【話してみよう Japaneseライフ】漫画家 manga artist

【話してみよう Japaneseライフ】漫画家 manga artist

2019年09月11日 03時13分

漫画家の永井豪さんに対し、仏政府から芸術文化勲章「シュバリエ(騎士)」が贈られた。英語ニュースサイト「ジャパン・フォワード」は、「France Gives Surprise Honors to Artist Go Nagai Before ‘Grendizer’ Anime Fans(永井豪さんに仏芸術文化勲章「シュバリエ」 アニメ「グレンダイザー」でファンも多数)」との見出しで、永井さんの受章について紹介している。

日本の漫画家は、英語では「manga artist」と言うと通じやすい。和英辞書や英語授業の教科書では、漫画は「cartoon」、漫画家は「cartoonist」と習った人もいるかもしれない。しかし、「cartoon」は、どちらか言えば、新聞に載っている4コマ漫画や風刺画を指すことが多い。

日本では、漫画の連載作品を集めたコミック雑誌が盛んで、雑誌でヒットした漫画を原作としたアニメーション作品が世界的にも人気を集めている。コミック雑誌の連載漫画などは、英語では「manga」で通じる。さらに、海外のアニメファンらの中には、漫画家のことを「mangaka」と言えば分かる人もいるという。

日本の「manga artist」たちの作品は、世界各地にファンを広げている。日本の漫画やアニメに影響された外国人が、その舞台となった場所に訪れることも多い。日本語では、作品の舞台を訪ねることを「聖地巡礼」と言う。しかし、英語に直訳すると「pilgrimage」となり、宗教上の理由で聖地を訪れるという本来の意味になる。「visit the places depicted in ~」(~で描かれた場所を訪れる)などと説明するとよい。

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