日本人講師のワンポイント【現在進行形で未来の予定を表すパターン】

日本人講師のワンポイント【現在進行形で未来の予定を表すパターン】

2022年04月07日 10時00分

日本人講師のワンポイントレッスンでは、外国人講師にはなかなか聞くことが難しい英文法や英語学習の質問について解説していきます。
解説を担当するのは産経オンライン英会話Plusでレッスンを提供中の日本人講師です!

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本日の質問

日常英会話 English Daily Conversation (  General ) 中級B1 Lesson12
未来を表すフレーズとして I am starting my vacation on August 1st.のように現在進行形を使っていますが、be going toではなく現在進行形を使って未来の予定を表すのは、どんな時ですか?

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解説

未来、通常近い将来におこなうことが決まっていることについては、be ~ingという現在進行形を使って表すことができます。今回の例では、I’m starting…と言うことによって、8月1日から休暇が始まることが既にスケジュールとして確定していることがわかります。
be going to ~が不確定な未来の行動も表すのに対し、be ~ingで表す未来は、きちんと予定が組まれていて自分の都合で変えられない、変えるつもりがなく気持ちが確定している、あるいは、今まさにその行動を起こそうとしている状況で使われます。

(この夏、料理クラスを取る予定です)
I’m going to take cooking classes this summer.
※まだ申し込みも済んでいないが「そのつもりでいる」というニュアンスにもなる
I’m taking cooking classes this summer.
※すでに申し込みも終わり、クラスを取ることが確定している

I’m going to leave soon.
(もうすぐ出るつもりです。)
※予定としては出るつもりだが、soon「すぐ」という時間に幅がある
I’m leaving now.
(もう今から出ますよ。)
※気持ちはもう出発に向かっていて、今すぐ出る準備ができている

また、自分や相手の行動を「確定した未来」として言うことによって、相手の行動に他の選択の余地がない、自分が起こす行動が揺るぎないものであることを表す場合があります。
A: I don’t feel like a party. Can I stay home?
パーティって気分じゃないんだけど、家に居ていい?
B: No way. You are coming with me.
あり得ない。一緒に来るのよ(来なければならない、断るのは許さない)

本日の講師

Tomoko先生

こんにちは!ともこです。カナダのバンクーバーに10年以上住んでいたことがある英語教師&医療通訳者で、旅行通訳やビジネス通訳などもおこなっています。実際の生活の中で話す「生きた英語」を身に着けていただけるよう、情熱を持ってお教えしています。
自らもまったくゼロの状態から英語を学んだ経験から、英語の習得がどれだけ大変か、しかし一方でどれほど楽しいかも、よくわかっています。英語学習のゴールにたどり着くお手伝いをぜひさせてください!
お会いできるのを楽しみにしています。