す表現と同じ考え方です。
日本語では、このような比較的長い期間続く環境・状態・感情などを言い表す時も「~している」と表現するので、be~ingのであらわす現在進行形のアクション「(今)~しているところである」と混同してしまいがちで、注意が必要です。

こうした特徴を持つ主な動詞には、have、know、live、loveなどがあります。
これらの動詞は現在進行形にすることもありますが、その言葉を発しているその瞬間の動作や状態だけを切り取って強調しているニュアンスになります。
ある曲を初めて聴いているシーンを想像してみてください。あなたがその曲をとても気に入り、「いいね!」と感想を言う場合、現在形と現在進行形で次のような違いが出てきます。
I love it! 「この曲いいね!」
→曲そのものを「好き」であると決定して、それを伝える気持ち。
I’m loving it!「この曲いい感じだね!」「気に入ってきたよ!」
→聞いている今この瞬間、聞いている間の時間を一時的に楽しんでいる気持ち。
という違いが表れます。

本日の講師

Tomoko先生

こんにちは!ともこです。カナダのバンクーバーに10年以上住んでいたことがある英語教師&医療通訳者で、旅行通訳やビジネス通訳などもおこなっています。実際の生活の中で話す「生きた英語」を身に着けていただけるよう、情熱を持ってお教えしています。
自らもまったくゼロの状態から英語を学んだ経験から、英語の習得がどれだけ大変か、しかし一方でどれほど楽しいかも、よくわかっています。英語学習のゴールにたどり着くお手伝いをぜひさせてください!
お会いできるのを楽しみにしています。