TOEIC®TESTのスピーキング対策を徹底解説!高得点のコツと勉強法

TOEIC®TESTのスピーキング対策を徹底解説!高得点のコツと勉強法

TOEIC®には、TOEIC® L&R TEST(リスニング+リーディング)の他に、TOEIC® S&W TESTS(スピーキング+ライティング)やTOEIC®SPEAKING TESTのようにスピーキング力を測るテストがあります。まずはTOEIC®のスピーキングテストの概要から見ていきましょう。その後は、ワンポイントアドバイスと対策方法をお伝えします。

TOEIC®のスピーキングテスト基礎知識

実践で使える英語力をアピールするのにTOEIC®SPEAKING TESTが役立つ

入試・就職活動・キャリアアップ・海外赴任の際にはTOEIC® TEST のスコアが求められることがありますが、それは TOEIC® L&R TEST のスコアです。一般にTOEIC®と言えばTOEIC® L&R TESTを指しますが、最近では「聞く・読む」能力だけでなく「聞く・読む・話す・書く」の英語4技能を求められるようになっています。そのためか、TOEIC® TESTSの受験者数は右肩上がりとなっており、2018年度には約3万9,300人にまで至っています。また、スピーキングテストだけを受けたいという要望に応じ、2016年1月からはTOEIC® SPEAKING TESTという公開テストが始まりました。

希望する学校や企業に英語力をアピールするため、また実践で使える英語力を身につけるため、スピーキングの勉強をして高いスコアを獲得していきましょう。

スピーキングの勉強方法としては、英単語・表現・発音などを勉強することも大切ですが、何と言っても英語でのやり取りを増やすことが大切。できれば毎日英語に触れることが望ましいです。スピーキングの勉強をするならオンライン英会話の活用がおすすめです。
英会話スクールでは週に1~2回程のレッスンとなるケースが多いですが、オンライン英会話なら毎日レッスンを受けられます。金額もリーズナブルですので、ぜひ一度ご検討ください。

テストの受験料

試験の種類 受験料
(10%税込)
追加申込み期間の受験料
(10%税込)
試験日・時刻・会場の変更手数料
(10%税込)
TOEIC® S&W(TOEIC® SPEAKING & WRITING TESTS)
スピーキング+ライティング
10,450円 13,200円 2,750円
TOEIC® SPEAKING TEST
スピーキング
6,930円 8,745円 1,815円

TOEIC® SPEAKINGの場合にはライティングのテストがない分、受験料は安いです。ライティングテストの勉強をしている暇がない場合や、スピーキングテスト力だけを測りたい場合にはTOEIC® SPEAKINGの受験を検討してみてください。

2022年度・2023年度の実施スケジュール

TOEIC® S&W TESTSとTOEIC® SPEAKING TESTが開催されるのは年24回です。1日に2回(午前と午後)テストがあり、年に12日(土曜または日曜)となります。

実施 申込期間
2022年10月9日(日) 2022年8月5日(金)10:00 ~ 2022年9月22日(木)15:00
2022年11月6日(日) 2022年9月9日(金)10:00 ~ 2022年10月21日(金)15:00
2022年12月4日(日) 2022年10月7日(金)10:00 ~ 2022年11月18日(金)15:00
2023年1月15日(日) 2022年11月4日(金)10:00 ~ 2022年12月28日(水)15:00
2023年2月12日(日) 2022年12月16日(金)10:00 ~ 2023年1月27日(金)15:00
2023年3月5日(日) 2023年1月13日(金)10:00 ~ 2023年2月17日(金)15:00

出典:(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会「TOEIC SPEAKING & WRITING TEST テスト日程・申込

当日のタイムスケジュールと持ち物

当日のタイムスケジュール

当日のタイムスケジュールに関しては、TOEIC® S&W TESTSもTOEIC® SPEAKING TESTもおおよそ変わりません。決められた時間帯にテスト会場に入りますが、その時間を過ぎてしまった場合には受験ができないため注意が必要です。テスト会場へは早めに到着するように計画的に行動してください。

テスト会場に入った後は、本人確認書類の確認・公式認定用の写真撮影をして指定された席に座ります。なお、TOEIC® S&W TESTSの場合もTOEIC® SPEAKING TESTの場合もテストの時間は決められていません。受付で配られる受験のしおりを読み、準備が整い次第それぞれテストを開始します。開始時刻が違うように、終了時刻も受験者によって異なります。

■TOEIC® S&W TESTSの入場時間
テスト当日は1日2回行われ、受験者は午前と午後のうち決められた時間帯でテストを受けます。テスト会場に入れる時間帯は以下の通りです。

午前の部 午後の部
入場時間 10:30~10:45 13:45~14:00

試験時間はスピーキング約20分・ライティング約60分の、合計約1時間20分でテストは終了です。テストを終えた方から順に帰宅ができます。

■TOEIC® SPEAKING TESTの入場時間
TOEIC® SPEAKING TESTも1日に2回テストが行われます。受験票を確かめ、決められた時刻に間に合うようにテスト会場へ移動してください。

午前の部 午後の部
入場時間 9:15~9:30 16:00~16:15

試験時間は約20分で、こちらもテストが終わった方から順に帰宅する流れとなります。

当日の持ち物

TOEIC® S&W TESTSとTOEIC® SPEAKING TESTのどちらのテストも、当日の持ち物は本人確認書類のみです。日本で発行され、有効期限内の写真つきの本人確認書類(コピー不可)が必要となります。以下のいずれかをお持ちください。

  • 運転免許証
  • 学生証/学生手帳/生徒手帳
  • パスポート(パスポートは海外発行も可)
  • 個人番号カード
  • 住民基本台帳カード
  • 外国人登録証明書
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書
  • 運転経歴証明書
  • 障害者手帳(身体/精神)

なお、当日に忘れてしまった場合には受験できませんのでご注意ください。

産経オンライン英会話Plusからのワンポイントアドバイス!

履歴書に記載するにはいつまでに受験すればいい?

就職・転職希望者が履歴書に載せたいと考え、受験する方もいるでしょう。その場合には少なくとも履歴書を作る1ヶ月前には受験してください。テスト結果はOfficial Score Certificate(公式認定証)として、試験日から30日以内に発送されますが、届くまでには数日かかることもありますので、余裕を持って2ヶ月前までに受験しておくと安心です。なお、インターネットから申し込んだ場合には試験日から17日後に、インターネットでスコアを確認できるようになります。いち早く試験結果を知りたい場合、履歴書を作るまでに時間のない場合にはインターネットから申し込みましょう。

ビジネスで使う場合には何点を目指せばいい?

ビジネスシーンで英語を話す場合には、スピーキングが200点満点となっているのに対して、160点を目指しましょう。TOEIC® の公式サイトにはスコア別に、どのくらいの能力があるかを説明してくれています。

レベル スコア 能力
8 190~200点 一般的に、レベル8に該当する受験者は、一般の職場にふさわしい継続的な会話ができる。意見を述べたり、複雑な要求に応えたりする際の話の内容は大変わかりやすい。基本的な文法も複雑な文法もうまく使いこなし、正確で的確な語彙・語句を使用している。また、質問に回答し、基本的な情報を提供することができる。発音、イントネーション、強調すべき部分がいつも大変わかりやすい。
7 160~180点 一般的に、レベル7に該当する受験者は、一般の職場にふさわしい継続的な会話ができる。的確に意見を述べたり、複雑な要求に応えることができる。長い応答では、以下の弱点が一部現れることがあるが、意思の伝達を妨げるものではない。
・発音、イントネーションにわずかだが問題があり、話すとき、躊躇することがある
・複雑な文法構造を使うときにいくつか誤りがみられることがある
・不正確な語彙・語句の使用がいくつかみられることがある
また、質問に回答し、基本的な情報を提供することができる。書かれたものを読み上げる際の英語は大変わかりやすい。
6 130~150点 一般的に、レベル6に該当する受験者は、意見を述べたり、複雑な要求に対して、適切に応えることができる。しかしながら、少なくとも部分的に意見の根拠や説明が聞き手にとって不明瞭なことがある。これには、以下の理由が考えられる。
・話さなければならない時、発音がはっきりしない、またはイントネーションや強調すべき部分が不適切である
・文法に誤りがある
・使用できる語彙・語句の範囲が限られている
また、ほとんどの場合、質問に回答し、基本的な情報を提供することができる。しかしながら、しばしば内容は理解しにくい。書かれたものを読み上げる際の英語はわかりやすい。

出典:(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会「スコアの目安

話す内容の要点をメモする習慣をつけよう

これまではスピーキングテスト中に「メモを取る行為」は禁止となっていましたが、2019年6月からはノートテイキング(メモを取ること)が可能になりました。 スピーキングの問題の中には、問いが出された後に準備の時間が用意されている問題があります。答える内容を考えている時間に、話す内容をメモしておけるようになったのです。準備時間と言っても短く、30秒~45秒程度ですので、短い時間にパッと思いついたことをメモしておき、思考を整理しましょう。

TOEIC® SPEAKING TEST対策方法

スピーキングテストの出題形式と問題ごとの対策方法

スピーキングテストの問題は全部で11問です。出題傾向は大きく6つに分かれており、問題が進むにつれて難易度が高くなっていく傾向があります。
また、第1問が始まる前にはマイクテストとして、自分が住んでいる街並みの様子を聞かれます。この内容はテストの結果には反映されませんが、的確に音量調節をするため、そして緊張をほぐすために、おおよそ話す内容は決めておきましょう。

内容 問題数 解答時間 課題概要 評価基準 採点スケール
Read a text aloud
(音読問題)
2 各問45秒
(準備時間 各45秒)
アナウンスや広告などの、
短い英文を音読する
発音
イントネーション、アクセント
0~3
Describe a picture
(写真描写問題)
1 45秒
(準備時間 45秒)
写真を見て
内容を説明する
上記の事柄すべてに加えて
文法
語彙
一貫性
0~3
Respond to questions
(応答問題)
3 15秒または30秒
(準備時間 0秒※各質問とビープ音の間に3秒)
身近な問題についてのインタビューに
答えるなどの設定で、設問に答える
または、電話での会話で、設問に答える
上記の事柄すべてに加えて
内容の妥当性
内容の完成度
0~3
Respond to questions
using information provided
(提示された情報に基づく応答問題)
3 15秒または30秒
(準備時間 45秒
※各質問とビープ音の間に3秒)
提示された資料や文書(スケジュール等)に
基づいて、設問に答える
上記の事柄すべて 0~3
Propose a solution
(解決策を提案する問題)
1 60秒
(準備時間 45秒)
メッセージなどを聞き、その内容を
確認した上で問題の解決策を提案する
または、会議の内容を聞き、その内容を
確認した上で、問題の解決策を提案する
上記の事柄すべて 0~5
Express an opinion
(意見を述べる問題)
1 60秒
(準備時間 30秒)
あるテーマについて、
自分の意見とその理由を述べる
上記の事柄すべて 0~5

出典:(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会「テストの形式と構成

問題1~2の内容と対策方法

内容 問題数 解答時間 課題概要 評価基準 採点スケール
Read a text aloud
(音読問題)
2 各問45秒
(準備時間 各45秒)
アナウンスや広告などの、
短い英文を音読する
発音
イントネーション、アクセント
0~3

最初の2問は、音読の問題です。アナウンスや広告などの短い文章が画面に表示され、この文章を音読するという比較的簡単な問題となっています。音読の前には45秒の準備時間が与えられますので、この間に文章に目を通し、強調する箇所やリンキング(発音時の音のつながり)の箇所を確認しておきます。45秒経過すると試験官からBegin reading aloud now(読み始めてください)と合図がありますから、指示に従って音読してください。

事前の対策としては、正しい発音を覚える方法があります。日本語のほとんどが母音で終わる一方、英語の場合には子音で終わる言葉や、子音だけで発音する言葉があります。日本人はこの子音が上手くない傾向にありますので、まずは音ごとの違い、発音の仕方を覚えましょう。そして、英単語を覚えるときには、そのときに正しい発音もインプットしてください。発音の仕方に関しては、英会話スクール・オンライン英会話で外国人講師にその場でアドバイスしてもらうのが効率良く勉強できます。発音に関する参考書もありますので、興味があればそちらも合わせて勉強してみましょう。

なお、表の右端にある「採点スケール」は採点の際に使用するものです。この場合は0~3の合計4つのランクに評価が分けられ、すべての問題のスケールを基に統計的処理し、200点満点のスコアに変換されます。

問題3の内容と対策方法

内容 問題数 解答時間 課題概要 評価基準 採点スケール
Describe a picture
(写真描写問題)
1 45秒
(準備時間 45秒)
写真を見て
内容を説明する
上記の事柄すべてに加えて
文法
語彙
一貫性
0~3

3問目では日常生活を表す1枚のカラー写真が表示され、その写真を説明するようにして描写します。45秒の準備時間が与えられた後、Begin speaking now(話し始めてください)と合図がありますので、それまでは話す内容を考えましょう。 話す内容については特に指定はなく、適切な語彙・語句を使い、相手が理解しやすいように説明することがポイントとなります。「そこに何があるのか」、「どんな人がいるのか」、「何色なのか」、「天気はどうか」など、その写真から分かることを表現します。

例えば、八百屋の写真の場合にはThis is the picture of fruit and vegetable shop.(これは八百屋の写真です。)のように言葉で説明していきます。対策方法としては、日常生活での風景を見て、頭の中で表現してみてください。信号や電車を待っているときに考えてみたり、電車やバスから見える風景を英語に置き換えたりする勉強方法があります。思い浮かばなかった場合には調べることで、語彙や語句の知識を広げることができます。

問題4~6の内容と対策方法

内容 問題数 解答時間 課題概要 評価基準 採点スケール
Respond to questions
(応答問題)
3 15秒または30秒
(準備時間 0秒※各質問とビープ音の間に3秒)
身近な問題についてのインタビューに
答えるなどの設定で、設問に答える
または、電話での会話で、設問に答える
上記の事柄すべてに加えて
内容の妥当性
内容の完成度
0~3

問題4~問題6までは応答問題となります。投げかけられる質問に対して、準備の時間なく解答することになります。ただし、解答までの間にはピープ音(ブザーのような音)が3秒流れますので、その間に考えることができます。ピープ音が消えたら解答を開始してください。

解答する時間は、問題4と問題5は15秒、問題6の場合には30秒となります。質問自体は難しくなく、例えば以下のような問題が出されます。

How often do you watch television? (どのくらいの頻度でテレビを見ますか?)
Describe your favorite television program. (あなたのお気に入りの番組を描写してください。)

ポイントは解答までに3秒しかないため、瞬発力が必要となります。これは経験が重要です。日常的に英会話をしていれば、予想外の質問が来た場合でも固まることなく、臨機応変に質問に答えやすくなるでしょう。それから、好きなテレビ番組や好きな食べ物など、身の回りにある様々なトピックについて英語で説明できるようにしておくとテストの際に役立つ可能性があります。

また、本来コミュニケーションを取る際には自分の主張・考えを、相手に伝えることが大切です。しかし、テストでスコアを取ることを目的とした場合には、自分が真に考えていることを伝えなくても問題はありません。例えば「あなたのお気に入りの番組を描写してください。」という問題に対して、質問に答えやすいテレビ番組をピックアップして説明すれば良いのです。本当は複雑な設定のあるドラマがお気に入りでも、答えやすそうな、クイズ番組や設定の分かりやすいドラマを選択しても構わないのです。

問題7~9の内容と対策方法

内容 問題数 解答時間 課題概要 評価基準 採点スケール
Respond to questions
using information provided
(提示された情報に基づく応答問題)
3 15秒または30秒
(準備時間 45秒
※各質問とビープ音の間に3秒)
提示された資料や文書(スケジュール等)に
基づいて、設問に答える
上記の事柄すべて 0~3

問題7~問題9は、先ほどの応答問題と似ています。問題4~問題6の応答問題は口頭でのやり取りなのに対して、こちらは画面に情報が表示され、それを基にして3つの質問が出題されるというものです。

セミナーに関する資料が使われる場合を例に見ていきましょう。
最初に、セミナーに関する資料を読む時間が45秒間与えられます。「場所はどこか」、「セミナーの開始時刻は何時か」、「セミナーは何時間か」といった質問がされますので、準備の45秒のうちにどこに何があるかを確認し、内容もざっと読んでおきましょう。準備時間が終わると質問されるので、ここに書いてある情報を活用しながら解答していきます。それぞれの問題を解答する前にはピープ音(ブザーのような音)が3秒流れますので、その間に情報を整理して話す準備をします。ピープ音が止まったら解答を始めてください。

問題7~問題9への対策方法に関しては、問題4~問題6までと同じように日常的な英会話を増やすことがポイントとなります。繰り返し会話の受け答えを練習しておくことで、会話慣れしておくことがポイントです。また、英会話スクールやオンライン英会話で、こうしたテキストを使ってレッスンをしてもらうのも1つの手でしょう。

問題10の内容と対策方法

内容 問題数 解答時間 課題概要 評価基準 採点スケール
Propose a solution
(解決策を提案する問題)
1 60秒
(準備時間 45秒)
メッセージなどを聞き、その内容を
確認した上で問題の解決策を提案する
または、会議の内容を聞き、その内容を
確認した上で、問題の解決策を提案する
上記の事柄すべて 0~5

問題10は、スピーキングテストの中でも難易度の高い問題で、問題文に対して解決策を提案するものです。まずは様々なシチュエーションで困っている方が相談している問題文が読み上げられます。例えば、ATMでカードが戻ってこない場合の相談や、注文と異なる商品が送られてきた場合の相談などです。これに対して、お客様サポート部門のメンバーなどの立場から解決策を提示します。

どの立場から解答するかについては文章が読み上げられた後に、画面にRespond as if you ~.という文章が表示されます。この「~」に当たる部分が解答する立場を示していますので、注目してください。文章が読み上げられた後、45秒の間に解答の準備をします。Begin speaking now(話し始めてください)と合図がされたら、解答を始めてください。

まずはリスニング力の向上が求められます。どういうことに困っているか、その方の状況を把握する必要があるのです。話の要点をメモして置き、解答を組み立てましょう。聞き取れた内容を基に解決策を考えるのですが、テンプレートを覚えておきましょう。

① 挨拶と立場に合わせた自己紹介ならびにお礼
Hi, Mr. ~ / Ms. ~.
This is ~, from ~
Thank you for using our services.
お礼の仕方に関しては立場に合わせて変更してください。

② 相手の状況を再確認
I received your message and understood your problem. You told us that ~.

③ 解決策の提示
We will do whatever we can do. First, ~. Second, ~.

④ 最後の挨拶
If you have any other questions, please feel free to contact me.
Thank you again.

こうした解答の大枠を知っておくことで、準備時間の45秒の間に解決策を考えることに注力できます。ただし、この文言は一例です。自分が覚えやすい、あるいは発音しやすい文章を考えておきましょう。

問題11の内容と対策方法

内容 問題数 解答時間 課題概要 評価基準 採点スケール
Express an opinion
(意見を述べる問題)
1 60秒
(準備時間 30秒)
あるテーマについて、
自分の意見とその理由を述べる
上記の事柄すべて 0~5

問題11も、難易度の高い問題です。提示されるテーマに対して、自分がどう考えるか意見を述べるものです。まずはナレーターの話す音声を聞きます。その後30秒の準備時間があり、Begin speaking now(話し始めてください)と合図を受けたら60秒間で解答します。

出題の形式が先ほどの問題10と類似していることからも分かるように、対策もほとんど同様です。まずは、どのような音声が流れたのかを確実に聞き、メモを取りましょう。解答を考えるときにはまず、自分の本意でなくても構わないので、答えやすい意見を決めます。「答えやすい」というのは、理由を説明しやすい意見ということです。主張とともに、理由や具体例を考えます。なお、解答の際には以下のテンプレートを活用すると良いでしょう。

① 自分の意見
I agree to ~. / I disagree to ~.
I believe ~.

② 理由や具体例
I have three reasons. First, ~. Second, ~. Finally ~.
For example, ~.

③ 反対意見
Actually, ~.

④ 結論
In conclusion ~.
So, I agree to ~.

このテンプレートを参考にして、覚えやすいフレーズや、発音しやすいフレーズを考えみてください。

その他の対策方法とは

スピーキングテストの問題ごとの対策方法についてお伝えしましたが、スピーキングの対策として、そもそも意識すべき対策方法を3つご紹介します。

公式問題集を使う

試験対策で大切なのは出題傾向を知ることです。どのような問題がどのくらい出題されるのかを知り、その対策をしましょう。先にも出題傾向はお伝えしましたが、問題集・参考書を活用し、体に慣れるまで繰り返し勉強してください。

TOEIC S&Wの公式問題集

公式問題集(TOEICⓇ S&W TESTS)

出典:(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会「TOEICR Speaking & Writing 公式 テストの解説と練習問題

英単語の発音も覚える

英語学習において英単語を覚えることは大切ですが、それだけではなく発音の仕方も合わせて覚えることでスピーキングの際にもリスニングの際にも役立ちます。正しい発音が分からない方は、参考書で勉強したり、周りに外国の方がいれば発音を指摘してもらうこともおすすめです。また発音記号を覚えておけば初見で見た単語でも発音ができるようになりますので、ぜひ覚えてみてください。効率的に単語も発音も覚えることが可能になります。

英会話の機会を増やす

スピーキングに関しては、事前に考えている内容を話す能力だけでなく、その場で質問された内容に回答する瞬発力も必要となります。会話では当然自分の想定していなかったことが聞かれることもあります。そうしたときに冷静かつ柔軟に対応するには、経験・慣れが必要になるでしょう。特にスピーキングテストでは準備時間はいずれも1分以内ですし、解答時間も1分以内です。準備には短い時間しかありませんが、その中で説明できるようにまとめます。準備の段階で話す内容が浮かばない場合や話がまとまっていない場合には、解答の際に止まってしまうなどして1分以内に収めることができません。日常的に英会話をするとともに、自分の会話を60秒以内、30秒以内、15秒以内でまとめる練習をしてみると良いでしょう。

オンライン英会話や英会話スクールを活用して対策しよう

対策としてご紹介した「英単語の発音も覚える」、「英会話の機会を増やす」に関しては、独学で行うのは難しいです。そこで役立つのがオンライン英会話や英会話スクールです。講師の正しい発音を聞くことができますし、発音に関するアドバイスをもらうこともできます。また、継続的にレッスンを行うことで英会話に慣れることができ、受け答えが落ち着いてできるようになるでしょう。

安さが魅力のオンライン英会話!産経オンライン英会話Plusでスピーキング対策をしてみませんか?

オンライン英会話は、英会話スクールと比較して料金が安い特徴があります。英会話スクールの場合は教室で講師と受講生が直接膝を突き合わせてレッスンをします。その一方で、オンライン英会話の場合には教室が必要にならない分、費用を安くできる特徴があります。特に対面にこだわるのでなければ、費用を安く抑えられるオンライン英会話を試してみてはいかがでしょうか。具体的な料金としては、産経オンライン英会話Plusでは毎日25分フィリピン人講師とのマンツーマンレッスンを受けられるプランで月額6,380円(10%税込)です。これは1レッスン当たり税込みで205円となります。

費用は安いと言えど、いきなりオンライン英会話に申し込むのは抵抗がある…。そんな方のために無料体験レッスンをご用意しております。

フィリピン人講師2回、ネイティブ講師または日本人講師1回のレッスンを無料でお試しいただけます。無料体験お申し込みの後、自動的に料金が発生することはないので、ご安心してお申し込みください。

ここまでTOEICのスピーキングについてご紹介しました。今回ご紹介した内容を参考に、勉強を進めてみてください。
また、産経オンライン英会話PlusではTOEICのリスニングとリーディングの試験を受験する方向けのレッスンもご用意しております。もしリスニングとリーディングを受験する方は、こちらもご参照ください 。


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*L&R means LISTENING AND READING.
*S&W means SPEAKING AND WRITING.