合格点を取るための英検®の1級・準1級・2級・準2級・3級のライティング対策

合格点を取るための英検®の1級・準1級・2級・準2級・3級のライティング対策

合格点を取るための英検®の準1級・2級・準2級・3級のライティング対策

英検®は「聞く・読む・書く・話す」の4つの技能を測定する英語の資格試験です。「話す」に関しては別日に試験が用意されており、その他の「聞く・読む・書く」の3技能に関しては一次試験で能力を測ります。今回は英検®の中でも、ライティングの対策に焦点を当てて見ていきます。検定級ごとに試験概要や対策をご紹介しますので、受験をお考えの級の内容をご確認ください。

英検®の概要

英検®とは、公益財団法人日本英語検定協会が運営する資格型の英語検定試験のことで、実用英語技能検定と言います。上位級から順番に、1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級(初級)と合計7つのグレードに分けられています。1級から3級までは「聞く・読む・書く・話す」の4つの技能を測定です。一次試験ではリスニング・リーディング・ライティングの技能、二次試験(面接等)でスピーキングの技能を測り、一次試験・二次試験の両方で基準に到達すると合格になります。4級と5級に関しては「リスニング・リーディング」の技能が問われ、リスニングとリーディングで合否判定となりますが、受験者のみが自宅でチャレンジできるスピーキングテストが別途用意されています。なお、試験は1年に3回あり、6月・10月・1月頃に行われます。

英検®のライティングについて

英検®におけるライティングのテストの対象となるのは1級から3級の受験者となります。一次試験で問われるのはリスニング・リーディング・ライティングの3つの技能。リスニングは放送を聞いてそれに答える形式のものですので、別途時間が決められているものの、リーディングとライティングに関しては制限時間のうちに時間配分を自分で考えて行う必要があります。

英検®3級のライティングの試験概要と対策

英検®3級には2017年度第1回の試験からライティングテストが導入されました。問題に関する詳細な情報は以下の通りです。

問題数 出題形式 形式・課題詳細 解答語数の目安 解答形式
1問 英作文 質問に対する回答を英文で書く。 25語~35語 記述式

過去問を見てみよう

あなたは、外国人の友達から以下のQUESTIONをされました。
QUESTIONについて、あなたの考えとその理由を2つ英文で書きなさい。
(中略)
QUESTION
Do you like cooking for your family?

公益財団法人日本英語検定協会「2019年度 第3回 問題冊子 英検®3級」

対策1:質問に対する答えを書く

聞かれたことに対して解答することが大切になります。今回の場合には、「あなたは家族のために料理をするのが好きですか?」という質問ですから「好き」なのか「嫌い」なのかを聞かれています。家族のために料理をするのが好きならYes、料理自体好きではない・自分のために料理するのは好きだけど家族のために料理するのは好きでない等の場合にはNoとします。

また、結論を書くときにYesかNoかだけでなく、聞かれた内容を繰り返して書くと良いでしょう。例えば、Yes, I like cooking for my family. と答えます。対策2でも紹介しますが、解答には目安となる語数が決められており、解答語数が足りない場合の対策として文章を長くする方法があります。単純にYesかNoか答えるだけでなく、質問を繰り返すことで語数を増やすことができます。

対策2:語数を増やすなら「誰と」、「どこで」などの補足情報を追加する

解答には目安となる語数が決まっています。3級の場合には25語~35語です。解答していて目安の語数に満たない場合には、文章を長くしていく必要があるのですが、その際には「誰と」、「どこで」などの補足情報を追加していきましょう。例えば、I like cooking with my sister.のように「姉(妹)と一緒に」等の情報を付け加えれば3語増やすことができます。

補足情報として使えそうな英単語についてはスペルを間違えないよう、しっかりと暗記しておきましょう。例えば、FriendsやWednesdayなどは補足情報として使えますが、スペルミスをしやすいので注意が必要です。

英検®準2級のライティングの試験概要と対策

英検®準2級も、3級と同様に2017年度第1回の試験からライティングテストが導入されています。問題に関する詳細な情報は以下の通りです。

問題数 出題形式 形式・課題詳細 解答語数の目安 解答形式
1問 英作文 質問に対する回答を英文で書く。 50語~60語 記述式

過去問を見てみよう

あなたは、外国人の友達から以下のQUESTIONをされました。
QUESTIONについて、あなたの考えとその理由を2つ英文で書きなさい。
(中略)
QUESTION
Do you think it is good for children to watch TV?

公益財団法人日本英語検定協会「2019年度 第3回 問題冊子 英検®準2級」

対策1:質問に対して確実に答える

質問の意図に適した解答になっているかが重要なポイントです。準2級の過去問として挙げたものを見ると、「あなたはテレビを視聴することは、子どもにとって良いことだと思いますか?」という問いとなっていますから、「良いことだと思う」のか「悪いことだと思う」のかと、はっきりと主張する必要があります。質問の意図に不適合な解答というのは例えば「テレビを視聴することは人生を豊かにする」ですとか「子どもは勉強をすべきだ」といった内容です。「①子どもはテレビを視聴すべきでない。②テレビ視聴で勉強する時間が少なくなってしまう。③子どもは勉強すべき。」①の主張を支えるための文章として②と③を設けるのは良いでしょう。しかし、①の主張を書かずに②と③だけ書いたのでは質問の意図に適した解答になっていません。

また、「どちらとも言えない」という意見もあり、理由を論理的に説明できるのであれば問題ないのですが、あまりおすすめできません。「どちらとも言えない」ことの理由を論理的に伝えるのは、「良いことだと思う」、「悪いことだと思う」という意見を伝えるよりも難しいからです。ライティングのテストにおいては、どちらかに意見を決めて解答するようにしましょう。

対策2:時間配分を決めて練習する

英検®のライティングテストは、リーディングと同じ時間内で答える必要があります。リーディングが得意な場合には、ライティングに時間をかけることができますが、逆の場合には短時間でリーディングを仕上げなければなりません。いずれにしても決められた時間内で解く能力も必要になります。そのため、試験の勉強をする際には時間配分に関しても意識的に練習しておきましょう。準2級はリーディングとライティングで75分です。ライティングにかける時間の目安としては20分程度でしょう。過去問を解く際には20分でストップウォッチを設定して解いてみてください。

英検®2級のライティングの試験概要と対策

英検®2級には、2016年度からライティングのテストが導入されました。

問題数 出題形式 形式・課題詳細 解答語数の目安 解答形式
1問 英作文 質問に対する回答を英文で書く。 80語~100語 記述式

過去問を見てみよう

以下のTOPICについて、あなたの意見とその理由を2つ書きなさい。
POINTSは理由を書く際の参考となる観点を示したものです。ただし、これら以外の観点から理由を書いてもかまいません。
(中略)
TOPIC
Some people prefer to buy food produced in their local area. Do you think more people will buy locally produced food in the future?

POINTS
・Local economies
・Safety
・The environment

公益財団法人日本英語検定協会「2019年度 第3回 問題冊子 英検®2級」

対策1:PREP法で解答する

PREP法とは、英作文やスピーチの際に使える、以下のような型のことです。
P(Point) :主張
R(Reason) :理由
E(Example) :具体例
P(Point) :再主張

まず結論・主張から書きます。その理由を述べて、理由を支える具体例を付け加えます。設問では理由を2つとしているので、厳密には「P → R① → E① → R② → E② → P」という流れで文章を作成します。練習の段階では、この型に即して答えるようにしてください。

対策2:2級のライティングは25分を目安に解く

英検®はリーディングとライティングの試験時間が分けられていないため、2級の場合には85分の間にリーディングの問題もライティングの問題も解くことになります。時間配分は個人で決めて良いものの、短い時間で解けるに越したことはありません。リーディングが得意だからライティングに時間をかけられる、もしくはリーディングが苦手だからライティングの時間は短めにしたい等あると思いますが、2級のライティングの場合には25分を目安にすると良いでしょう。

英検®準1級のライティングの試験概要と対策

英検®準1級のライティング試験に関しては以下の通りです。

問題数 出題形式 形式・課題詳細 解答語数の目安 解答形式
1問 英作文 質問に対する回答を英文で書く。 120語~150語 記述式

過去問を見てみよう

Write an essay on the given TOPIC.
Use TWO of the POINTS below to support your answer.
Structure: introduction, main body, and conclusion
Suggested length: 120-150 words
Write your essay in the space provided on Side B of your answer sheet.

TOPIC
Do companies need to improve the way they treat their workers?

POINTS
・Health
・Male-female equality
・Salaries
・Work-life balance

公益財団法人日本英語検定協会「2019年度 第3回 問題冊子 英検®準1級」

対策1:語彙力を増やす

準1級の場合には、とにかくボキャブラリーが大切です。ライティングのテクニックとして、自分が言いたいことがあっても文字に起こせないのであれば他の言い回しに変えたり、主張自体を変えたりする方法があります。しかし、準1級ではPOINTSとして挙げられている4つのうちから2つを選び、その観点から解答を考えていかなければなりません。問題の傾向として縛りがあるにもかかわらず、語彙力が不足していると、さらに縛りが強くなってしまい、結果として問題の難易度が高くなってしまいます。そこで、語彙力を増やすことがポイントとなります。考えたことを言語化できる能力をつけておくことによって、言い回しを変えたり主張を変えたりするのにかかる時間を削減できます。

また、準1級の場合には目安となる解答語数が120語~150語となります。3級の解答語数の目安は25語~35語ですから、比較するとかなり長文を書く必要があることが分かります。長文を書くためには、語彙力が必要です。英単語帳で体系的に覚えたり、過去問や参考書で知らない単語が出たときに覚えたりしてボキャブラリーを増やしていきましょう。

対策2:PREP法というライティングの書き方を覚えておく

PREP法に関しては2級の対策として記載していますが簡単に説明すると、最初に主張・結論を書いて、その理由と具体例を述べ、最後に再び主張を繰り返す書き方のことです。その型を覚えるとともに書くときに良く使う表現を覚えておけばライティングの文章を考える時間を短くできるでしょう。良く使う表現には以下のようなものがあります。

I think that ~.
In my opinion,
First of all,
To begin with,
For example,
Also,
Therefore,

ライティングの試験対策をしていく中で、使える表現や単語を発見することもありますから、その都度覚えていきましょう。

英検®1級のライティングの試験概要と対策

英検®1級のライティング試験に関しては以下の通りです。

問題数 出題形式 形式・課題詳細 解答語数の目安 解答形式
1問 英作文 指定されたトピックについての英作文を書く。 200語~240語 記述式

過去問を見てみよう

Write an essay on the given TOPIC.
Give THREE reasons to support your answer.
Structure: introduction, main body, and conclusion
Suggested length: 200-240 words
Write your essay in the space provided on Side B of your answer sheet.

TOPIC
Can renewable energy sources replace fossil fuels?

公益財団法人日本英語検定協会「2019年度 第3回 問題冊子 英検®1級」

対策1:とにかく使える単語を増やす

準1級の対策でも語彙力を増やすことをお伝えしましたが、1級の場合には200語~240語の記述が必要となりますから、なおさら語彙力が求められます。また、準1級~3級の問題では解答する理由は2つでしたが、1級のライティング問題は理由を3つ書かなくてはなりません。解答したい理由が思い浮かんでも英単語が書けずに、他の案を探すことがあるかと思いますが、その分だけ時間がかかってしまいます。特に理由を3つ書かなくてはならない1級ではなおさらです。他の箇所を解くのに時間を残すためにも、ライティングで使える英単語を増やしていきましょう。

対策2:ニュースや時事にも注目する

1級のライティング問題は、内容に関しても難易度が高くなります。先に紹介した内容ではエネルギー問題に対するあなたの意見が問われています。英語ができるだけでなく、社会問題などに関しても知識を増やす必要があるのです。ニュースを見て社会問題について把握し、自分の意見を考えておくとともに、それを英語で表現できるようにしておきましょう。

産経オンライン英会話Plusで英検®のライティング対策をしよう

オンライン英会話ではリスニングやスピーキングの能力を向上させることができますが、ライティングに関してもオンライン英会話を活用できます。オンライン英会話の授業が行われる前に、予習としてライティングの教材で勉強を進めておいて、授業の際に書いたものを講師に確認してもらうことができます。表現として適切かどうか、他の言い回しがあるかどうか等を知ることができるでしょう。

なお、産経オンライン英会話Plusでは採用率1.2%を突破した優秀な講師陣を揃えていますので、安心して受講していただけるかと思います。ただ、いきなりお金を払ってオンライン英会話を踏み出すのはちょっと…と感じる方のため、無料体験レッスンをご用意しております。2回分のレッスンを体験できますので、ぜひお試しください。


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英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。 このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検 討を受けたものではありません。