日本人講師のワンポイント【「気づく」という意味の様々な単語をまとめました】

日本人講師のワンポイント【「気づく」という意味の様々な単語をまとめました】

2022年04月21日 10時00分

日本人講師のワンポイントレッスンでは、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!

日本人講師のご紹介はこちら
https://human.sankei.co.jp/ourtutors/japanese/

本日の質問

日常英会話 English Daily Conversation ( General ) 中上級B2 Lesson15
How can we make people aware of annoying habits? どうしたら迷惑な癖に気付かせることができる?という文があります。「気づく」という部分は、noticerealizeでは意味は合いませんか?

日常英会話教材はこちら
https://human.sankei.co.jp/textbook/daily-conversation/b2/

解説

「気付く」にあたる言葉は、英語では(be) aware of, realize, noticeなど色々あります。be aware ofは「承知している」「気づいている」という”状態”を表す表現で、これを使った熟語として、make someone aware of「(人)に~を意識/認識させる」という表現があるので、この例ではmake people aware of …という言い方が一番自然です。
make someone noticemake someone realizeと置き換えても意味はほぼ同じですが、少しだけニュアンスが違ってきます。
(be) aware of …あることを知っている・認識している(という状態)
notice …五感から入ってきた情報から、ハッとあることを認識する
realize…考えた上で理解する、わかる、悟る、実感する

また、他にも「気づく」という意味で使える言葉はありますが、今回の例には次の言葉はあまりしっくりきません。
find …もともと「見つける」という意味で、ふとある状態であることに気づく・認識するという意味でも使う
recognize…見覚え・聞き覚えのあることを再認識する・見分ける

気づいた時の状況や、どんな経緯によって気づいいたのか、情報としてふと気づいたのか「なるほど」と理解したのか、その時々のシチュエーションによって使い分けるようにしましょう。

本日の講師

Tomoko先生

こんにちは!ともこです。カナダのバンクーバーに10年以上住んでいたことがある英語教師&医療通訳者で、旅行通訳やビジネス通訳などもおこなっています。実際の生活の中で話す「生きた英語」を身に着けていただけるよう、情熱を持ってお教えしています。
自らもまったくゼロの状態から英語を学んだ経験から、英語の習得がどれだけ大変か、しかし一方でどれほど楽しいかも、よくわかっています。英語学習のゴールにたどり着くお手伝いをぜひさせてください!
お会いできるのを楽しみにしています。