ビジネス英語でよく使う単語とフレーズは？勉強方法もあわせて紹介

ビジネスシーンで英語を活用する際「どのように表現すればよいか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ビジネス英語は、日常会話で使用する英語とは異なる点が多いため、適切な表現を選ぶことが大切です。

この記事では、ビジネスでよく使う英語の単語やフレーズを7つの場面に分けて詳しく解説します。英語力を向上させる勉強方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ビジネス英語でよく使う単語とフレーズ

ビジネス英語は、正式な場面でのコミュニケーションに適した特有の単語やフレーズが使われます。ここでは、ビジネス英語でよく使われる単語やフレーズが、実際の業務でどのように役立つかを詳しく紹介します。

自己紹介編

ビジネスシーンにおける英語の自己紹介も、基本は日本語と同様の流れです。挨拶から始めた後に自分の名前を伝え、その後に役職や所属を簡潔に述べましょう。

仮に、名前が長い場合や発音が難しい場合には、ニックネームを添えることでより親しみやすくなります。ビジネスの場でも自信を持ってコミュニケーションを取るためにも、スムーズに自己紹介を行いましょう。

よく使う単語

自己紹介で役職や部署を正確に伝えるために、以下の単語を覚えておくとよいでしょう。

【代表的な所属名】

• Company：企業
• Corporation：株式会社（法人）
• Division/Department/ Section：部門
• Administration Department：総務部
• Human Resources Department：人事部
• Accounting Department：経理部
• Finance Department：財務部
• Planning Department：企画部
• Sales Department：営業部

【代表的な役職名】

• President：社長
• Department Manager：部長
• Division Manager：課長
• Section Chief：係長
• Supervisor：主任
• General Manager：支社長、部長
• Branch Manager / Office Manager：支店長
• Staff / Employee：役職を持たない従業員

よく使うフレーズ

自己紹介では、以下のようなフレーズがよく使われます。

Hello, I’m ○○ ○○○○. Please call me ○○.
（こんにちは、○○ ○○○○です。○○と呼んでください。）

参考書などでよく見かける「My name is～」も使用できますが、やや堅苦しく聞こえる場合があります。「I’m～」を使うことで、よりカジュアルで親しみやすい印象を与えられるでしょう。

次に、自分の役職や部署を簡潔に紹介します。

I’m in charge of Marketing Department.
（マーケティングを担当しています。）

自己紹介の締めくくりには、感謝や期待を伝えるフレーズを使いましょう。

It’s a pleasure to meet everyone.
（皆さんとお会いできて光栄です。）

I look forward to collaborating with you.
（皆さんと一緒に働けるのを楽しみにしています。）

こうしたフレーズを使うことで、ポジティブな印象を与え、スムーズなコミュニケーションの第一歩を踏み出せるでしょう。

スモールトーク編

スモールトークは、ビジネスシーンでの軽い雑談を指します。初めて会う取引先はもちろん、社内の人とも仕事の合間にスモールトークを取り入れることで、自然な会話を通じて良好な関係を築けるでしょう。

しかし、プライベートに踏み込んだ質問や政治、宗教などの話題は避けるべきです。一般的な話題や、相手が興味を持ちそうな内容を選ぶことが、スムーズなコミュニケーションへのポイントです。

よく使う単語

以下の単語は、ビジネスの場で自然なスモールトークを展開するのに役立ちます。会話を始めるきっかけとして使い、リラックスした雰囲気を作り出しましょう。

• Weather：天気
• Traffic：交通
• Event：イベント
• Vacation：休暇
• Food：食べ物
• Hobbies：趣味
• Sports：スポーツ

よく使うフレーズ

ビジネスにおけるスモールトークでよく使われるフレーズは以下のとおりです。

Did you have a good weekend?
（よい週末を過ごしましたか？）

Have you had a busy week?
（今週は忙しかったですか？）

スモールトークは単なる会話の始まりに留まらず、共通の興味や関心を見つける機会にもなります。

電話対応編

英語での電話対応は、相手の顔や口元が見えないため、対面の会話よりもハードルが高く感じる方も多いでしょう。しかし、日本語のビジネス電話で決まり文句があるように、英語でも電話でよく使う定型フレーズがあります。

ここでは、英語で電話を受けるとき・かけるとき別に使えるフレーズを紹介します。

よく使う単語

電話対応のスキルを高めるためには、よく使われる単語を把握しておくことが重要です。以下に、ビジネスでの電話対応時に頻繁に使用される単語を紹介します。

• Extension：内線電話
• Transfer a Call：電話を別の担当者につなげること
• Message：伝言
• Answering Machine：留守番電話
• Contact：問い合わせ

よく使うフレーズ

電話がかかってきたら、まずは受け手（A）が名乗り、所属部署を明示してから用件を尋ねます。

A：Thank you for calling ABC Corporation, Sales Department ○○ speaking. How can I help you?
（お電話ありがとうございます、ABC株式会社営業部の○○です。どのようなご用件でしょうか？）

電話をかけた側も名乗り、会社名を添えます。

B：Hello, this is ○○　○○○○ from DFG Corporation.
（こんにちは。DFG社の○○　○○○○です。）

相手の言っていることが聞き取れなかった場合の聞き返し方は、以下のとおりです。

A：I’m sorry, could you repeat your name?
（申し訳ありませんが、もう一度お名前を伺えますか？）

A：How do you spell your name, please?
（お名前のつづりを教えていただけますか？）

取り次ぎを頼む場合は、以下のように用件を添えると丁寧です。

B：May I speak to Mr. ○○? I’m calling to discuss the new project.
（○○さんと話せますか？新規プロジェクトの件でご相談があります。）

B：I’m returning a call from Ms. ○○.
（先ほど○○さんからお電話をいただいたようなので、折り返しお電話いたしました。）

次は、取り次ぎを頼まれた相手が自分であった場合の応答フレーズです。

A：That’ll be me.
または
A：This is ○○ speaking.
（○○は私です。）

こちらは、相手に少し待ってもらう場合やほかの人に代わってもらう場合に使えるフレーズです。

A：Would you mind holding while I will confirm that for you?
（確認いたしますので、少々お待ちいただけますか？）

A：Just a moment, please.
（少々お待ちください。）

次に、取り次ぎする場合のフレーズです。

A：I’ll put you through.
（ただいま電話をお繋ぎします。）

A：I’ll put you through to the person in charge. Hold the line, please.
（担当の者に代わりますので、少々お待ちください。）

しかし、担当者が不在の場合もあるでしょう。以下は、その場合の対応方法です。

A：I’m sorry, he/she is on another line.
（申し訳ありません、ただいまほかの電話に出ております。）

A：I’m afraid he/she is out right now.
（恐れ入りますが、ただいま外出中です。）

担当者が不在の場合も相手に失礼がないよう、以下のフレーズを活用してみましょう。

A：Would you like to leave a message?
（伝言をお預かりしましょうか？）

A：I’ll tell him/her you called.
（お電話があった旨伝えておきます。）

A：Should I have him call you back?
（あとで折り返しさせましょうか？）

電話を切る際にも、一言付け加えましょう。

A：Thank you for calling. Good bye.
（お電話ありがとうございました。失礼いたします）

A：I’m sorry I couldn’t help you much.
（お役に立てず申し訳ございません。）

メール編

初めて英語でビジネスメールを書くときは、どのように表現すればよいか迷うケースもあるでしょう。英語のビジネスメールも日本と同様に決まったフォーマットがあります。

そのため、基本的な構成を理解し、よく使われるフレーズを覚えてしまえば、後はそれほど難しくありません。基本ルールをマスターして、自信を持ってメールを書けるようにしましょう。

よく使う単語

以下は、メールでよく使う単語です。

• Attachment：添付ファイル
• Confirmation：確認
• Inquiry：お問い合わせ
• Meeting：会議
• Proposal：提案
• Request：依頼
• Response：返信
• Schedule：スケジュール
• Update：更新
• Urgent：緊急

よく使うフレーズ

メールでよく使うフレーズを理解しておきましょう。

I would like to schedule a meeting to discuss [topic].
（「トピック」についての会議を予定したいと思います。）

Please let me know a convenient time and date for you.
（ご都合のよい日時をお知らせください。）

Could you provide a quotation for [service/product]?
（「サービス/製品」の見積もりを提供していただけますか？）

I would like to inquire about [subject].
（「件名」について問い合わせたいのですが。）

Here is the update on [project].
（「プロジェクト」の進捗状況をお知らせします。）

We apologize for the [issue].
（「問題」についてお詫び申し上げます。）

Thank you for your inquiry regarding the [topic].
（「トピック」についてのお問い合わせありがとうございます。）

会議編

英語での会議に不安を感じる方も多いかもしれませんが、難解な単語が頻繁に使われるわけではありません。しっかり準備し、自信を持って会議に臨みましょう。

よく使う単語

以下は、会議でよく使う単語です。

・Purpose：目的

・Discuss：議論する

・Opinion：意見

・Agree：同意する

・Disagree：反対する

・Convince：納得させる

・View：見解

・Suggest：提案する

よく使うフレーズ

スモールトーク後に会議を始める際は、以下のフレーズを使用しましょう。

All right, shall we get started?
（さあ、始めましょう）

Let’s get down to business.
（ビジネスの話に移りましょう）

「Shall we start?」よりも「get started」を使うと、やわらかく洗練された印象を与えられます。

次に、会議の目的を確認します。

The purpose of today’s meeting is to discuss the marketing strategy for our new product.
（今日の会議の目的は、新製品のマーケティング戦略について話し合うことです。）

The purpose of today’s meeting is to finalize the budget.
（今日の会議の目的は、予算を最終決定することです。）

その後、議題を進めていきます。

In my view, the pricing strategy is crucial for this product.
（私の考えでは、価格戦略がこの製品にとって重要です。）

In my opinion, we should increase the marketing budget.
（私の意見では、マーケティング予算を増やすべきです。）

I’d like to hear your thoughts on this.
（これについてのあなたの考えを聞かせてください。）

I agree with you.
（あなたに賛成です。）

仮に、意見について反対がある場合は、以下のフレーズを使用しましょう。

I really can’t agree with you on that.
（その点についてあなたの意見には賛成できません。）

これらのフレーズを使いこなすことで、会議をより効果的に進められます。

プレゼンテーション編

英語のビジネスシーンで緊張しがちなシチュエーションに、プレゼンテーションがあります。しかし、英語力が障害となって自分の意見を伝えられないのはもったいないことです。

緊張を和らげるには「万全の準備」をしてプレゼンテーションに挑むのが効果的です。

よく使う単語

単語を理解し、使いこなせるように準備しておくことで、プレゼンテーションの質が向上し、内容がより明確に伝わります。

・Pie Chart : 円グラフ

・Bar Chart : 棒グラフ

・Line Chart : 折れ線グラフ

・Percentage : 割合

・Increase : 増加する

・Decrease : 減少する

・Analyze : 分析する

・Emphasize : 強調する

・Overview : 概要

・Conclusion : 結論

よく使うフレーズ

プレゼンテーションで頻繁に使用されるフレーズを覚えておくと、スムーズで効果的な発表ができます。

Hello, everyone. I’m pleased to be here today. My name is ○○ ○○○○, and I’m with ABC Corporation, responsible for the marketing department.
（みなさんこんにちは。本日はお招きいただきありがとうございます。私はABC社の○○ ○○○○で、マーケティングを担当しています。）

Today, I’ll be discussing the marketing strategies for our new product.
（今日は、我が社の新製品のマーケティング戦略についてお話しします。）

My presentation is divided into three key sections. First, we’ll look at…
（私のプレゼンは3つの主要なセクションに分かれています。最初に、…）

I want to highlight that we’ve reduced the price compared to our previous offerings.
（価格設定を従来の商品と比較して下げたことを強調したいと思います。）

フレーズを押さえておけば、聞き手にわかりやすく、しっかりとしたプレゼンテーションを行えるでしょう。

会計・経理編

ビジネスシーンでは、数字や収益、給与などお金に関連する話題は避けて通れません。業界や業種を問わず頻繁に使われるため、ここで紹介する単語やフレーズをしっかりと押さえておきましょう。

よく使う単語

会計や経理の業務では、特定の単語を正しく理解し使用することが重要です。

・Revenue：収益

・Expenses：経費

・Profit：利益

・Fund：資金

・Budget：予算

・Interest：利子

・Debt：債務

・Reimbursement：払い戻し

・Quotation：見積もり

・Commission：手数料

・Loss：損失

・Assets：資産

・Liabilities：負債

・Equity：株主資本

よく使うフレーズ

会計や経理の業務では、正確なコミュニケーションが重要です。以下のフレーズを使いこなすことで、会計や経理業務でのやり取りがより効率的になります。

Could you send me a quotation, please? 
（見積もりを送ってもらえませんか？）

Is the budget secured on this project? 
（このプロジェクトの予算は確保されていますか？）

I’m planning to take paid holiday next month. 
（来月有給休暇を取るつもりです。）

The reimbursement for the travel expenses has been processed. 
（旅行経費の払い戻しは処理済みです。）

Please approve the expense report by the end of the day. 
（本日中に経費報告書を承認してください。）

ビジネス英語を勉強する前の確認事項

ビジネス英語を勉強する前に、まずは以下の内容を明確にしておきましょう。

現在の英語レベルはどのくらいか

ビジネス英語を学習する前に、まず自分の現在の英語力を把握することが重要です。英語力のレベルが分かれば、どの分野や能力を重点的に強化していく必要があるかが明確になります。

自己分析を行い、各スキルについて、どの程度の力があるかを確認しましょう。その際、TOEICやTOEFLなどの公的な英語試験を受験し、客観的な指標を得るのもよい方法です。

現在の英語力を正確に把握することで、効果的な学習計画を立てられます。

勉強する目的はなにか

モチベーションを維持するためにも、単に英語力を向上させたいだけではなく、具体的な目標を設定しましょう。具体的な目標があれば、学習のモチベーションを維持しやすくなり、学習成果も得られやすくなります。

たとえば「半年でビジネス会話の基礎をマスターし、社内の国際会議で自信を持って発言できるようになる」といった具体的な目標を設定するとよいでしょう。さらに、英語学習の成果が見えにくい期間もあるため、その過程で小さな成功体験を積むことが重要です。

日々の努力が目に見える形で現れるように、段階的に目標を設定し、達成度を確認しましょう。

どのようなスケジュールで勉強を進めていくのか

ビジネス英語の学習は、長期的な取り組みが必要です。そのため、週に何時間勉強するか、どのようなメニューで学習するかなど、自分のライフスタイルに合わせて無理のない計画を立てることが大切です。

たとえば「1日に英語テキストを10ページ進める」または「30分間オンライン英会話で学ぶ」など、具体的な目標を設定し、逆算してスケジュールを立てるとよいでしょう。とくに、忙しい会社員の場合、朝や昼休み、通勤時間などを有効活用するのもよい方法です。

計画的に学習を続けることで、確実に英語スキルを向上させていけるでしょう。

いつまでに目的を達成するのか

ビジネス英語の習得には通常、長い時間がかかります。そのため、期限を設定しないと、進捗が不明確になり、ただ漠然と努力を続けてしまう可能性があります。

1年以内に目標を達成する、または6か月で特定のスキルを習得するなど、具体的なスケジュールを立てることが大切です。目標達成の期限を明確にすることで、計画的に学習を進めやすくなります。

どこの国の英語を習得するのか

国によって英語の表現や言い回しが異なるため、自分が活躍したいビジネス分野やターゲットとする国の英語を習得することが重要です。

たとえば「お元気ですか？」の表現も、アメリカでは「how are you?」イギリスでは「How’s it going?」オーストラリアでは「How’er ya goin?」と異なります。ほかにも、語彙や発音に違いがあります。ビジネス英語を学ぶ際には、どの国の英語に焦点を当てるかを決めてから学習を進めましょう。

また、その国の文化や習慣、ビジネスマナーなども学習することで、英語力だけでなく、コミュニケーション能力の向上にもつながるでしょう。

どのくらいの費用が必要となるか

ビジネス英語を習得するには、独学やスクール、オンラインコースなどさまざまな方法がありますが、それぞれにかかる費用は大きく異なります。勉強を始める前に、どれくらいの予算を用意するかを決めることが重要です。

たとえば、無料のWebコンテンツやYouTubeを利用すれば、コストを抑えながら英語力を高めることも可能です。一方で、専門的なスクールを選べば、相応のコストがかかります。

予算をあらかじめ設定し、その範囲内で最も効果的な学習方法を選ぶことで、無理なく学習を進められるでしょう。

ビジネス英語の勉強方法

ビジネス英語の勉強法はさまざまですが、それぞれに長所短所があるため、自分に合った方法を選ぶことが重要です。

以下では、独学、英会話コーチングスクール、オンライン英会話、短期留学の4つの学習方法について詳しく解説します。

１．独学

独学でビジネス英語を学ぶことは十分に可能です。書籍、Webコンテンツなどを活用することで、自分のペースで効率的に学習を進められます。

また、独学のメリットには、学習場所や時間の自由度が高く、コストを抑えられる点が挙げられます。通勤中や自宅での学習が可能で、費用も少なくて済むでしょう。

なお、初級者は、基礎から応用までを網羅した書籍を選ぶのがおすすめです。すでに基礎がある方は、ビジネスシーンで使える書籍や業界特化型のテキストが役立ちます。ほかにも、英語のニュースサイトやビジネス雑誌を読むことで、ビジネス英語の語彙が自然と身につくでしょう。

しかし、自己管理やモチベーションの維持が難しく、途中で挫折するリスクもあります。モチベーションが低下したり、学習に行き詰まったりした場合は、英会話教室やオンライン英会話を併用するのもひとつの方法です。独学と併用することで、より効果的にビジネス英語を習得できます。

２．英会話コーチングスクール

英会話コーチングスクールは、プロの講師による指導で、実践的なスキルを効率的に習得できるのが特徴です。

自分のレベルに合わせたカリキュラムが用意されるため、学習内容が適切にカスタマイズされます。定期的なフィードバックやテストもあり、自分の進捗状況を把握しながら学習を進められるでしょう。

一方で、スクールに通うための費用が高額になりやすい傾向にあります。また、決まった時間に通学する必要もあります。そのため、金銭的にも時間的にも、負担がかかってくる可能性があるでしょう。

最近では、完全オンラインでコーチングを受けられるサービスも増えてきており、価格も通学するプランと比較して半分程度で受けられますので、

３．オンライン英会話

オンライン英会話は、パソコンやスマートフォンを使って、場所や時間に縛られずにいつでも気軽に受講できるのが大きなメリットです。インターネット接続さえあれば、忙しい日常の中でも、仕事や家事の合間に学習を続けられるでしょう。

一方で、学習のメリハリがつけにくい点が挙げられます。自宅で受講するため、集中力の維持が難しいケースも少なくありません。また、サポート体制が整っていないサービスもあるため、選択時には注意が必要です。

産経オンライン英会話Plusでは、ビジネス英語を含む1800種類以上の教材のなかから自由に選んでレッスンが受けられます。2回無料で体験レッスンもできるので、英語を話せるようになりたい方は一度試してみてはいかがでしょうか。

４．短期留学

短期留学では、実践的な環境で英語を学習できるのが大きな魅力です。24時間英語に囲まれた環境で学ぶことで、急速に語学力を向上させられます。

ほかにも、留学先での宿泊にホームステイを選ぶことで、現地の家庭との交流を通じた日常会話の練習が可能です。また、企業訪問やインターンシップの機会が組み込まれている場合もあり、実際のビジネスシーンを体験できます。

しかし、短期留学には語学学校の受講料に加えて、航空券代、宿泊費、食費などコストがかかります。また、仕事を休む必要があり、長期間の休暇が取れないと難しいでしょう。

社会人や時間・コストに制約が多い方には、フィリピン留学がおすすめです。レッスンはマンツーマンで行うことが多く、欧米圏に比べて費用も安価です。中にはテレワークができる時間を設けている学校もありますので、完全に仕事から離れることはなく学習することも可能です。

英語漬けの生活を体験し、高いモチベーションを保ちながら集中して学ぶのに最適な方法ですが、費用や時間の管理を十分に考慮して計画的に進めましょう。

ビジネス英語に関するQ&A

ここでは、ビジネス英語に関するよくある質問とその回答を詳しく解説していきます。

必要な語彙数は？

ビジネス英語を効果的に話すには、約7,000〜10,000語の語彙数が求められます。しかし、業界や職種によっては、専門的な単語や業界固有の用語も必要になるため、さらに広範な語彙力が求められるケースも少なくありません。

なお、一般的なコミュニケーションに必要な語彙数は、約1,500語です。また、TOEICで700点を目指すには約3,000〜4,000語の語彙数が必要です。

TOEICで700点レベルに達することで、専門的な会話や文書作成、プレゼンテーションなどの複雑なコミュニケーションがスムーズに行えるようになります。

そのため、ビジネス英語の語彙力を高めるには、日常の英会話に加え、ビジネスに関連する特殊な言い回しや熟語なども合わせて学習するとよいでしょう。

習得にかかる時間は？

英語の習得にかかる学習時間は、目標とするスキルレベルや個々の能力によって異なります。一般的な英会話スキルであれば、約1000時間から3000時間の学習が必要です。

そのなかでも、ビジネス英語の学習では、ビジネスレベルのメールやレポート作成、会議で積極的に発言する力など、目指すスキルや達成したい目標によってさらに学習時間が必要となってきます。

そのため、すでに中級レベルの英語力を持っている場合でも、ビジネス英語の基礎を固めるためには追加で200〜300時間の学習が必要です。追加時間により、実務に直結するスキルを身につけられるでしょう。

たとえば、プレゼンテーション能力を磨きたい場合は、まずはビジネス用語やフレーズを学び、その後、実際のプレゼンテーションを模擬する練習に時間を費やします。これらの練習に加えて、フィードバックを受けながら修正・改善を繰り返すことで、より効果的にスキルを習得できるでしょう。

さらに、異なるビジネスシチュエーションを想定したロールプレイやシミュレーションを通じて、即座に対応できる反応力を養うことが求められます。継続的な学習と実践が重要です。

おすすめのサービスは？

ビジネス英語の習得には一般的な英語力に加えて、専門的な語彙やコミュニケーションスキルが必要とされます。効率的にビジネス英語を習得するには、自身のレベルや目標に合った適切な学習方法を選ぶことが重要です。

なお、ビジネスシーンで活かせる英語力を獲得したい方は、コーチング型の英語学習サービスがおすすめです。コーチング型の英語学習サービスは、一般的な英会話スクールとは異なり、個別の学習計画に基づいて進捗を管理しながら学習を進められます。

最大の特徴は、学習者一人ひとりの目標に合わせて、最適な学習プランを設計し、定期的に学習状況を確認しながら必要なフィードバックを提供することです。そのため、モチベーションを保ちつつ、効率的に学習を進めることが可能です。

なお、産経オンライン英会話Plusは、ビジネスシーンを想定した多彩な教材を用意しております。プレゼンテーションや会議、メールのやり取りなど、実際のビジネスで直面する場面をもとにしたカリキュラムを組めるため、学んだことがすぐに実践で活かせるのが魅力です。

産経オンライン英会話Plusでは、リスニングとスピーキングに特化したコーチングサービスも提供しています。プロのコーチが一人ひとりにあわせた学習プランを立案し、二人三脚でサポートいたします。無料相談会も承っておりますので、ぜひお問い合わせください。

まとめ

グローバル化にともない、現代のビジネス環境では、英語を使いこなすことが求められるケースも少なくありません。しかし、ビジネス英語を身につけたいと思っていても、知らない単語やフレーズ、発音への不安を感じている方も多いしょう。

しかし、近年では小学校3年生から英語を学び始めます。言い換えれば、子どもでも英語をしゃべっているのです。そのため、適切な学習方法とサポートを得て、毎日コツコツと学び続ければ、必ず成果が現れるでしょう。

産経オンライン英会話Plusは、日常会話からビジネスシーンに特化した英語、さらには職業別の専門英語まで、個々のニーズに合わせたサポートを提供しています。採用率わずか1.2%の厳選された講師陣から即戦力となるビジネス英語を学びたい方は、無料体験レッスンにぜひ参加してみてください。