【話してみよう Japaneseライフ】touch down 着地する

【話してみよう Japaneseライフ】touch down 着地する

2020年01月29日 03時32分

【話してみよう Japaneseライフ】touch down 着地する

英語ニュースサイト「ジャパン・フォワード」は、「Hayabusa2 Departs from Asteroid Ryugu, Expected Back on Earth by End-2020」(はやぶさ2、小惑星を出発 来年末に地球帰還へ)と報じている。その中で、「はやぶさ2」の最大の試練は、2月に行った最初の着地だったと紹介している。

「着地する」は英語で「touch down」といい、「到着する」という意味もある。「touch down」はヒトや自動車が到着した時ではなく、飛行機や宇宙船のケースでよく使う。また、飛行機の離陸は「take off」で、着陸は「land」を使うことが多いが、「touch down」もほぼ同じ使い方ができる。

一方、「touch down」は、もう一つ意味があり、アメリカンフットボールで得点する時にも使う。「タッチダウンする」とは、相手のエンドゾーンにボールを持ち込むことで、得点は6点入る。ラグビーでは、「try」で「トライする」といい、相手のゴール領域内にボールを接地させることで5得点が入るルールだ。

「try」の日本語の意味は、通常「挑戦する」だが、ラグビーの得点で使う場合、何に挑戦するかが分かりにくい。でも、昔のルールを知ると、うなずける。以前はエンドゾーンにボールを着地させても得点にはならず、そのあとのキックを決める権利を得ることだった。つまり、勝利のために「try」するというわけだ。

ラグビーのルールでも「touch down」がある。紛らわしいが、防御側のプレーヤーが味方のインゴールでボールを地面に押さえることで、得点にはならない。

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