ニューヨーク・ファッション留学質問コーナー【Hinako vol.41】

ニューヨーク・ファッション留学質問コーナー【Hinako vol.41】

2025年02月06日 9時38分

ニューヨーク・ファッション留学質問コーナー【Hinako vol.42】

本記事は、5000名以上の海外進学をサポートしてきたヒューマン国際大学機構(HIUC)の卒業生Hinakoさんにより、自身の海外大学での経験を執筆いただいています。現在は留学先のFIT(ファッション工科大学)を卒業されニューヨークで活躍されているHinakoさんですが、記事は通学いただいていた時から作成いただいており、執筆当時の情報が含まれておりますので、最新情報は案内元のサイトも合わせてご確認ください。


産経ヒューマンラーニングでは、ヒューマン国際大学機構(HIUC)からサポートを引継ぎ、海外大学進学サポートを行っております。詳しくはこちらをご確認ください。

Hey, guys! こんにちは、Hinakoです☀︎

今回はニューヨークファッション留学に関するFAQ(Frequently asked question)、よく聞かれる質問に答えていこうと思います!

1.ひなこさんのバックグラウンドが知りたいです

私のバックグラウンドについてよく聞かれるので少し紹介したいと思います!

中学2年生の時に先生の影響で英語の勉強が大好きになり、趣味が英語勉強になる。

親に中学、高校の長期休みを使ってアメリカに短期留学をしたいと説得するもまんまと3年間NOと言われる。

大学の進路を迷っていた時に海外大学進学の道がある!と閃く。

親を説得して、HIUCの『海外大学現役進学科』に入学、純ジャパのまま高校卒業後パロマカレッジに入学。Fashion merchandising 専攻。

海外留学を反対している親を説得させる方法とは?【Hinako vol.1】

(説得方法に関してはこちらから笑)

その後FITに編入。コロナで休学をはさみ、現在Fashion Business Management専攻の3年生です!

2.コミカレからFITへの編入を考えています。編入は難しかったですか?

FIT編入はできないことではないですが、とても難しかったです。

全て自分でやらないといけないし、海外大学なこともあり、手続きがうまくいかなかったりニューヨーク時間でオフィスが開くまで夜起きて、電話して何回も確認したり、出願プロセスを一通り思い出しても大変でした。

編入準備は全部1人でやったので、今思い出しても、本当によく頑張ったな。と思います。I am so proud of myself!だし、大変だった分、合格した時は泣き崩れました笑

もちろんですが、FITのウェブサイトを熟読しなければいけないし、書類に不備がないのかオフィスにメールをしたり、電話したり、それらの問題解決ができるほどの英語力が必要です。

私は実際に編入する前にFITに行って、キャンパスツアーに参加したり、Admission officeのカウンセラーと話したりしました。その後、その時にあったカウンセラーの方と、1年ほど連絡をとり続けました。1人でも頼れる人がいると、すぐに連絡を取ることができて便利でした。

そしてここで重要なのが、FITは特殊でFITのバチェラー( Bachelor’s Degree 学士号)を取得するには、FITのアソシエイト (Associate Degree 準学士号)が必要です。

なので三年次にFITに編入したとしても、1年間でAAS(アソシエイト)を取り直すコースに入り直して、そのあとにバチェラーに進むことになるので、編入の場合、卒業には最低でもコミカレ2年、FIT3年、計5年間かかります。

通常2年間かかるAASですが、コミカレから編入できている為、一年でAASを取れるコースに入学できるという訳です。

同じ州のコミカレを卒業したとしてもこれは起こることなので、4年でちゃんと卒業したい場合は、1年次からFITに通うことをおすすめします。

また編入プロセスで大切なのがタイムマネージメント力。

大体、4年大の出願準備を始めるのが10月〜11月ごろ。この時期はファイナルの勉強もあるし、出願準備でコミカレにあるカウンセラーオフィスに行かないといけなかったし本当に忙しくしていました。

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編入に関してはここにもいっぱい書いたのでぜひチェックして見てください!

前もって知っておきたい 四年制大学編入を成功させるコツ 【Hinako vol.15】

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3.入学条件を見たのですが、英語の点数が足りてないので、FIT行く前にファッションが学べる大学に行こうか語学学校に行くかでもすごく迷ってます。

ファッション知識や海外経験がない場合は、語学学校ではなく、ちゃんとした大学(コミュニティカレッジ=2年制大学)に入ってからFITに編入すると、準備ができていいと思います。私はFITに行く前にコミュニティカレッジに通って、ファッションの基本知識と英語を上達させてから編入しました。

FITにいる日本人って、高校が海外だったり、日本でもインターでIBプログラムだったとか、私みたいな純ジャパで海外経験がない人はほとんどいないんですよね。

他の留学生も、本当に留学生なの!?ってくらい完璧な英語を話すのでアドバンスレベルの英語力が必要になります。私の場合、コミカレ2年間の間で英語を上達させることができたので、あの2年間は本当に必要な時間だったと思っています!

英語力を上げておくはもちろんですが、専攻の分野に付いて勉強しておくと◎

私の場合は、パロマカレッジで2年間、Fashion Marchandisingについて勉強して、FITではAdvertising and and Marketing Communicationsという専攻を学んでいるのですが、パロマカレッジで使っていた教科書をFITでも使ったり、あ、これ前に勉強したな!と思うことが多くあります!

デザイン専攻でFITに入学したいけど、ポートフォリオの製作に自信がない、、、という方は『PI Art center』がおすすめ。留学生向けのポートフォリオ制作予備校なので、ここに入ってから、FITに合格した友達が数人います。

4.ファッションを学びたくて、HIUCの提供校のジェネシー,サンタモニカ,パロマで迷っています。ひなこさんがパロマにした理由が知りたいです。

私も最初その3択で悩んでいました。

最終的に、立地的にLAにも、サンディエゴにも行くことができ、比較的学費の安いパロマにしました!

また、アメリカの西と東、両方の生活をして見たかったのと、両方のファッションを学んでいると強みになるかな?と思ったからです。カリフォルニアの天候の良さも憧れでした。

ジェネシーをやめた理由は、ニューヨークの田舎にあるのでファッションを勉強するには都会の方がいいのかなと思ったからです。18年間東京で育ったので田舎に住むことに不安がありました。実は、サンタモニカが第一希望だったのですが、ジェネシーやパロマに比べて学費が少し高く、FITでお金がかかると思っていたので、先のことを考えてパロマにすることにしました。

最終的にパロマにした感想としては、パロマを選んで本当によかったと思っています。

最初はパロマのあるサンマルコスが少し田舎で好きになれなかったけど、住んで一年くらいたってからだんだんいろんなことに慣れてきて大好きになりました!海もすぐ近くにあるし、LAと比べると綺麗だし、ホームレスもいないし、ちょっと田舎だけど私はサンマルコスが大好きです。

コミカレでの勉強も比較的簡単だったし、現地では有名な『Fashion Week San Diego』というところにインターンできたり、パロマのファッションのクラスも楽しいものばかりで、FITに入学する前にアメリカの生活に慣れることができたし、なにより、ファッション知識と英語のbaseを学ぶことができたので満足でした!

学校内でできることもそうですが、学校外で何ができるかも大事です。

パロマだとLAやサンディエゴに行ってファッションウィークに参加したり、パロマは学校外でのopportunityがジェネシーより多いイメージでした。

ジェネシーからNYCまで、車で8時間かかると友達は言ってました。(私はパロマが大好きなのでいろいろ書けるのですが、ジェネシーについては友達からしか聞いた情報しかないのであまりジェネシーのいい部分が書けずすみません。HIUCのカウンセラーさんに聞いて見てください!)

パロマからLAまでは車で2時間半、サンディエゴなら30分で行けます。

また、NYとカリフォルニアのファッションはまったく違うので、ファッションの好みで場所を選ぶのもいいと思います!カリフォルニアは年中暖かいので、ほとんど夏服。パーカーやストリートスタイルが盛んです。NYだと四季がちゃんとあるのでlayering style が楽しめます。

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5.休日は何をしていますか?

コミカレにいた2年間はホストファミリーと暮らしていて、子供も4人いたので、休日は必ずホストファミリーがどこかに連れて行ってくれていました!親戚も多かったので、その親戚のお家に行ってディーナーパーティーもよくしていました。

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ニューヨークにきてからは、課題、インターン、バイトがもっと忙しくなったので、テスト期間中は特に休日がないくらいですが、友達と古着屋さん巡りしたり、ピクニックしたり、ディナーパーティーしたり、色々しています!

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6.お家はどうやって探しましたか?

ニューヨークに初めてきた時は学校の寮に少しの間住んでいました。

FITの寮は全部で4つあります。

寮は大学内でのコネクションを作りやすく、マンハッタンの中心にあるので立地も最高なのですがやっぱり高めです。

寮をでてからは、mixbというニューヨーク在住日本人用のサイトで、大家さん直結で連絡できて、手数料のかからない物件に住みました。

ちなみにデザイン専攻の友達は、ファブリックや定規など、作品作りをするのに必要な持ち物がいっぱいあるのでマンハッタンなど、学校の近くに住んでいる子が多いです。

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7.インターンシップはどうやってgetしましたか?

私がニューヨークにきてから経験したインターンは全て友達から紹介してもらったものです。日本にいる時からインスタでニューヨークにいるファッション学生さんにメッセージを送り、最終的にその1人から紹介していただいたのが、ニューヨークファッションウィークをカバーする雑誌のインターンです。

アメリカにいるとコネクションの大切さに本当に気付かされます。私の周りの友達も、インターンをしている子が多いですが、ほとんどが友達やプロフェッサーからの紹介です。

FITを通してもインターンを探すことはできますが、正直競争率が高くて難しいです。学校を通さず、Linked in という就活サイトから直接応募してインターンをゲットしている人が多いイメージ。今、私はちょうど秋学期のインターンにむけて、学校のカウンセラーと準備している最中なので頑張ります!

カウンセラーさんはレジュメの書き方、カバーレターの書き方、インタビューの練習など、しっかりサポートしてくれます。

Hinako Ishii

日本の高校を卒業後、カリフォルニア州の2年制大学にてファッションマーチャンダイジングを専攻し卒業。その後、ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT “Fashion Institute of Technology”)でファッションビジネスマネジメントを学び、今年5月に卒業。

在学中には、THE ROW、Proenza Schouler、Carolina Herreraといった著名ブランドでVIPインターンとして経験を積み、サラ・ジェシカ・パーカー、アリアナ・グランデ、ジェニファー・ローレンスなど多くのセレブリティのスタイリングアシスタントを務める。

また、手作りのバッグブランドを立ち上げ、現在はコンテンツクリエイターとしてニューヨークで活動しながら、日本企業の海外進出のサポートなど幅広く活躍しています。