【話してみよう Japaneseライフ】民泊 lodging at a private residence

【話してみよう Japaneseライフ】民泊 lodging at a private residence

2019年10月09日 3時15分

民泊を解禁した住宅宿泊事業法の施行から1年以上が過ぎ、英語ニュースサイト「ジャパン・フォワード」は、「Homey Experience Gone? Companies Take Over Japan’s ‘Minpaku’ Market(民泊、ビジネス色強く 解禁1年、文化交流はどこへ)」との見出しで、経済主導の「民泊」の現状について報じている。

民泊は、国内や海外からの旅行者などが、民家に宿泊するサービスのことを意味する。米国のスタートアップ企業、Airbnb(エアビーアンドビー)などの新しいビジネスが登場し、日本でも民泊ビジネスへの参入が過熱。法制化の必要性が議論され、昨年6月、宅宿泊事業法が施行された。

民泊を英語で言うと、「lodging at a private residence(民家に宿泊すること)」。海外留学などで民家にお世話になることをホームステイ(homestay)と言うが、その場合は、ホストの家族と一緒に生活する(stay at a host family)場合が多い。

日本の「民泊」は、ホテルや旅館の代わりに、安い費用で宿泊する場所を貸す場合が多い。欧州などでは、「bed and breakfast」というサービスが一般的。ホテルではなく、民家のゲストルームなどを利用し、朝食とベッドを提供するもので、略して「B&B」と言われる。

世界各地からのインバウンド(訪日外国人観光客)が増え続け、日本の経済発展の原動力のひとつになっている。外国人観光客の好みに合わせて、安価で手軽な宿泊サービスを提供する民泊ビジネスが出てくるのは、自然の成り行きかもしれない。