【話してみよう Japaneseライフ】 ぶり返し rebound

【話してみよう Japaneseライフ】 ぶり返し rebound

2020年07月22日 3時31分

【話してみよう Japaneseライフ】 ぶり返し rebound

英語ニュースサイト「ジャパン・フォワード」は、「Reelected Tokyo Governor Koike Must Prioritize Control of Coronavirus Infections(小池都知事が再選 感染防止が最優先課題だ)」との見出しで、東京都知事選で再選された小池百合子氏に対し、感染が再拡大している新型コロナウイルスの感染防止の具体的な戦略を早急に示すように提言する記事を掲載している。

新型コロナウイルスの感染が再び広がっている状態を英語で「rebound」と言う。「rebound」には、病気などがぶり返すという意味もある。記事では、緊急事態宣言による不要不急の外出自粛によって、いったんは収まりかけていたウイルスの感染が、緊急事態宣言の解除後に再び増え始めている様子を表現している。

「rebound」は、カタカナ英語の「リバウンド」として、日本でもさまざまな意味に使われている。例えば、バスケットボールで、シュートしたボールが外れて、バックボードやリングに当たって落ちてくるときに、ボールを取るプレーのことを言う。また、運動や食事制限などで体重を落とした後、減量前の元の状態に体が戻ろうとする働きのことを「リバウンド」という。

「rebound」は、跳ね返って、勢いよく元に戻ろうとする様子を表すので、「an economic rebound」で「経済回復」を指す。いったん下落した株が、反発して価格が上昇するときも「rebound」と言う。

このほかにも、「rebound」は、「失恋の痛手を受けている」状態を表現する時にも使う。「She married him on the rebound」で、「彼女は失恋した(心の痛手の)反動で、彼と結婚した」と言う意味になる。

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