コロナで留学待機中の方へ『今できること』【Hinako vol.24】
2025年01月30日 10時15分
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本記事は、5000名以上の海外進学をサポートしてきたヒューマン国際大学機構(HIUC)の卒業生Hinakoさんにより、自身の海外大学での経験を執筆いただいています。現在は留学先のFIT(ファッション工科大学)を卒業されニューヨークで活躍されているHinakoさんですが、記事は通学いただいていた時から作成いただいており、執筆当時の情報が含まれておりますので、最新情報は案内元のサイトも合わせてご確認ください。
産経ヒューマンラーニングでは、ヒューマン国際大学機構(HIUC)からサポートを引継ぎ、海外大学進学サポートを行っております。詳しくはこちらをご確認ください。
Hey, guys! こんにちは、Hinakoです!
今回は『私の留学とコロナのストーリー』をシェアしたいと思います。
私は高校卒業後すぐにアメリカ、カリフォルニアにある2年制のコミュニティカレッジ、パロマカレッジに入学し、2019年5月に卒業しました。
パロマ卒業後は高校生の時からずっと憧れていたFITに入学する予定だったのでコミカレにいた時からよい成績を保ち、エッセイのネタになるようなファッション業界での経験つみ、自分のheartであるファッションの知識を深め、入学準備を1年以上かけてしました。ほーんとに大変だった!
準備はとってもとっても大変だったけど、やっぱりニューヨークでfashion studentになる憧れが強かったのでやりきれました。
やっとニューヨークで、憧れのFITでファッションビジネスを学べる!!!と思っていた1ヶ月半後にまさか帰国することになるとは思ってもいませんでした。
私はその時寮に住んでいたのですが、授業中に学校からメールが届き一週間学校が休校になることになりました。クラスメイトもプロフェッサーもパニック。ニューヨークに1人目の感染者が出てからすぐのことでした。
親が車で迎えにきて、生徒は次々に寮から出て行って過疎化していきました。
学校の前にいっぱい停まっていた車
私のルームメイトはアメリカ人のケイシーと韓国人のナヨンだったのですが、ケイシーはニューヨークのUptown に住んでいたので、車でお父さんが迎えに来て家に帰りました。
母が寮にマスクを送ってくれたのですが、がっつり箱にMASKと書いていたので1ヶ月以上待っても届かなく、盗まれたと思っていました。(結局半年間かかって日本の家に戻って来ました笑)
周りの留学生もマスクが届かないということが頻繁に起こっていました。
それをケイシーに伝えると、ケイシーのお父さんがマスクを地元のターゲットで買って来てくれて、その時はもうマスクがChristmas Presentかと思いました。 笑
(I literally thought it was like a Christmas Present! haha)
学校のカフェテリアも閉まってしまい、私たちの部屋にはキッチンが無かったので数日間ウーバーで韓国料理を頼んでナヨンと食べました。懐かしい〜
その後、また学校からメールが届き、3月30日までに全員寮から出て行けと言われました。。ケイシーも一旦FITに戻って来て、部屋の荷物を全部車に運び、お別れしました。
私は、他にステイできるアパートも無かったので仕方なく一旦カリフォルニアに帰りました。
寮を出た日
あの時は本当に悲しかった。FITの寮は学校の目の前にあるので、一歩出ればニューヨークの中心地。ニューヨークの活気を毎日感じれたのですが、その活気もゼロになり過疎化状態。中国人の友達が街でマスクをしていたら殴られてしまったらしく、もうここにはいれないと危機感を感じました。
しばらくはカリフォルニアにいようかと思ったのですが、日本への便が次々にキャンセルされ、今度は日本が入国制限を始めました。このままアメリカにいてコロナになったら本当に大変なことになるし、親も心配していました。
帰った方がいいのか、でも空港が怖いしこのままカリフォルニアの家に篭っていた方がいいのか、でもアメリカでコロナになったら大変だし、と自分の中で考えなければいけないことが沢山あって心がいっぱいいっぱい。
課題もやらないといけなかった。(その時がちょうどMidturmの時期でした涙)
でも、コロナのせいで課題や学校のことを考える暇は無かったし、コロナ関連の情報や、〜らしいよといった噂を聞くことにんうんざりしていました。
優しい教授は、留学生は今の時期大変だろうからって課題の提出期限を伸ばしてくれる人もいたのでそれは本当に助かりました。。
(その時に届いたメール)
そんなこんなで2020年4月に日本に帰国。せっかく始まったニューヨーク生活も1ヶ月半で終わってしまいました。現地どころか学校に慣れる前に帰って来たww
歩いて20分ほどのタイムズスクエアでさえも行けなかった涙
その後5月まではオンラインで授業を受けていました。でもニューヨークの現地時間に合わせて日本時間の深夜3時まで起きていないといけなかったし、昼夜逆転の生活は私にはあっていなく、体調を壊してしまい、学べるものも学べませんでした。
自分が想像していた理想的な授業ではないのと、ニューヨークというチャンスがいっぱいある場所で学ぶことに意味があるとおもってFITに入学したので、秋学期がオンラインになると決まった時に、休学することを決意しました。
そして、ニューヨークに来年1月帰る予定だったのですが、最近FITの春学期の授業がまた全部オンラインになることが発表され、なんとニューヨークに戻れなくなってしまいました。
来年8月頃まで日本にいることに。。。
(私の場合、FITを休学しているのと、アメリカから5ヶ月以上出ているので新しいI-20が必要なのですが、春学期の授業がまた全部オンラインになってしまったので、そのためI-20が発行されず、戻れないということです。)
悲しい。
今も留学待機している人がいっぱいいっぱいいると思います。
そんな人に伝えたいのが日本でも出来ることはいっぱいある!
ピンチはチャンスなんです。本当に。
私が休学中にしていることは、こんな世の中だからこそ人と関わること。
休学中でも学びを増やしたい。学びがいっぱいある生活がしたいと思ったのでオンラインサロンに入ったりサステナブルファッションの講座をとったりしています。
私が入っているのはFITを卒業されて、現地でインフルエンサーとして活躍されている方のオンラインサロン。コミュニティに入ると人脈も広がるし、意識の高い人に囲まれた環境にいることで、気づきや学びが多く、行動も加速します!
サステナブルファッションを学ぶ講座は実際にファッション業界で働いているベテラン社会人の方も生徒に多く、一緒に勉強していて楽しいです!アメリカの大学みたい!
こんな感じで自分にあったコミュニティを探してみてください。
きっといい出会いがあるはず。
コロナが無かったら今頃ニューヨークの生活もすっかり慣れて、現地の生活を楽しんでいたんだろうなーと考えることもあります。
でもアメリカにいようが、日本にいようが、
自分がいる今の環境の中で、自ら行動して、そしてそれを学びのある経験に繋げることが大事なんです。
なので、とりあえず今は自分が出来ることを200%しようと思います!
あとは留学前に、現地にいる日本人やその大学に通っていた日本人と繋がることもすごく大切。
その人と繋がると大学や現地のリアルを知れるし、どの教授がオススメなのかとか、現地の生活のイメージが湧いてモチベーションも爆上がりするはず!笑
(私はこれをしてなかったので、現地になれるのに時間がかかったし、現地の人と知り合っておけばもっと現地にすぐ慣れただろうなと思いました。)
留学はコネクションがめちゃめちゃ大事。インスタやフェイスブックでどんどん調べてメッセージ送ろう!
(私はHIUC現役生や卒業生の知り合いがいっぱいいるのでインスタでDMくれれば繋げます!)
留学生は今の時期大変だと思いますが、現地に行ける日は必ず来ます。
それまでに英語を完璧にして、これ以上準備することはないくらい、留学準備を完璧にしちゃおう!Be positive!!!
おまけ
もうすぐクリスマスですね♡
私のオススメのChristmas MovieはPolor ExpressとNetflix OriginalのThe Christmas Chronicles です。心がほっこりします♡
どちらも毎年ホストファミリーと観ていたのが懐かしい。
Polor Expressは日本だとそこまで有名ではないですが、現地の人は必ず子供の頃に観るクリスマス映画みたいです♡
We all had a hard time this year so I’m very grateful to celebrate Christmas with my family ! Have a wonderful Christmas and Happy New Year!
Thank you for reading!
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Hinako Ishii
日本の高校を卒業後、カリフォルニア州の2年制大学にてファッションマーチャンダイジングを専攻し卒業。その後、ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT “Fashion Institute of Technology”)でファッションビジネスマネジメントを学び、今年5月に卒業。
在学中には、THE ROW、Proenza Schouler、Carolina Herreraといった著名ブランドでVIPインターンとして経験を積み、サラ・ジェシカ・パーカー、アリアナ・グランデ、ジェニファー・ローレンスなど多くのセレブリティのスタイリングアシスタントを務める。
また、手作りのバッグブランドを立ち上げ、現在はコンテンツクリエイターとしてニューヨークで活動しながら、日本企業の海外進出のサポートなど幅広く活躍しています。