英会話のおすすめ勉強法とは?初心者でも上達できる方法を解説

英会話初心者・超初心者の方の中には勉強方法が分からず、遠回りしてしまう方もいるでしょう。効率良く勉強を進めていくための勉強方法や注意点についてお伝えします。これから英会話を学習する方も、すでに勉強を始めている方もぜひ一度目を通してみてください。
初心者に役立つ情報を網羅してお伝えしようと、非常に長文となってしまいました。これから本気で学んでいきたい方はぜひすべてに目を通していただくと良いですが、もしライトに情報収集したいとお考えの方は目次を参考に気になるところだけピックアップして読んでみてください。
目次
初心者が英会話学習を始める前に知るべき考え方・心構え
継続できる勉強法を考える
初心者が陥りがちなのが、最初に机に向かって勉強し始め、数日経って飽きてしまうことです。場合によっては英単語帳や参考書を買っただけで満足してしまうこともあるかもしれません。継続して勉強し続けることが大切ですから、自分が継続できる勉強方法を考えてみましょう。
例えば、机に向かって勉強するという概念を取り払う方法も考えられます。仕事や学校から帰宅した後に机に向かって勉強する場合、最初は気合いが入っているので数日は続くと思いますが、次第に精神的にも身体的にも辛く感じてしまうかもしれません。勉強し続けていくには仕組みも考えていく必要があります。
そこで、机がなくても勉強できる仕組みとして、英語学習の音源をスマートフォンやオーディオプレーヤーに入れておき、通勤・通学時間に勉強する方法を取り入れると良いかもしれません。通勤・通学時間は必ず勉強するとして、すき間時間を使って勉強してみてはいかがでしょうか。習慣化する際には、何をきっかけにして行動をするか、を決めておくことは有効です。「朝電車に乗るとき」「お昼にご飯を食べ終わったら」「夜洗い物を済ませたら」「歯を磨いた後」など行動のきっかけを決めてみましょう。ただ、これは一例 です。方法は人それぞれですから、自分なりに継続できる勉強方法を考えてみてください。
モチベーションを維持する方法を考える
英会話を学んでいくに当たってモチベーションを維持することは重要です。先ほど継続できる勉強方法を考えることが大切とお伝えしましたが、この仕組みに加え、継続して勉強できるモチベーションを維持していくことも重要です。
なぜなら最初のうちは英単語や英文法など暗記するものが多いために、飽きてしまう可能性があるからです。途中で挫折してしまわないよう、モチベーションを維持する方法も考えていきましょう。例えば英単語帳を選ぶときに、好きなキャラクターものを選んで見るたびにモチベーションを高める方法があります。その他にも資格取得を目指すのも、モチベーション維持に役立つでしょう。
1週間、毎日英語の勉強を続ける、あるいはスコア型の英語試験で○点取れたら自分にご褒美をするなども1つの手です。勉強する習慣がつくまでは、継続する勉強法を見出すことに加え、モチベーションを維持することも意識的に行っていきましょう。
加えて、具体的な目標を立てることもモチベーション維持に役立ちます。例えば英語試験で取得したい級やスコアを設定することも良いでしょう。その際には、いつのその試験を受けるのかといった期限も合わせて決めることがおすすめです。その目標に向けて勉強をする意欲が湧きやすいですし、期日から逆算することで、学習計画も具体的に作りやすくなるでしょう。
その他にも、仕事に使うシーンを考えるのもおすすめです。例えば「英語で会議を進行できるようにする」「英語で電話対応をできるようにする」といったように具体的にどうなりたいかのイメージを立てることも良いでしょう。こちらも、英語を使わざるを得ない予定日を組み込んでおけるとより効果的です。ある程度具体的な目標を設定しておくと、モチベーションを維持しやすくなります。
また、パートナーやお子さんなど家族がいらっしゃる方は家族と一緒に学ぶのも良いでしょう。周囲に一緒に英語を学ぶ方がいればそれだけでモチベーション維持につながります。日常の会話の中で「英語のレッスンで○○と学んだ」「○○ってどういう意味?どういうニュアンス?」といったように体験をシェアしたり教え合ったりすることで、英語学習への意欲を維持向上させることができます。
また、家族に限らずSNSに自分の学習記録を残すことも有効です。自分の学習履歴を振り返って頑張りを可視化することができますし、同じ目標を持つ仲間を見つけることができるかもしれません。
このように勉強する習慣がつくまでは、継続する勉強法を見出すことに加え、モチベーションを維持することも意識的に行っていきましょう。
聞き流し教材には注意
先ほど少し触れたように、英会話を勉強する方法の1つとして、英語学習の音源をスマートフォンやプレーヤーに入れておき、すき間時間に勉強する方法があります。
しかし、この音を使って学習する際には目的意識を持って聞くことが大切になります。英語のラジオやテレビ、CDを聞き流すだけでは、内容が頭に入りませんし、自分の知らない単語や表現に関しては無意識のうちに聞き取らないようにしてしまうはずです。
つまり、意識せずに音を流しているだけでは学習効果が薄いということです。英語の音やリズムを耳に慣れさせるために繰り返し音声を流すのは良いのですが、聞き流すのではなく、しっかりと目的意識を持って聞き取れているかどうか確かめたり、苦手な音の把握や聞き取りの練習をしたりすることが重要です。
中学レベルの英単語と英文法を復習
英会話スクールやオンライン英会話を活用する場合は、併せて中学レベルの英単語と英文法を復習するのもおすすめです。というのも、英語が得意でない方の場合には、外国人と話そうとしても相手が何を言っているのか分からない、自分の言いたい内容をどう伝えて良いか分からない状況に陥ってしまう可能性があるからです。場合によってはそれで英会話学習を挫折することにもなりかねません。ある程度の基礎知識を学んで理解した上で利用することで、より学習効率を上げることができるでしょう。
もちろん人によっては、独学をするよりも先に、いきなり英会話スクールやオンライン英会話を活用するのが合っている場合もあります。早いタイミングから生きた英語に触れることで、英語のリズムや音に慣れることにもつながりますし、リスニングとスピーキングの実践を通して得るものは多いです。ただ、その際には目的意識を持ってレッスンに臨むこと、レッスン以外の時間でも勉強を進めることがポイントとなります。レッスンの時間を無駄にしないためにも、レッスンごとに何を習得するか、何を練習するかを明確にしておきましょう。
例えば今回はレストランでの会話をマスターする、次回は発音の中でも自分の苦手なLとRの練習をするなどがあります。また、学んだ英語を定着させるには、レッスンの時間だけでは足りません。レッスンの予習・復習したり、英単語を暗記したりする時間を設けて、体に染み込ませるように反復することが英会話上達への近道となるでしょう。
自分のレベルに合ったテキスト教材を選ぶ
勉強をする際には、自分のレベルに合ったテキスト教材を選ぶことが重要です。自分の実力を考えないでテキスト教材を選ぶと、難しすぎて勉強が進まない、テキストを開くのが嫌になる場合もあります。逆に、易しすぎて煩わしくなり、モチベーションが下がることもあります。そのため、ある程度自分の英語力に合わせたテキスト教材を選ぶようにしましょう。
ではどうやって自分の実力を調べればいいの?と感じるかと思いますが、簡単にチェックをしたいのであれば産経オンライン英会話Plusのレベルチェックテストをご活用ください。無料体験レッスンでトライアル教材を使用すれば、その中でレベルチェックテストを受けられます。講師からレベルを伝える際は、
CEFR(Common European Framework of Reference for Languages:ヨーロッパ言語共通参照枠)のレベルになります。以下の表を目安としてCEFRと産経オンライン英会話Plusの教材レベルをご参照ください。
CEFR | 産経オンライン英会話Plus教材レベル |
---|---|
A1 | 初級 |
A2 | 初中級 |
B1 | 中級 |
B2 | 中上級 |
C1 | 上級 |
ビジネス英会話初級のテキスト教材はこちら
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初心者におすすめのリスニング勉強法
英会話をするならリスニング力が非常に大切です。どうしてリスニング力が大切なのかお伝えしつつ、リスニングの勉強方法についても下記4つの観点から紹介します。
英会話にはリスニング力が大切
英会話をするに当たってリスニング力をつけるのは大切なポイントです。会話をするには、相手の言っていることを受け取り、その発言に対する回答や
返事をします。会話をしている人同士が相手の話している内容を理解し、受け答えができてようやく会話が成立した、ということになるでしょう。日本語で置き換えてみると、例えば「今日は良い天気ですね」と言ったのに対して「私は元気です」と返事が来たら、どうでしょう?会話は成り立っていないですよね。これは英語で「It’s a fine day, isn’t it?(今日は良い天気ですね)」と投げかけたのに対して「fine」だけ聞こえて頭の中で「fineは日本語に訳すと『元気』か…」と考え、「I’m fine(私は元気です)」と答えるシーンを日本語で考えてみたものです。
ここからも分かるように、相手の言っていることがほとんど聞き取れない、もしくはまったく聞き取れない状態では英会話は成立しません。そのため、英会話初心者が踏むべき第1ステップとしてはリスニング力を鍛えて、相手がどういう単語を発しているのかを把握できる状態にすることが大切なのです。
独学でも大丈夫?
英語試験のリスニングで良い点を取りたい場合には、独学で音源を聞いて学ぶことも可能ではあるでしょう。ただ、注意しておきたいのが、英語試験で求められるリスニング力は一方向でのコミュニケーションとなります。その一方で、実際の英会話は双方向のコミュニケーションで、スピーキング力も必要ですし、話の間や相づちなども必要となります。その際のリアルタイムの感覚は、繰り返し英会話を練習して身につけるしかありません。もちろん独学での勉強も大切ですが、実際に生活で英語を使っている外国人と話す機会を増やしていきましょう。
そして、その外国人と話す機会を増やすのに役立つのが、安価でいつでもレッスンを受けられるオンライン英会話です。レッスン料金はスクール英会話と比べて非常に安価。1レッスン数百円程ですので、気軽にご利用いただけるのではないでしょうか。英会話を上達させたいのであれば、独学でも勉強を進めつつ、ぜひともオンライン英会話を活用して、実際に英語を話す機会をたくさんとることをおすすめします。最初はハードルが高く感じられるかもしれませんが、半年・1年と続けることさえできれば、きっと英会話力はついていきますよ。
発音を学ぶ
まずは1つ1つの音を学びましょう。日本語で「あ」という発音も英語には[α]、[æ]、[ə]、[Λ]の4種類があります。単音が分かる状態になったら、英単語ごとに発音の確認をしておきます。次は、単語と単語がつながることによる音の変化も学んでいきましょう。音を知ることによって相手の話していることを把握しやすく、理解しやすくなります。なお、発音の勉強や、習得した発音のチェックにはオンライン英会話などを活用するのもおすすめです。
英単語を学ぶ
語学を習得するには、語彙力は重要なポイントとなります。知らない英単語が多くなるほど、把握・理解できない内容が増えてしまいます。逆に言うと、知っている英単語が増えれば、多少文法が分からなくても相手の話している内容の意味を理解しやすくなるはずです。
英文法を学ぶ
英文法を知らなくては相手の言っていることを理解できない場合もあります。英会話を学ぶ上で、学校教育のように文法に気を取られすぎるのは良くありませんが、最低限中学レベルの文法は押さえておくべきです。中学レベルの文法知識で話していて、どうしても分からない表現があれば、そのタイミングで参考書などを辞書代わりに使って勉強してください。そうすることで、少しずつ難しい表現にも対応できるようになってくるでしょう。ただ、話す際には文法にとらわれすぎないよう気をつけましょう。
ディクテーションをする
ディクテーションとは、聞いた音声を書き取ることです。ただ聞き流すのではなく、単語・文章を意識的に聞き取る練習になります。ただ英語を聞くのではなく、ディクテーションにすることによって聞き流しを防ぐことができます。ディクテーションをする際にはオンライン英会話や、参考書についているCDなどを活用していきましょう。
初心者におすすめのスピーキング勉強法
リピーティング・オーバーラッピング・シャドーイングをする
リピーティング | 英語講師などの発する、あるいはCDから流れる正しい発音を聞き、それを真似して発音の練習をする方法のこと。 |
オーバーラッピング | 英文を見た状態で音声を流し、その正しい発音の英語に被せるようにして発音していく勉強方法のこと。 |
シャドーイング | 英文を聞きながら、少し遅らせて発音していく練習方法のこと。このときに英文は見ずに聞いた英文だけを頼りに言葉に出していきます。意味まで考える必要はなく、聞こえた英語を発音していきます。 |
例文を暗記する
英単語や英文法を学ぶのと同時に、例文を暗記しておくと良いでしょう。そうすることによって、英単語や英文法が頭に入りやすくなるとともに、スピーキングの際に言葉としてパッと浮かびやすくなるのです。
アウトプットを増やす
これまでは英単語や英文法の暗記などのインプットが中心となってきましたが、英会話の学習にはアウトプットを増やしていくことも大切です。相手の話していることは理解できるけれど、自分が伝えたいことを英語でどう表現したら良いのか分からない状況になることもあるでしょう。相手の質問に対して答えていく、自分発信で伝えたいことを言葉にするなど、アウトプットを増やしていきましょう。
初心者におすすめのライティング・リーディング勉強法
ここまで実践的な英会話力を身につけるために、知っておくべきことや勉強方法をご紹介しました。そのため、本題からは少しそれる内容ではありますが、ライティングやリーディングの勉強方法について知りたい方もいると思いますので簡潔にお伝えします。
初心者におすすめのライティング勉強法
ライティングの勉強方法としては、下記が挙げられます。
- 英文を見ながら書き写す
- 手帳に英語でスケジュールを書く
- 日本語で書いた文章を英訳して書く
- 日記を英語でつける
- 書いたものを英語圏の外国の友達にチェックしてもらう
- オンライン英会話や英会話スクールを活用する
初心者におすすめのリーディング勉強法
リーディングの勉強方法については英語試験ごとにまとめておりますので、ご興味のある方は以下をご参照ください。
TOEIC®L&R TESTのリーディング対策
英検®のリーディング対策とは?
TEAPⓇのリーディング対策とは?
初心者ならオンライン英会話やスクールを活用して英会話スキルを磨こう
英会話スキルを向上させる・維持するには継続的に実践を積んでいく必要があります。先にお伝えしたリスニング力・スピーキング力・ライティング力・リーディング力を向上させる方法で勉強しながらも、同時並行して英会話の実践練習も進めていきましょう。その際には継続的に英会話をしていく環境が必要になりますので、英語を話せる方が近くにいない場合にはオンライン英会話や英会話スクールを活用してみてください。
安価で続けやすいオンライン英会話がおすすめ
オンライン英会話なら、英会話スクールに比べてレッスン料金を抑えることができますし、いつでもどこでも気軽に受講できる魅力があります。
料金に関して言えば、英会話スクールのグループレッスンが1回のレッスンで約3,000円なのに対して、産経オンライン英会話Plusでは毎日25分のマンツーマンのレッスンが受けられるプランで月額6,380円(10%税込)です。1レッスン当たりに換算すると、税込みで205円となります。「講師の質はどうなの?」と疑問に思うかもしれません。産経オンライン英会話Plusでは採用率1.2%の狭き門を突破した方だけが講師になっています。
また、産経オンライン英会話Plusでは特に正しい発音ができるよう、レッスンを進めます。例えば、LとRの発音矯正があります。初心者・超初心者の方で、LとRの発音を使い分けられる方はほとんどいません。日本人の話す英語に慣れているオンライン英会話の講師ですから、LとRの発音が正しくなくても理解してもらいやすいです。発音が違っていても講師が汲み取って会話が成立するというわけです。産経オンライン英会話Plusでは、言いたい内容は理解できたとしても、発音の違いを指摘し、どうすれば正しい発音になるのかアドバイスをします。そうしてレッスンを進めていくことで、実践で役立つ正しい発音を身につけていくことができます。