日常英会話で使える例文集!シーンごとに使える便利なフレーズを紹介
2025年01月28日 6時58分

英会話を学ぶにあたって、例文を暗記して活用するのは有効な方法のひとつです。日常生活ですぐに使えるシンプルな例文をいくつか覚えておけば、海外へ旅行に行った際に役立つでしょう。
この記事では、英語が苦手な人でも自信を持って英会話ができるように、ありがちな場面ごとに使える英会話の例文を紹介します。効率的に英文を覚えるやり方も解説するため、参考にしてください。
目次
日常英会話で使える例文!挨拶
挨拶で使える表現について学びましょう。まずは、よく使われる「Hey」や「Hi」などの違いについて解説します。
「Hey」「Hi」「 Hello」挨拶の違い
英語の挨拶でよく使われるのは以下3つです。
それぞれの違いについて解説します。
Hey
「Hey」は、カジュアルな場面で使うフレンドリーな挨拶表現です。主に親しい友人や家族など、リラックスした関係性の相手に向けて使われます。
一方、ビジネスやフォーマルな場では、馴れ馴れしさが強く出てしまうため、使用を控えたほうがよいでしょう。また「Hey」は、相手の注意を引く際にも使われます。語尾や声のトーンを変えることで、異なるニュアンスを伝えることが可能です。
たとえば「Hey, are you coming tonight?」というように、軽い確認をする際にも役立ちます。
Hi
「Hi」は、英語圏の汎用的な挨拶のひとつです。日本での「はじめまして」に相当する表現として、カジュアルな場面や初対面の挨拶で気軽に使用できます。
英語圏では、挨拶の際にお辞儀などの動作を伴わないため、軽い手振りとともに「Hi」と言えば、十分な挨拶となります。親しい友人や家族、同僚といった間柄だけでなく、店員や見知らぬ相手にも、使用することが可能です。
たとえば「Hi, how are you doing?」などと言えば、相手に軽く近況をたずねる形で会話を始められます。
Hello
「Hello」は、フォーマルさを保ちつつも親しみやすい挨拶として、幅広いシーンで活躍する表現です。「Hi」や「Hey」より丁寧で、初対面の相手やビジネスの場面、目上の人に対しても使えます。
離れた場所にいる相手に手を振りながら「Hello」と声をかけることで、簡単に挨拶ができ、相手に礼儀正しい印象を与えることが可能です。実際、スピーチの冒頭でも「Hello, everyone.」から自己紹介に進む形式でよく使用されています。
たとえば、取引先の相手に初めて会うといったフォーマルな場面においても「Hello, nice to meet you.」と言えば、フレンドリーさもありつつ、好印象を与えられるでしょう。
挨拶をするときに使える表現
「Hey」や「Hi」のほかに、以下の表現も挨拶の際に使用できます。
それぞれの表現について解説します。
What’s up?
「What’s up?」は、軽い挨拶として親しい間柄でよく使われる表現で、カジュアルなシチュエーションにぴったりです。友人や同僚とすれ違った際や気軽に声をかけたいときに使用できます。
直接的に相手の近況を尋ねるというよりは、軽い雰囲気で会話を始める合図のようなものとして機能します。また、同じような意味を持つ表現に「How’s it going?」がありますが、同様の意味合いで使用することが可能です。
Nice to meet you!
「Nice to meet you!」は、初対面の人に対して使う英語の挨拶です。直訳すると「あなたに会えてうれしい」という意味ですが、日本語の「はじめまして」と同様に、最初の出会いを挨拶する表現として用いられます。
I’m happy to meet you.
「I’m happy to meet you.」は、初対面の相手に対して、会えたことへの喜びをより強く伝える表現です。一般的な「Nice to meet you.」より感情がこもったフレーズであり、ビジネスシーンやフォーマルな場面で好印象を与えます。
また「I’m glad to meet you.」と少し違ったニュアンスで使用することも可能です。この表現は、相手に対して親しみや感謝の気持ちを込めたいときに便利です。
すぐ使える基本の相づち
今から使える英語の相づちを6つ紹介します。
I got it. / Sounds good. / Really?
I see. / Of course. / Me too.
I got it.
「I got it.」は「わかりました」といった意味で、相手の発言や指示を理解した際に使える相づちです。日常会話ではとくによく使われる表現で、軽いトーンで返事をしたい時に適しています。
ビジネスシーンでも、同僚や上司の指示を理解したことを短く伝える際に便利です。「I understand.」「I see.」に比べてよりカジュアルな印象を与えるため、リラックスした会話に向いています。
Sounds good.
「Sounds good.」は「いいですね」という意味を持つ、相手の提案や意見に同意する際のフレーズです。相手から提案を受けたときなど、相手のアイデアに前向きな反応を示したい場合に使えます。
Really?
「Really?」は、驚きや興味、時には軽い疑いを示す際に使える便利なフレーズです。日本語の「本当に?」「そうなんですか?」に相当し、相手の話を聞いたときに自然なリアクションとして用いられます。
会話に柔軟性を持たせるため、カジュアルな会話やビジネスの場面でも幅広く使えますが、トーンによって相手に与える印象が変わるため、注意が必要です。
I see.
「I see.」は、相手の説明や話を理解したことを示すフレーズです。日本語の「わかりました」に相当し、とくに新しい情報を得た際に使われます。
Of course.
「Of course.」は、「もちろん」や「当然です」という意味を持つ表現で、相手の依頼や質問に対して快く承諾する際に使います。相手に協力的な姿勢を示し、ビジネスやカジュアルなシーンでも広く使えるため、汎用性の高いフレーズといえるでしょう。
Me too.
「Me too.」は、相手の発言や感情に同意し、同じ気持ちや意見を持っていることを表現する相づちです。日本語では「私も同じです」という意味に相当し、日常会話でよく使用されます。
たとえば、相手が「I love this movie.」と言った際に「Me too.」と返せば、自分も同じ映画が好きだと伝えられます。
雑談をするときに使える表現
以下のトピックで雑談する際に使える表現を紹介します。
どのような相手でも上記のトピックに関する話はできるため、使える表現を理解して英会話力を高めておきましょう。
出身
相手の出身について尋ねるのは、雑談の始まりとして一般的ですが、聞き方には注意が必要です。とくに、外見で相手を判断して無意識に外国人扱いをしてしまうと、失礼にあたる場合があります。
訪日観光客であれば問題ありませんが、相手が長く日本に住んでいる場合や見た目だけで判断すると誤解を招く場合もあるため、相手の背景に配慮した質問を心がけましょう。
たとえば「Where were you born?(どこで生まれましたか?)」や「Where did you grow up?(どこで育ちましたか?)」といった質問が考えられます。きちんと相手に配慮を示したうえで出身に関する会話すれば、距離を縮めるきっかけとなるでしょう。
仕事
雑談で仕事について話すことは、相手との距離を縮めるよいきっかけになります。仕事に関する質問は、会話を展開しやすいテーマであり、互いの興味や日常生活について知る手助けとなるでしょう。
ビジネスシーンだけでなく日常的な会話でも相手が何をしているのかを尋ねることで、共通点を見つけたり、より深い話題に発展させたりすることが可能です。
たとえば「What do you do for a living?」は、相手の職業を尋ねる一般的な質問です。直訳すると「生きるために何をしていますか?」という意味ですが、仕事が何かを尋ねる英文です。
ほかにも「How is your work?(仕事はいかがでしょうか?)」で相手の仕事の状況や近況や「When will you finish work?(仕事はいつ頃終わりますか?)」で相手のスケジュールや予定についても話題を広げたりできます。
趣味
趣味についての話題は、雑談のなかでもとくに盛り上がりやすく、相手との距離を縮める効果があります。趣味の話は互いに興味を引き出しやすく、共通点が見つかればさらに話題が広がるでしょう。
趣味について尋ねる際の一般的な質問は「What is your hobby?(趣味はなんですか?)」です。ほかにも「What do you do in your free time?(余暇は何をしていますか?)や「Do you play any sports?(何かスポーツはしていますか?)」なども会話に便利な表現です。
予定
相手との会話で予定について話題にすることは、会話の流れを作り出す効果的な方法です。未来の予定について話す場合、時制が未来形になるため、その点に気を付けましょう。
たとえば「Do you have any plans for next holiday?」と聞けば、次の休日の予定について尋ねることが可能です。質問に対して、相手は「I’m going to go to the beach.(ビーチに行く予定です)」などと答えるでしょう。
旅行で使えるフレーズ
旅行中、以下の場面に遭遇することが多々あるでしょう。
それぞれのシーンで使える英語フレーズを紹介しますので、参考にしてください。
移動・交通機関
旅行中、地下鉄やバスなどの公共交通機関を利用することもあるでしょう。しかし、初めての場所ではどこで降りるべきか、改札はどこにあるのかなど、戸惑うことも少なくありません。
そのようなときに使える英語フレーズは、以下のとおりです。
I’d like to get from A to B.(AからBまで行きたいのですが)
How can I get A?(Aまではどのように行きますか?)
Where is A?(Aはどこですか?)
Does this bus go to A?(このバスはAに行きますか?)
Could you let me know when we get to A?(Aに着いたら教えていただけますか)
食事
旅行中に食事をする際、レストランでの注文や会計はスムーズに行いたいものです。そのためには、以下のフレーズを覚えておく必要があります。
Could you take my order?(注文お願いできますか?)
I’ll have this one.(これをください)
That’s all.(以上です)
May I get the check / bill, please.(お会計をお願いします)
Do you accept credit cards?(クレジットカードは使えますか?)
Could we pay separately?(別々にお会計できますか?)
ホテル
旅行中の宿泊施設として、ホテルを利用する人は多いでしょう。スムーズにチェックインやチェックアウトを行うために、以下の基本的なフレーズを覚えておくと便利です。
I’d like to check in.(チェックインをお願いします)
I’d like to check out.(チェックアウトをお願いします)
Could you keep my baggage?(荷物を預かっていただけますか?)
I’m here to collect my baggage.(預けていた荷物を取りに来ました)
買い物
旅行先でお土産や特産品を買う機会は多く、その際に使える以下の英語フレーズを知っておくと、安心して買い物が楽しめます。
I’m looking for A.(Aを探しています)
I’m just looking, thank you.(見ているだけです)
May I try this on?(試着してもいいでしょうか?)
Do you have this in any other colors?
(これの色違いはありますか?)
Do you have this in a larger /smaller size?
(これの大きい/小さいサイズはありますか?)
How much is this?
(これはいくらですか?)
こちらの記事では、英会話初心者向けの学習法について解説しています。具体的な学び方や上達するためのコツも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
ビジネスで使えるフレーズ
以下3つの場面は、ビジネスでよく遭遇するでしょう。
それぞれのシチュエーションで使えるフレーズをいくつか紹介します。
会議・打ち合わせ
ビジネスシーンにおいて、会議や打ち合わせは重要なコミュニケーションとなります。そのため、スムーズに議論を進めるために以下のフレーズを覚えておくとよいでしょう。
All right, let’s get started.
(それでは始めましょう)
Let’s move on to the agenda.
(議題に入りましょう)
We are here today to discuss the marketing strategy for our new product.
(私たちは本日、新商品のマーケティング戦略について議論するために集まりました)
In my opinion / From my perspective~(私の意見ですが~)
I agree with you. / I share the same view.(あなたの意見に賛成です)
I have some reservations on your point.
(あなたの意見に少し懸念があります)
プレゼンテーション
英語でプレゼンを行う際、以下の流れで話を進めると落ち着いてスタートできます。
Hello, everyone. It’s a pleasure to have you here.
(皆さんこんにちは。お会いできて光栄です)
Allow me to introduce myself. I’m Hiroshi Sato, representing A Corporation.」
(自己紹介させてください。A社の佐藤博です)
Today’s focus will be on our new product’s marketing plans.
(本日は、新商品のマーケティング戦略についてお話しします)
My presentation today will be broken down into three parts.
(本日のプレゼンは3つのパートに分かれています)
その後、詳細な話を入ると、聞き手に何の話をしているのかが伝わりやすくなるでしょう。
電話対応
英語での電話対応は難しく感じるかもしれませんが、以下の基本的なフレーズを覚えておけば、スムーズに対応できるようになります。
Hello, this is A Corporation, Sato speaking. How may I help you?
(こんにちは、A社の佐藤です。ご用件をお伺いします)
I’m sorry, could you please repeat your name?
(申し訳ありませんが、もう一度お名前を教えていただけますか?)
How do you spell your name?
(お名前のスペルを教えていただけますか?)
I’ll connect you now.
(おつなぎします)
Would you hold for a moment?
(少々お待ちいただけますか?)
I’m afraid, Kato is not available at the moment.
(申し訳ございませんが、加藤はただいま不在です)
Thank you for your calling.
(お電話いただき、ありがとうございました)
こちらの記事では、社会人で英語の勉強を始めたい方に向けて、おすすめの勉強法を解説しています。メリットやポイントも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
英会話上達のための例文暗記のやり方は?
これまでに紹介してきた例文を暗記する際、おすすめのやり方は以下の3つです。
それぞれの方法について解説します。
音声を確認する
英会話の例文を覚える際、音声を確認するのが効果的です。その際、音声を文字に書き写した「スクリプト」があるとよりよいです。CD付きの参考書や英語学習アプリなどを利用すれば、スクリプト付きの質の高い教材を簡単に見つけられるでしょう。
また、映画やドラマの中から実際に使われているフレーズを選んで学ぶのもひとつの方法です。こうしたリアルな表現を取り入れると、より実践的な英語力が身につきます。
例文を覚える際、まずはスクリプトを見ずに音声だけを何度か聞いてみましょう。最初は理解できなくても、繰り返し聞くうちに少しずつ耳に慣れてきます。
数回聞いた後にスクリプトを確認し、自分の予測と照らし合わせてみると効果的です。聞き取れなかった部分があれば、その箇所を中心に重点的に練習するとよいでしょう。
シャドーイングする
シャドーイングとは、音声を聞きながらほぼ同時に読み上げられた内容を声に出して繰り返す練習法です。聞こえてきた音声をそのまま真似するため、発音の正確さやリズムを体得し、自然な英語の発声を身につけられる効果を期待できます。
シャドーイングは、聞き取った英語をそのまま読み上げる練習のため、英語学習を始めたばかりの頃は難しいかもしれません。その場合は、短い音声をゆっくり流したり、馴染みのある音声を使ったりすると、効果的に練習できます。
暗唱する
暗唱も効果的な練習方法のひとつです。暗唱する際は、例文を完全に覚えてスクリプトを見ずに発声することを目指しましょう。
暗唱を続けると、文法や語彙の使い方だけでなく、英語のリズムやイントネーションなども自然に身につけることが可能です。また、会話のなかで自信を持って話す力も養われます。
暗唱する際は、発音やイントネーションに注意を払い、話している内容を理解するのがポイントです。文法構造を意識しながら、使われている単語の意味を把握することで、実際の会話でも応用しやすくなります。
音読やシャドーイングを行う前に、発音や音の本質を知ることで、より聞き取りやすくなります。産経オンライン英会話Plusの「mimitore」は、リスニングと発音の専門コーチングプログラムです。弱点をコーチが分析し、目的に合わせて学習カリキュラムをカスタマイズするため、最短で習得できます。ぜひ一度ご覧ください。
まとめ
日常的に使う例文をシーン別に暗記するのは、英会話力を高める有効な方法です。効率よく例文を覚えるためには、音声での確認やシャドーイング、暗唱の練習が効果的です。
英語を自信をもって聞き取れるようになりたい方には、産経オンライン英会話Plusの「mimitore」がおすすめです。弱点をコーチが分析し、目的に合わせてコーチが学習計画を立ててくれるため、最短で発音とリスニング力アップできます。
オンラインで無料カウンセリングも可能なため、ぜひお気軽にご相談ください。
