【話してみよう Japaneseライフ】イルカ漁 dolphin fishing

【話してみよう Japaneseライフ】イルカ漁 dolphin fishing

2019年10月09日 03時16分

英語ニュースサイト「ジャパン・フォワード」は、「Enoshima Aquarium’s Proud Mission(新江ノ島水族館の本質とは)」との見出しで、水族館を運営する江ノ島マリンコーポレーション社長の堀一久氏の寄稿文を紹介している。

イルカやクジラなどの追い込み漁により捕獲したイルカを水族館が保有することに対しては国際的な批判がある。捕鯨(whaling、whale fishing)や、イルカ漁(dolphin fishing)の是非について、外国人と話す機会があるかもしれない。

イルカ漁が批判される主な理由は、イルカやクジラは海に生息する哺乳類だからだ。哺乳動物のことを英語で「mammal」といい、哺乳類は複数形で「mammals」と表現する。

また、イルカを入り江や浜辺に追い込んで捕獲する「イルカ追い込み漁(dolphin drive fishing)」が「残酷(cruel)」に映るというのも批判を受ける理由のひとつだ。

批判を受けながらも、捕鯨を営む漁師との関係を維持する一方で、イルカの繁殖を研究するなど「種の保存(species preservation)」にも取り組む水族館もある。

日本はこの夏、30年以上の中断後、「商業捕鯨(commercial whaling)」を再開した。捕鯨に反対する主な理由は、残酷かどうかと言う考え方や、「捕鯨を続けていけるだけのクジラの数がいるかどうか(whether there are enough whales to make fishing them sustainable)」の見解の違いがある。

捕鯨に反対する国と支持する国との対立の溝を埋めるには、互いの文化を理解する姿勢が必要だ。

See you next week!