初級者から上級者まで!TOEIC®L&R TEST リスニングのスコアアップ対策!
更新日 2023年7月20日

TOEIC® L&R TESTのスコアは語学力のアップに留まらず、大学入試や就職活動にも大きな影響を与えます。ただ、そもそもリスニングの勉強方法を知らない方も多くいると思います。ここではTOEICリスニングが苦手でスコアアップに伸び悩む方に効率よくリスニングアップできる対策をご紹介いたします。
目次
TOEIC®L&R TESTリスニング対策!
【初級レベル】
ここでは、これからTOEICの試験を初めて受ける方など初級レベルから学習を始める方がリスニング対策するポイントを3つご紹介します。
①TOEIC® L&R TEST リスニングの基礎を学ぶために英検® のテキストを活用する。
聞き慣れない言葉はゆっくりした会話を聞いても理解できないでしょう。まずは土台となるリスニングの基礎を鍛える必要があります。英検® 3級と英検® 準2級のリスニングパートを満点近く取れるように演習することをおすすめします。
②テクニックに依存しない
TOEICのリスニング点数を上げるには、リスニング力そのものを上げる必要があります。小手先のテクニックに依存してしまうと場面をしっかり理解できず、間違いが増えます。少しでも聞こえない音は、なぜ聞こえなかったかを分析し、きちんと対策する必要があります。
③リスニングが聞こえない原因を突き止める
そもそも英語はなぜ聞こえないのでしょうか?
聞こえないと考えられる理由とその対策法を表にしました。TOEICのリスニング力を上げるために活用してください。
(表)
1. 単語がそもそも分からない →単語の勉強をする |
2. 単語の読み方が分からない →単語の音声をチェックする |
3. 音の繋がりが分からない →英会話のレッスンを利用する |
このように弱点を克服していけば、スコアアップにつながります。
TOEIC®L&R TESTリスニング対策!
【中・上級者レベル】
中上級者のスコアアップのためには、どのような勉強方法があると思いますか?
よく耳にするのは「オーバーラッピング」「ディクテーション」「シャドーイング」の3つでしょう。この方法を取り入れるのはリスニングを強化する上で非常に大切です。方法と効果を下にまとめたので、是非こちらを参考にしながら実践してください。
①オーバーラッピング
オーバーラッピングは、スクリプトを読みながら英語の音声を被せるようにして発音を真似ていくトレーニング方法です。そのため、リスニングに慣れていない初心者の方でもできます。
オーバーラッピングをすることで、口を動かしながら実際に話されているスピードを実感できます。また、オーバーラッピングの効果として発音が分からなかった箇所や読みながら理解できていない英文を発見することができます。
リスニングの基礎強化には欠かせないトレーニングでしょう。
②ディクテーション
ディクテーションは中上級者向け(TOEICのリスニング点数350以上の方にオススメ)のトレーニングです。
英文を聞き、聞こえた内容を間違えないように書き取るトレーニング方法です。これによって、リスニングの癖を知ることができ、どの発音や単語の聞き取りを苦手としているのかを具体的に理解することができます。
今までディクテーションをしたことがない方は、まずは短めのTOEICのリスニングPart1、Part2で実践してみてはいかがでしょうか?
③シャドーイング
シャドーイングは上級者向け(TOEICのリスニング点数400以上の方にオススメ)のトレーニングです。音声を聞き、2、3秒遅らせたタイミングで音声を真似して声に出します。
こちらのトレーニングをすると音の短期記憶を強化できます。長時間のリスニング勝負で、集中力を切らすのを防ぎ、Part3、Part4の長文全体の内容を短期的に記憶に留めるのを助けてくれます。
シャドーイングは非常に難易度が高いので、教材を使って学習する際は自分のレベルに合わせた音声スピードに変えて実践することをおすすめします。
オンライン英会話の活用でリスニングをさらにアップ!
TOEICのリスニングは約45分と長く、音声も1回しか再生されないので集中して聞く必要があります。集中して聞く練習として、オンライン英会話の活用をおすすめします。
英会話と聞くと話すことがメインだと思われがちですが、会話を成り立たせるためには先生の話をきちんと理解する必要があります。
産経オンライン英会話Plusでは、TOEIC対策に特化したレッスンプランもご用意しています。TOEICを初めて受験する方をはじめ、さらなるスコアアップを目指したい方に即したレッスンもあります。目標スコアに合わせて、リスニングスキルをアップさせるためにオンライン英会話を活用しましょう。
「自己流」の勉強方法は要注意
自己流で正否を判断してしまうと正しい知識や発音が身につかないという一面があります。特に初心者の場合、アクセントやリズムが正しいかを正確に判断することは難しいでしょう。したがって、英語経験者や講師などの指導のもとでこれらの勉強法を実践するのが理想的です。
パート別のリスニング対策
TOEICのリスニングはPart1「写真描写問題」Part2「応答問題」Part3「会話問題」Part4「説明文問題」という4つの問題から構成されています。各パートのリスニング対策について紹介します。
Part1 写真描写問題の対策
写真描写問題は、人物の動作や置かれている物の状況を説明します。
Part1は人物の行動を進行形で説明したり、背景を現在完了形を使って状況を説明します。写真描写のストックを増やすことも解答しやすくなるコツになります。英検®3級~準1級の2次面接の教材で演習するのもいいでしょう。
Part2 応答問題の対策
応答問題では、短い質問が流れます。対策のコツとしては、「WH問題」Who(誰)・Why(なぜ)・Where(どこ)・when(いつ)・ How(どのようにして)といった疑問詞を使う問題と「Yes-No疑問文」を使う問題を学習することです。文頭に「Who(誰)」が来ていれば、選択肢の中から人物について述べている文章を探すと正解にたどり着けます。
Part3 会話問題の対策
2~3人の話者によるビジネスシーンや接客シーンでの会話が展開されます。
TOEICのリスニングの特徴はそのまま聞こえた単語や少し言い換えてある単語が解答になる場合が多いです。そのため、設問や選択肢の先読みをすることで、解答に直結した選択肢を選ぶことが可能になります。
Part4 説明文の対策
Part4の説明文問題は、1人の話者が話す形式です。Part3と同様に設問と選択肢の先読みを行うことで点数が取りやすくなります。ただし、Part4は理解しにくい場面も登場するので、高得点を目指す上では基本的なリスニング力を上げて臨むことをおすすめします。
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パート別の対策
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*L&R means LISTENING AND READING.
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