【話してみよう Japaneseライフ】icon 偶像視される人

【話してみよう Japaneseライフ】icon 偶像視される人

2020年04月29日 08時30分

【話してみよう Japaneseライフ】icon 偶像視される人

英語ニュースサイト「ジャパン・フォワード」は、「Japanese Comedian Ken Shimura Dies of COVID-19 Infection(ばかばかしさで絶大な人気 志村けんさん、新型コロナ感染で死去)」との見出しで、幅広い世代に愛された志村けんさんの足跡について紹介している。


偶像視される人や、憧れの芸能人のことを英語で「icon」と言う。志村さんは、まさしく、日本のお笑い界の偶像「The icon of Japanese comedy」だった。

ジャパン・フォワードは、英訳するのが難しい志村さんの歴代のギャグについて紹介している。「ばか殿様(Foolish Lord)」と並ぶ代表的なギャグキャラクターである「変なおじさん」は、「Strange Uncle」と訳している。
「変な」「おかしな」という意味を表す「strange」は、同じ意味の「weird」や「odd」と比べ、ネガティブなニュアンスが少ない。「strange」には「見知らぬ人、異国から来た人」という意味になる。

童謡の「七つの子」の替え歌である「カラスの勝手でしょ」については、「At the Crow’s Convenience」と訳している。「convenience」は、日本のコンビニ(コンビニエンス・ストア=convenience store)で使われる「便利な」という意味もあるが、この時は「好都合なこと」とか「都合のいい時」と言う意味だ。 カラスが鳴く理由を「七つの子があるから」と説いた原作を、「カラスの勝手でしょ」と皮肉り、子供たちから絶大な人気を得た。

コントなどでおどけてみせて、相手を小ばかにする一発芸「アイ~ン」は、「Ain」と訳している。

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