【話してみよう Japaneseライフ】 ward off~ ~を遠ざけておく

【話してみよう Japaneseライフ】 ward off~ ~を遠ざけておく

2020年05月20日 6時48分

【話してみよう Japaneseライフ】 ward off~ ~を遠ざけておく

英語ニュースサイト「ジャパン・フォワード」は、「Can Ward Off Pestilence? Supernatural Monster ‘Amabie’ Goes Viral in the Face of Pandemic(SNSで話題の妖怪「アマビエ」 疫病退散の御利益願い)」との見出しで、新型コロナウイルスの感染が広がるなか、疫病退散に御利益があるとされる妖怪「アマビエ」が注目されているというニュースを紹介している。

「アマビエ」は江戸末期に肥後国(現在の熊本県)の海に出現したとされる妖怪で、疫病を追い払う(to ward off pestilence)力を持っていたという言い伝えがあるという。

「ward off~」は、悪いものや好ましくないものを「遠ざけておく」という意味を持つ。「(悪いことが起こるのを)防ぐ、退散させる」という意味も表す。

「お守り」のことを英語で、「amulet」や「charm」、「talisman」と表現する。日本のお守りを「Japanese omamori」と言っても通じる場合ある。外国人に対し、日本の厄除けのお守りは、「悪いことが起こるのを防ぐと信じられている」と英語で説明するときは、「It’s supposed to ward off bad luck」と表現できる。

一方、記事では疫病のことを「pestilence」と英訳している。この英単語は、「悪性で伝染性のある」疫病を意味する。また、死亡率の高い病気は「plague」と言い、流行性の病気(伝染病)のことを「epidemic」という。

「epidemic」は「伝染病がある地域で急激に増えている状況を意味する。これに対し、今回の新型コロナウイルスのように全世界的に広がっている場合は「pandemic」と言う。See you next week!


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