ファッション工科大学(FIT)の魅力【Hinako vol.35】
2025年02月04日 10時29分
本記事は、5000名以上の海外進学をサポートしてきたヒューマン国際大学機構(HIUC)の卒業生Hinakoさんにより、自身の海外大学での経験を執筆いただいています。現在は留学先のFIT(ファッション工科大学)を卒業されニューヨークで活躍されているHinakoさんですが、記事は通学いただいていた時から作成いただいており、執筆当時の情報が含まれておりますので、最新情報は案内元のサイトも合わせてご確認ください。
産経ヒューマンラーニングでは、ヒューマン国際大学機構(HIUC)からサポートを引継ぎ、海外大学進学サポートを行っております。詳しくはこちらをご確認ください。
Hey, guys! こんにちは、Hinakoです☀︎
いかがお過ごしでしょうか。
先日から春学期が始まりました。
私の通っている学校、FITはコロナの陰性証明書を授業初日に提出するのと、booster接種がrequirementになりました。私も早速、学校でboosterを打ってきました。授業は変わらずin personで行われています。
ところで私は、2020年1月〜ニューヨーク州立ファッション工科大学=Fashion Institute Technology(通称:FIT)に通っています。
編入を真剣に考え始めたころに困ったことは
FITをネットで調べてみても2014年や2017年のブログなど古いものばかり、、、
最近のFIT関連のブログが少なく情報収集に困っていたので
現学生である私がFITの魅力をシェアします!
【目次】
【ファッション工科大学の魅力】
1. プロに学べる
2. 最高のロケーション
3. モチベーションが上がる環境
4. 常にアートやファッションに触れられる
5. セキュリティが厳重
6. Diversityを考慮した環境
【ファッション工科大学(FIT)で過ごしてみての感想】
プロに学べる
FITのプロフェッサーは少なくともそのフィールドで10年の経験が必要なのでプロが集まっています。
ファッションジャーナリズムの教授の中には、Seventeen, Vogue, Harpar’s Bazaarで働いていた人がいたり、マーケティングの教授は100円マックを考えた人だったり
ファッション業界での経験が長いプロから専門知識を学べます。
プロフェッサー自身のコネクションもすごい方ばっかりなので仲良くなった方がいいです。
日本だと媚を売っていると言われがちだけど、海外大学ではプロフェッサーと仲良くすることは生きる上で必須。インターンの機会をくれるプロフェッサーも多いです。
(ちなみにFITのプロフェッサーは年配の方が多いです。)
最高のロケーション
キャンパスはマンハッタンのチェルシーにあり、ニューヨークのTHE 中心部にあります。
タイムズスクエアは歩いて20分、チェルシーマーケットまで10分、ファブリックが買えるお店もいっぱい近くにあります。
UCLAみたいなとっても広いキャンパスと言うよりは、こぢんまりとしていて歴史のある建物と言う感じ。
よく大学からもCity is your campus.(ニューヨーク全体があなたのキャンパスなのよ)と言われるので大学内だけではなくて、大学外でも色々と行動しなさいと何千回も言われました。自分の行動力次第でいろんなチャンスに出会えると思います☀︎
モチベーションが上がる環境
FITの学生はみんなインターン、プロジェクト、仕事で常に忙しくしています。
すでに自分のブランドを持っている人、起業している人が普通にたくさんいます。
そのフィールドでのコネクションが作れるし、友達はモチベーションをあげてくれるけど、競争率は高い。
みんなが敵。とまでは言わないけれどtalentedな人が本当に多いので特にデザイン系の生徒はライバルが多くて大変そうでした。
周りの生徒がめちゃめちゃインスピレーションくれることには間違い無いので
そんな友達と一緒にいると成長できます。
ちなみに勉強は本当に楽しいです。
私はマーケティングを学んでいるので日本語でも理解できないくらい難しいことも勉強するけど、好きなこと、知りたいことを学べているし、満足。
常にアートやファッションに触れられる
大学内はアートでいっぱい。
大学の壁はillustration専攻の生徒がsenior project で描いたアートに囲まれていて、本当にみんなcreative!
他にも、FITの美術館はニューヨークでも有名で無料で入れます。
定期的にテーマが変わって有名デザイナーの作品が展示されています。
セキュリティが厳重
留学を決める際に”治安が心配”と思う方が多いかもしれませんが、
FITはニューヨークの5区(the Bronx,Brooklyn,Manhattan,Queens,Staten Island の 5 区)で一番安全なキャンパスとして有名でセキュリティーは超厳重。
すべての建物の入り口に警官が24時間体制で立っていて、入る際に毎回必ずSTUDENT IDを見せないといけなくて
忘¥れて素通りするとHEY YOU!!!と大声で注意されます 笑
なので私はいつもSTUDENT IDを首から下げてます。
Diversityを考慮した環境
ニューヨークのど真ん中にある大学なので、もちろん、いろんなバックグラウンドを持ったいろんな国から来ています。
留学生も多く、中国、韓国、インド、インドネシアなど国際性豊か。
バイリンガルやトライリンガルの人が多く、クラスで2ヶ国語以上話す人は手をあげてとプロフェッサーが聞いた時に9割の生徒が手をあげていたのが印象的でした。
また、宗教やカルチャー、ジェンダー(LGBTQIA+)を尊重し合おうという考えが強くて学期初めのオリエンテーションではgender streotypeを考えなすようなトークセッションが行われていました。
他にも、初回授業の自己紹介のときに必すみんな自分のpronounsを言います。
例えば私だったら
Hi, I am Hinako. I go by she, her, hers.
とか
My pronouns are she, her, hers.
って言って、自分の代名詞を自己紹介に付け足します。
他にもプロフェッサーは
Hey guys!やHey ladies!
と言うのではなく
Hey, everyone?How are all y’all doing?と言うようにしてるみたいです。
大学内にもGender Inclusiveの寮があったり、all-genderが使えるトイレが大学内にはあります。
さすがニューヨーク!
【ファッション工科大学(FIT)で過ごしてみての感想】
ファッションビジネス大学としては世界ランク1位と言われているだけあって環境がとりあえず最高。
ただ、勉強は難しいし、アメリカ3年目でもまだまだ追いついて行くのに必死。
他の留学生の英語レベルも高いし、本当にcreativeな人が多いので私も頑張らないと、と日々奮い立たせられます!
自分のしたいことが決まっていて、パッションをしっかり持っている人ならFITでいろんなチャンスを掴めるはずです!
今後もFITに関するブログもいっぱい書いていこうと思います。
Thank you for reading…♡
Hinako Ishii
日本の高校を卒業後、カリフォルニア州の2年制大学にてファッションマーチャンダイジングを専攻し卒業。その後、ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT “Fashion Institute of Technology”)でファッションビジネスマネジメントを学び、今年5月に卒業。
在学中には、THE ROW、Proenza Schouler、Carolina Herreraといった著名ブランドでVIPインターンとして経験を積み、サラ・ジェシカ・パーカー、アリアナ・グランデ、ジェニファー・ローレンスなど多くのセレブリティのスタイリングアシスタントを務める。
また、手作りのバッグブランドを立ち上げ、現在はコンテンツクリエイターとしてニューヨークで活動しながら、日本企業の海外進出のサポートなど幅広く活躍しています。