中国語のおすすめ勉強法!初心者でも独学で上達できる?

中国語のおすすめ勉強法!初心者でも独学で上達できる?

2024年01月19日 1時54分

中国語を学ぶきっかけは人それぞれです。ただ、はじめて中国語を勉強するとなった時、「何から手をつければいいんだろう…」と思う方がほとんどなのではないでしょうか?

そこで、当記事では中国語初心者の方に向けて、おすすめの勉強法や押さえておくべきポイントを分かりやすく解説していきます。

このような方におすすめ
  • 何から始めればいいか分からない人
  • アプリやYouTubeで勉強してみたけど続かなかった人
  • 最短ルートで中国語を話せるようになりたい人

これから中国語を勉強したいという方は、ぜひ参考にしてください。

初心者向け中国語勉強の4ステップ

初心者向け中国語勉強のポイント

いざ中国を勉強するとなると、何から始めていいか分からないと思います。ここでは初めて中国語を勉強する初心者に向けた中国語勉強の4つのステップを紹介します。

どれも重要なポイントなので、一つずつ確実に覚えていきましょう。

また、外国語の勉強はモチベーションを保つことも大切。特に中国語を使う予定や目標がない人は、検定試験を目標に勉強をするも良し。ときには中国語のドラマを観たり、音楽を聴いて楽しく続けましょう。

もし、近い日に中国語を話す予定や目標があったり、一人で勉強するのが苦手という人はプロの講師に教えてもらうことも選択肢の一つです。

この記事を読んでぜひ、自分にぴったりな勉強方法を見つけてください。

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発音(ピンインと声調)は絶対に押さえよう

単語_アイキャッチ

中国語を学ぶに当たって絶対的に押さえたいのが「発音」です。日本語と同じような漢字を使いますが、中国語の発音には、日本語にはない音があります。

この日本語にはない音を体得しなければ、スピーキングができないばかりか、聞き取ることも難しいでしょう。他の言語を学ぶ時にも同じことが言えますが、発音を身につけることが言語習得の近道です。大学で第二言語として中国語を学ぶ際に、半年以上もひたすら発音を学ばせる場合もあります。それほど発音は重要と考えられているのです。

「ピンイン(拼音)」という言葉を聞いたことはありませんか?
ピンインは中国語の発音表記法のことで、アルファベットを使って漢字のルビのような形で書かれます。加えて、音の上げ下げを表す「声調(四声)」というものがあり、中国語の発音はピンインと声調を使って表されます。例えば、日本語で「こんにちは」を意味する「你好(ニイハオ)」の発音は以下のように表されます。

ピンイン画像

漢字の上にある「ni hao」がピンイン、「i」と「a」の上にあるチェックマークのようなものが声調です。こうした発音表記を覚えることがポイントとなります。

母音と子音を覚える

中国語には、母音が36個と子音が21個あります。日本語が「a,i,u,e,o」の5つのみなので、数はおおよそ7倍。いかに中国語の発音が複雑なのかが分かります。

【母音(韻母)】
a / o / e / er / ai / ei / ao / ou / an / en / ang / eng / ong / i / ia / ie / iao / iou(-iu) / ian / in / iang / ing / iong / u / ua / uo / uai / uei(-ui) / uan / uen(-un) / uang / ueng / ü / üe / üan / ün

【子音(声母)】
b / p / m / f / d / t / n / l / g / k / h / j / q / x / zh / ch / sh / r / z / c / s

基本となる母音と子音の発声の仕方、加えてピンインや声調の表記を覚えておけば、後々中国語の勉強がラクになります。ですので、最初のタイミングで発音の仕方を徹底的に学んでいきましょう。

単語を覚えて理解できる・使える語彙を増やそう

外国語の基本は単語です。 単語を知らなければ、「あれのことだよ」と頭の中にイメージは浮かんでいても、言葉として発することができません。当然ですが、相手の言っている言葉を理解しようとした時、知らない単語ばかりでは相手の話の内容を理解することは不可能です(知らない箇所が少しなら推測できるかもしれませんが)。

そのため、使える生きた中国語力を身につけるためには、使える語彙を増やすことが重要です。独学で中国語の単語などを覚えつつ、オンライン中国語レッスンで、発音の練習をしていくというのが中国語の勉強方法としておすすめです。

求められる単語数の目安(中国語検定試験の場合)

中国語の有名な試験として知られる「中検」。正式名称は中国語検定試験と言います。この中国語検定試験で求められる単語数の目安を、検定級ごとにご紹介します。

級数 単語数
準4級 基礎単語500
4級 常用語500~1,000
3級 常用語1,000~2,000
2級 指定なし
準1級 指定なし
1級 指定なし

参照:一般財団法人 日本中国語検定協会「認定基準

求められる単語数の目安(HSK中国漢語水平考試)

もう1つ中国語の検定試験として有名なものとしては「HSK(中国漢語水平考試)」があります。こちらは検定級の数字が大きくなるほど難易度が高くなり、6級が最も難しい試験となります。このHSKで求められる単語数の目安についても、検定級ごとに確認してみましょう。

級数 単語数
1級 基礎常用単語150程度
2級 基礎常用単語300程度
3級 基礎常用単語600程度
4級 常用単語1,200程度
5級 常用単語2,500程度
6級 常用単語5,000以上

参照:一般財団法人 アジア国際交流奨学財団「HSK グレード(級)について

どのレベルを目指して学習を進めるかにもよりますが、初心者を脱出するには2,000単語以上は覚える必要がありそうです。難易度の低い検定試験から順番に受けるのも良いですが、まずは独学、あるいはスクール・オンラインレッスンの活用で、中国語の理解を深めたり語彙を増やしたりすると良いでしょう。

文法も勉強しよう!中国語は英語と同じSVO構文

言語を学ぶ際には文法知識も欠かせません。中国語の文法は、英語と同じくSVO構文となります。「SVO」は語順を表しており、主語(Subject)- 動詞(Verb)- 目的語(Object)の順番で文章を組み立てるのが、「SVO構文」です。

分かりやすいように英語の文を例に挙げますが、「I make salad.」という文の場合、「私は – 作ります – サラダを」という語順になっているのが分かります。中国語の文章もこれと同様の構文となります。

主語(S)動詞(V)目的語(O)
作ります サラダを
做菜 沙拉
I make salad

ちなみに、日本語の場合はSOV構文となります。「私は – サラダを – 作ります」となり、主語(Subject)- 目的語(Object)- 動詞(Verb)の順番で文章が構成されます。

さて、中国語と英語は同じSVO構文になるとお伝えしましたが、中国語と英語には大きな違いがあります。
英語で進行形や過去形を表す時には、動詞を変形させることになりますから、1つの動詞でも覚えることが複数あります。例えば、英語の「make(作る)」という英単語は、進行形の「making」、過去形の「made」といったように複数のスペルを覚える必要があります。

それに対して、中国語の場合には例えば進行形なら動詞の前に「在」をつけるだけです。

主語(S) 進行形動詞(V) 目的語(O)
私は います 作って サラダを
做菜 沙拉
I ing (am)mak(e) salad

動詞の形は変わりませんので、そういう面では英語よりも習得しやすいと言えるでしょう。

簡単なフレーズを暗記しよう

フレーズ_アイキャッチ

中国語を学ぶ際には、基礎となる発音・単語・文法の勉強が必要不可欠です。この3つの基礎を学ぶ際に役立つのが「簡単なフレーズを覚えること」です。最初は丸暗記に近い形になるかもしれませんが、それでも良いので簡単なフレーズを覚えることを意識してみてください。

覚える際には文字を書くだけでなく、しっかりと発音の練習も併せて行いましょう。無意識でフレーズを言えるようになるくらいまで、反復して読み書きをすることがポイントです。簡単なフレーズを暗記する際に、発音を何度も練習することができますし、併せて文法の勉強もできます。

また、新しく単語を覚えた時には、覚えたフレーズの単語を置き換えることで、すぐに実践会話として使えるという魅力もあります。

このように一石二鳥、三鳥ものメリットがあるのです。簡単なフレーズを複数パターン、覚えていきましょう。

中国のドラマや音楽を活用しよう

語学の勉強は長期間に渡りますから、学習のモチベーションを維持して、途中で投げ出さないような仕組みが大切です。この学習のモチベーションを維持するには、先ほどご紹介したように中国語の検定試験を受ける方法以外にも、中国のドラマや音楽を活用する方法もあります。

自分の好きなドラマや音楽を見つけることで、進んで中国語に触れるようになるはずです。中国語を聞く時間が増えることに加え、理解できるようになりたいという思いも強くなるのではないでしょうか。

「好きな中国のドラマや音楽を見つける」ことは、一見、中国語の勉強からは縁遠いように感じるでしょう。しかし、「好きこそものの上手なれ」とも言います。好きなものに対するモチベーションが、あなたの中国語力を向上させるに違いありません。楽しく中国語を勉強していくためにも、好きな中国語のドラマや音楽を探してみてはいかがでしょうか。

中国語入門におすすめのドラマ・音楽

中国語学習の初心者におすすめのドラマ・音楽をご紹介します。

おすすめのドラマ

武則天ドラマイメージ画像
出典:中国ドラマ「武則天-The Empress-」
  • 『武媚娘(武則天)』
    日本でも有名な則天武后を題材にした歴史ドラマです。
  • 『流星花園(花より男子)』
    日本でも有名になった『花より男子』の中国バージョンです。
  • 『爱情公寓(愛情マンション)』
    同じマンションで暮らす男女の日常が描かれたコメディドラマです。
  • 『琅琊榜(ろうやぼう)』
    中国の大ヒットドラマです。中国の架空の時代を舞台にしたフィクションの歴史ドラマです。

おすすめの音楽

  • 胡夏『那些年』
  • テレサ・テン『月亮代表我的心』
  • 周杰倫『蒲公英的约定』
  • 五月天『后来的我们』

中国語の検定試験を受けよう

中検とHSKの違い

「中国に異動になる」、「中国企業に就職したい」といったように、最終的な目標・ゴールが定まっていれば良いのですが、特に目的は決めておらず、なんとなく中国語を学びたいと思って勉強を始める方もいるでしょう。

もちろんなんとなく勉強するのでも良いですが、その場合、勉強のモチベーションを維持するのが非常に難しく、途中で勉強を投げ出してしまう可能性があります。とはいえ、すぐに目標を見つけるのは難しいかもしれません。そこで、目標が決まっていない方は中国語の検定試験の合格を目指してみてはいかがでしょうか?

先ほども少し話に触れましたが、中国語の有名な試験には「中国語検定試験」「HSK(中国漢語水平考試)」があります。以下にはそれぞれの検定試験の運営団体が提示している、検定級ごとの対象者をご紹介します。何級を受けるのかを決める判断材料として、ご活用ください。

中国語検定試験(中検)における検定級ごとの対象者の目安

中国語検定試験は、検定級の数字が低くなるほど難易度が高くなり、1級が最も難しい試験となります。

日本独自の検定試験なので、主に日本国内で評価されやすい資格になります。

級数 単語数
準4級 学習を進めていく上での基礎的知識を身につけている。
4級 平易な中国語を聞き、話すことができる。
3級 基本的な文章を読み、書くことができる。簡単な日常会話ができる。
2級 複文を含むやや高度な中国語の文章を読み、3級程度の文章を書くことができる。日常的な話題での会話が行える。
準1級 複文を含むやや高度な中国語の文章を読み、3級程度の文章を書くことができる。日常的な話題での会話が行える。
1級 高度な読解力・表現力を有し、複雑な中国語及び日本語(例えば挨拶・講演・会議・会談など)の翻訳・通訳ができる。

参照:一般財団法人 日本中国語検定協会「認定基準

HSK(中国漢語水平考試)における検定級ごとの対象者の目安

HSKは、検定級の数字が高くなるほど難易度が高くなり、6級が最も難しい試験となります。

中国政府が認定する資格試験なので、中国国内や世界中で評価されやすい資格になります。

級数 対象者の目安
1級 簡単な中国語の単語や文を理解することができる。
2級 中国語で日常の話題について簡単かつ直接的な交流ができる。初級中国語レベルに達している。
3級 生活面、学習面、仕事面において基本的な交流ができる。中国旅行の際にも対応できる。
4級 広範囲な話題について討論できる。中国語を母国語とする相手と流暢に中国語で交流することができる。
5級 中国語の新聞や雑誌を購読でき、映画を鑑賞することができる。中国語でスピーチをすることができる。
6級 中国語の情報を比較的容易に理解できる。口頭あるいは書面で流暢に自分の意見を表現することができる。

参照:一般財団法人 アジア国際交流奨学財団「HSK グレード(級)について

今すぐ中国語ができるようになりたい人

これまでお伝えしてきた学習内容をきちんと押さえれば、ある程度の中国語を身に着けることができるでしょう。 最近はYouTubeやアプリなどの学習コンテンツが豊富なため、以前と比べて中国語を独学で勉強することは容易になりました。

しかし、どんなに勉強がしやすくなろうと、外国語を最初から最後まで独学で学ぶことは困難です。 また独学では対人コミュニケーションを取ることができないので、いざ本番になってもうまくしゃべれないなんてことも。

もっと効率的に中国語を勉強したい方は、独学だけでなく中国語のレッスンに通うことをおすすめします。 最近は現地に通わないでも、オンライン上で授業を受けることも可能です。 ぜひ自分の生活スタイルに合った勉強方法を見つけてください。

中国語レッスン教室に通う

 
メリット
  • 中国語を話すことで会話に慣れることができる
  • 発音だけでなく、実戦のコミュニケーションを学べる
  • 教室に通うのでサボりにくい

とにかく中国語で会話ができるようになりたいという人は、中国語の英会話レッスンに通うことをおすすめします。 当たり前の話ですが、言葉は話さないと話せるようになりません。日本語もそうですよね。

中国語のレッスンでは中国語を強制的に話さなければいけないので、否が応でも中国語を覚えます。 講師の人も中国語のネイティブの人も多く、参考書には載っていないような細かいニュアンスの発音や、コミュニケーション方法を学ぶことができます。

また、家ではなく教室に通わないといけないので、自分一人だとサボってしまうという人にもおすすめです。

無料体験教室があれば、実際の空気感などを確かめてみてもいいでしょう。

オンラインの中国語レッスン教室に通う

 
メリット
  • 教室に通うよりも比較的安価な料金で学べる
  • 実際の会話から発音を学ぶことができる
  • 自宅で学ぶことができる

教室に通う時間がない、もう少しコストを抑えたいという人はオンラインの中国語レッスンがおすすめです。パソコンやスマートフォンを通じて講師の人と会話することで、自分の発音やコミュニケーション能力を鍛えることができます。

実際の対面で話すのとは若干異なりますが、中国語が話せるようになるという点は、リアルもオンラインも大きく変わりありません。

自宅でレッスンを受けることができるので、仕事や学校、育児など私生活が忙しいという人でもスキマ時間で学習できます。

教室に行かなくていい分、中国語を始める心理的なハードル低いという点も大きなメリットですね。

オンライン中国語レッスンなら産経オンライン英会話Plus

今回は中国語の基本的な勉強方法についてお伝えしました。「何から始めればいいの?」とお悩みの中国語初心者の方に少しでも、モチベーションを維持しながら中国語力を向上させてもらえるよう、基本的だけど大事な勉強方法についてご紹介しました。

途中でもお話しましたが、これから中国語を勉強しようとした時に、「何から勉強するか」や「どの教材を使うか」という勉強が始まる前の段階で足踏みをしてしまう方も少なくありません。場合によっては教材を選んだ時点で、勉強のモチベーションが下がってしまっていることもあります。それでは本末転倒ですよね。事前準備に時間をかけず、実際の勉強に時間をかけるためには誰かのサポートが必要です。

そんな風にこれから中国語を学ぶ方のために、産経オンライン英会話Plusが少しでもサポートしたい…そう考えてオンライン中国語会話のレッスンを始めました。

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