Fashionのクラスで学んだこと 【Hinako vol.11 番外編】
2025年01月21日 12時33分
本記事は、5000名以上の海外進学をサポートしてきたヒューマン国際大学機構(HIUC)の卒業生Hinakoさんにより、自身の海外大学での経験を執筆いただいています。現在は留学先のFIT(ファッション工科大学)を卒業されニューヨークで活躍されているHinakoさんですが、記事は通学いただいていた時から作成いただいており、執筆当時の情報が含まれておりますので、最新情報は案内元のサイトも合わせてご確認ください。
産経ヒューマンラーニングでは、ヒューマン国際大学機構(HIUC)からサポートを引継ぎ、海外大学進学サポートを行っております。詳しくはこちらをご確認ください。
Hey, guys! こんにちは、Hinakoです!
Palomar college でFashion merchandising 専攻だった私が学校で具体的にどんなことを学んだのか紹介したいと思います!
Fashion merchandisingはデザインというよりはビジネス系の専攻です。
Fashion Textiles
授業はレクチャーとラボラトリーに分かれていて全部で約4時間です。
レクチャーでは基本的に課題の確認や先生の話を聞きます。
私のクラスでは毎週教科書にのっているTextileの用語のDefinition(定義)を調べてパワーポイントにして
毎週グループごとにプレゼンをします。
布や素材の1つ1つの性質や、糸がどのように作られているのか学びました。
どの生地がどの場所に向いているのか考えながら家のブランケットやカーテンデザインを考えたりもしました。
ファイナルでは西陣織についてプレゼンしました!
Visual merchandising
私のお気に入りのクラスでディスプレイデコレーションを学びます。
バランス、ハーモニー、季節感、色、影を考えながらディスプレイデザインします♡
ディスプレイ案はグループに分かれてクラスメイトと一緒に作るのですが、
教室全体をシーズンに合わせてデコレーションしたり、クリスマスが近くなると図書館を飾りました!
これらは私がクラスメイトと一緒に作ったディスプレイです!
Fashion Analysis
トレンドリサーチについて学びます。
今どんな物がなぜ流行っているのかまとめてエッセイを書いたりしました!
他にも、人間の体型(body type)はH body type ・Y body type ・I body type ・A body type ・X body typeがあり、
肩幅が大きいタイプのY body typeの人はどんな洋服を着た方がいいのかまとめたりします!
Fashion buying and management
私のお気に入りのクラスの1つ!
自分で1つブランドを作り、ターゲットを絞ったり、イベントをする上でのお金の使い方、
コンセプトボードの作り方、ストアレイアウト、マーケティングプランニング、イベントプランを学びます。
なんとこのクラス、Fashion Week San Diegoの創始者の方が教授だったんです!
実際にその人がビジネスで経験したことを聞きながら授業を受けられたのでとっても為になった!
Evaluation of ready to wear
すでに売られている洋服について詳しく学ぶ授業です。
ボタン・ファスナー・リボン・糸・縫い目の種類を覚えた上で
ブランドの違う2つのジャケットをなんで値段が違うのがEvaluation(評価)しました。
値段が高い方は低い方に比べて縫い目が綺麗、ポケットの数が多いなどまとめたりします。
Fashion history
ファッションの歴史について学びます。
いろんな時代の映画を見てコスチュームにどんな特徴があるか、
昔の時代設定をしているドラマや映画内のコスチュームはその時代にちゃんとあってるのか間違い探しをしたりしました。
他にも、雑誌から昔のファッションからインスピレションを受けている洋服を探したり、
洋服以外にも、カツラ、靴、アクセサリー、などの移り変わりを学びました。
私はファイナルで振袖についてと、日本の伝統的な柄のことをプレゼンしました。
Fashion industry
ファッションアイコン、デザインプロセス、や世界的に有名なデザイナーについて詳しく学んだり
Fashion業界ではどんな仕事があるのか、名刺や履歴書の書き方を学びました。
ファイナルで私はChristian Diorについてプレゼンしました。
Digital design for fashion
Adobe illustratorというパソコンソフトを使って パソコン上でデザインをします。
初めは直線・曲線の書き方から始まってTシャツやスカートを作れるようになって、
最後のファイナルは自分でブランドを作って6つ分のコーディネートを作りました。
ブランドコンセプトやカラーポード、イメージボードを1から作るので大変でしたが、
自分の好きなようにできるのでとっても楽しかった!
Retailing and promotion
このクラスはビジネス専攻の生徒さんと一緒に受けるもので、
広告やマーケティングについてより深く学びました。
ゲストスピーカーがよく来てその人がやっているビジネスの体験談を聞けました。
Fashion show presentation
学校で行われるファッションショーを1から作るクラス。
ビジネスを専攻している生徒はMusic, Modeling, Production planner, Visual merchandisingの グループに分かれて
ショーで使う音楽を決めたり、モデルオーディションをしたり、ケータリングを申し込んだり、VIPスペースのデザイン、
パンフレット製作、デコレーションを作ったりしました!
当日はバックステージでモデルのフィッティングを手伝うのですが、
すぐにモデルにドレスを着させないといけないので戦争です。笑
ちなみにデザインを専攻している生徒はこのショーで自分のコレクションを発表します。
全体を通してテストはプレゼンが多かったです!
もちろんグループプレゼンもあってグループでプレゼンを作る際、
Google docの共有の機能を使えばみんなそれぞれのパソコンから一つのパワーポイントを作ることが出来るので、
とても便利でよく使っていました!
日本だとファッションを学ぶとなると専門学校に入らないといけないですが、
アメリカだと普通の大学でここまで詳しくファッションを学ぶことができます!
英語もファッションも同時に学べたので私的には大満足でした!
次回はインターンやファッションの仕事について書きたいと思います!
Hinako Ishii
日本の高校を卒業後、カリフォルニア州の2年制大学にてファッションマーチャンダイジングを専攻し卒業。その後、ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT “Fashion Institute of Technology”)でファッションビジネスマネジメントを学び、今年5月に卒業。
在学中には、THE ROW、Proenza Schouler、Carolina Herreraといった著名ブランドでVIPインターンとして経験を積み、サラ・ジェシカ・パーカー、アリアナ・グランデ、ジェニファー・ローレンスなど多くのセレブリティのスタイリングアシスタントを務める。
また、手作りのバッグブランドを立ち上げ、現在はコンテンツクリエイターとしてニューヨークで活動しながら、日本企業の海外進出のサポートなど幅広く活躍しています。