カリフォルニアとニューヨークの暮らし【Hinako vol.39】
2025年02月05日 10時27分
本記事は、5000名以上の海外進学をサポートしてきたヒューマン国際大学機構(HIUC)の卒業生Hinakoさんにより、自身の海外大学での経験を執筆いただいています。現在は留学先のFIT(ファッション工科大学)を卒業されニューヨークで活躍されているHinakoさんですが、記事は通学いただいていた時から作成いただいており、執筆当時の情報が含まれておりますので、最新情報は案内元のサイトも合わせてご確認ください。
産経ヒューマンラーニングでは、ヒューマン国際大学機構(HIUC)からサポートを引継ぎ、海外大学進学サポートを行っております。詳しくはこちらをご確認ください。
Hey, guys! こんにちは、Hinakoです☀︎
ニューヨークに住んで9ヶ月がたち、ニューヨークのいいところ、悪いところが見えてきました。笑
そこで今回は、カリフォルニア歴2年、ニューヨーク歴9ヶ月の私が、アメリカ西海岸、東海岸の暮らしを紹介します!
◎カリフォルニアのいいところ
1. Constant Sunshine (mild winters)
カリフォルニアはもう本当に天気が最高!!広くて青い空!
ニューヨークの冬はと〜っても長くて、5月でもコートを着ています。
ニューヨークって春がないんですよね。笑
そして雲も多いので、depressing weather が多いです。笑
カリフォルニアの天気が本当に恋しい!!
2. Access to nature
自然がいっぱいのカリフォルニア。海にもすぐに行けるのでよく学校終わりにビーチに行っていました。山と海に直ぐにアクセスできるので、自然が好きな人はカリフォルニアが大好きになると思います!
ホストファミリーのワンコとドックビーチに行ったり、コテージキャンプに行ったりもしていました。夕日は特に綺麗なのでカリフォルニア住民の特権ですね!
現地の人にはハイキングが人気で、私が行っていたコミカレにはハイキングクラブもありました。
3. Life in California has relaxed vibe
カリフォルニアに住んでいる人はニューヨークに比べると、圧倒的にみんなフレンドリーです笑 ニューヨークはbusiness city なこともあり、街を歩く人はみんな忙しくしています。のんびりな雰囲気のカリフォルニアだからこそ、その街の雰囲気が人々のパーソナリティーに出ているのだと思います。
4.メキシカン料理が美味しい!
メキシコが下にあることもあって、カリフォルニアのメキシカン料理は本当に美味しい!
タコス、ケーセディーヤ、トルティーヤなどなど、、
アメリカにくるまでメキシカン料理はあまり食べたこと無かったのですが、カリフォルニアに来てから大好きになりました。
ニューヨークで美味しいタコスを探していますが、カリフォルニアレベルの美味しいタコスにはまだ出会えていません笑
こちらはサンディエゴのオールドタウンにあるメキシカンレストラン。
とっても美味しいのでおすすめです!
✖︎カリフォルニアの好きじゃないところ
1. 車社会
基本的にカリフォルニアは車がないとどこにもいけないです、、、
留学初期は友達もいなかったし、ホストに頼むのも遠慮していたのでuberをたくさん使って出費がかさんでいました。
留学初期、頼る友達もいなかったので、徒歩と自転車で行ってやる!と気合い入れて出かけたことがあるのですが、途中で歩道がなくなり結局目的地にたどり着けず、、、なんてことも。
なので、ニューヨーク生活とは違って車代、保険代、ガス代が追加でかかります。
また、雨がふると、みんな運転がcrazyになるので、特に雨の日は事故に気をつけて。
2. 乾燥する
カリフォルニアは湿気が少ないので常にカラッとしています。そのため wild fireもとても多いです。カリフォルニアに住んでいた時は、 パックが必須でした。
3. 冬は特に寒暖差が激しい
朝は9度、お昼は25度!なんていう時もあるので何を着ていいのかわからない笑
◎ニューヨークのいいところ
1.地下鉄でどこにでもいける
カリフォルニアとは違って基本地下鉄移動なのでとっても便利。
だた、各駅が特急になったり、乗っていて突然反対方向に進み出すこともあります笑
2.いっぱい歩くのでいろんな発見が多い
天気がいいと地下鉄に乗らないで歩いていろんなところに行けるから、ニューヨークの人っていっぱい歩くんですね。
歩いていると、ここのお店可愛いから入って見ようとか、ここ新しいお店だ!とか、発見が多いです。
3.最新のトレンド、ファッションウィークを体験できる
ファッションウィークの時期になると特にソーホー、ミートパッキング、アッパーウェストサイドは、おしゃれな人であふれています。
私は、2020年〜ファッションウィークを取り扱う雑誌でインターンをしているのですが、普通の学生のインターンでは決して入ることのできないようなビッグブランドのshowに入ることができ、真のファッションウィークを体験できました!
4.四季があるのでいろんなファッションを楽しめる
カリフォルニアは一年中暖かいので基本薄着です。
人気なスタイルは、Tシャツ、パーカー、スウェットなど。
寒暖差が激しいので冬でもニットはあまり着なかったです。
レイヤードスタイルがニューヨークでは人気で、四季もしっかりしているのでいろんなファッションを楽しみたい人はニューヨークがおすすめです!
5.ダイバーシティー、いろんな国からいろんなバックラウンドを持っている人がくるので刺激的
カリフォルニアに住んでいた時と圧倒的に違うことは
みんな自己紹介のときに必ず自分のプロナウンスを言うことです。
さすがニューヨーク!
例えば私だったら
『Hi, I am Hinako Ishii. I go by she, her, hers.』
という風に自分の第一人称を自己紹介に付け足すんです。
FITにもGender Inclusiveの寮があったり性別、ジェンダーの関してそれぞれの考えを尊重しようって考えがすごく素敵。
勉強になるし、日本にいたらできない経験だなと思います。
✖ニューヨークの好きじゃないところ
1.物価がとっても高い
正直、ニューヨークシティーに暮らすのは学生にとって、すごく厳しいです。
友達とマンハッタンで外食をしようとすると$30~50はかかります。
日々の節約を心がげています!
2.治安悪い、汚い(汚さもブランドの一つ?)
ニューヨークは地下鉄は臭いし、ホームレスも多いです。
道にゴミが大量に捨ててあることもあります。
ただこの汚さを目的に、photoshootを撮るために世界中から人々が集まってくるから、汚さもブランドの一つ、とFITでphotographyを専攻している友達が言っていました笑
3.Competitive, いろんなものの移り変わりが激しい(良くも悪くもある)
世界中からニューヨークマジック、ニューヨークドリームを掴むためにいろんな人が来ているので本当に競争率は高いです。
FITのデザイン専攻の子達はmidterm,finalのために作品を作らないといけません。
FITには世界的に有名な美術館ともう一つ、生徒の作品を展示している建物が隣にあるのですが、そこに展示されると、いろんな人がその作品を見に来るので、スカウトに繋がることも。なので、生徒にとってはとても重要なことなんですね。
ただ、学校の美術館に展示される数は限られていて、プロフェッサーから選ばれないと展示が出来ません。
生徒はそのopportunityをゲットするために、試験期間は深夜までずっと教室の電気がついてるし、生徒の間でもバチバチみたいです。
私は、インターンで半年に一回、ソーホー、ノーホー、ミートパッキング、アッパーウェストサイド、ウィリアムスバーグのマーケットリサーチをするためストリートを全部歩きます。
特にこれらのエリアのブランドの入れ替わりが、本当に激しいです。
私からしてみれば、どのブランドが停滞していて、どのブランドが勢いに乗っているのかがわかるので勉強になるのですが、クリエイティブの人からしてみてば、やっぱりニューヨークはとてもcompetitiveな町なんだろうなと思います。
Hinako Ishii
日本の高校を卒業後、カリフォルニア州の2年制大学にてファッションマーチャンダイジングを専攻し卒業。その後、ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT “Fashion Institute of Technology”)でファッションビジネスマネジメントを学び、今年5月に卒業。
在学中には、THE ROW、Proenza Schouler、Carolina Herreraといった著名ブランドでVIPインターンとして経験を積み、サラ・ジェシカ・パーカー、アリアナ・グランデ、ジェニファー・ローレンスなど多くのセレブリティのスタイリングアシスタントを務める。
また、手作りのバッグブランドを立ち上げ、現在はコンテンツクリエイターとしてニューヨークで活動しながら、日本企業の海外進出のサポートなど幅広く活躍しています。