【話してみよう Japaneseライフ】 緩和する ease

【話してみよう Japaneseライフ】 緩和する ease

2020年08月12日 18時40分

【話してみよう Japaneseライフ】 緩和する ease

英語ニュースサイト「ジャパン・フォワード」は、「Why Won’t Japan Ease Travel Restrictions on Taiwan?(出入国制限緩和 なぜ台湾を含めないのか)」との見出しで新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための措置である「出入国制限」の一部緩和を認める基準について論じている。

「出入国」を示す英語表現は「inbound and outbound travels」が使える。「bound for Tokyo」で「東京行きの」を表すように、「bound」は方向を示す。「inbound」は「入ってくる」で、「outbound」は「出ていく」方向を意味する。観光客用語としてよく使われる「インバウンド(訪日外国人観光客)」もこの英単語からきている。

規制などを「緩和する」という意味を表す英単語は、「ease」や「relax」、「slacken」、「deregulate」などを使う。

 「ease」は、服装などを「緩める」「ほどく」という意味でよく使う。「relax」も、力の入った状態や「緩める」「力を抜く」という意味を持つ。どちらも、「規制を緩和する」という意味のほかにも、緊張している人や肩に力の入っている人、長旅で疲れている人に対し、「くつろいでください」と声をかける時などにもよく使う。

これに対し、「slacken」は、ネジなどを「緩める」や、スピードを「緩める」、仕事などの「手を抜く」などの場合に使う。「政治改革の手を緩める」とか、「企業の業績が落ち込む」と言った場合も、「slacken」を使う。

また、「deregulate」は、主に「規制を緩和(撤廃)する」「自由化する」という意味で使う。名詞の「deregulation」は「規制緩和」の意味を示す。「regulation(規制)」の前に、否定を示す「de」をつけている。

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