忘れない英単語の覚え方11選!覚えられない原因やポイントも解説

忘れない英単語の覚え方11選!覚えられない原因やポイントも解説

2024年10月15日 11時38分

社会人になると日々仕事や私生活で忙しく、英語学習にあてられる時間が少ないという悩みを抱える方が多いのではないでしょうか。単調な英単語の暗記で学習のモチベーションが保てず、思うように単語の暗記が進まなくて困っている方も多いでしょう。

この記事では、忘れない英単語の覚え方を11個紹介しています。覚えられない原因と単調な暗記を避けながら、楽しく学習を続けられるコツも解説しています。

短期間で多くの単語を覚えたい、忘れにくい記憶法を探している方はぜひ参考にしてください。

忘れない英単語の覚え方11選

英単語には効率的な覚え方というものがあります。非効率な覚え方をしていた場合、いつまで経っても暗記がはかどりません。以下で忘れない英単語の覚え方11選を紹介します。

目次

英語を使う環境を整える

英語のラジオやテレビを流す・毎朝英字新聞に目を通す・有名人の英語のSNSをチェックする

英単語を忘れずに覚えるためには、英語が生活の一部になるような環境を整えることが重要です。私たちは普段の生活の中で、毎日日本語を話し日本語で物事を考えています。思ったように英語が身につかないのは、英語が身近ではないからです。

しかし、英語が身近に感じられる環境を整えることで「これは英語でなんというのだろう?」と自然に考え、調べる習慣が身につきます。実はこの習慣こそが上達の近道です。

できれば毎日机に向かう学習に加えて、日常のなかで英語を使う機会を少しずつ増やしてみましょう。

英語のラジオやテレビを流す・毎朝英字新聞に目を通す・有名人の英語のSNSをチェックするなど、英語を使う機会を増やすことにより、学習の楽しさや記憶力を高める効果があります。

イメージで覚える

関連する言葉で自分だけの単語帳を作る

英単語はイメージで覚えましょう。ただ単に暗記するだけでは、単調で面白みがなく、記憶にもなかなか定着しにくいものです。

とくに、自分にとってなじみの薄い単語はどうしても頭に残りにくくなります。似た意味を持つ単語がいくつもある場合も、イメージができていないと区別するのが難しくなります。

そこで、英単語をイメージで覚える方法がおすすめです。たとえば「海」を表す単語として、Sea・Ocean・Beach があります。

Seaは、私たちが一般的に思い浮かべる海を指し、Oceanは太平洋や大西洋、インド洋といった広大な海のことを表します。Beachは、海岸や砂浜のことです。

このように単語をイメージと結びつけることで、それぞれの微妙なニュアンスを理解しやすくなり、自然に記憶に定着します。単語をイメージと関連づけることでただの暗記の対象から実際に使える知識へと変えられます。

発音と一緒に覚える

音と一緒に学ぶ

英単語を覚える際には、必ず発音とセットで覚えることを心がけましょう。英語の学習において、発音は非常に重要です。正しい発音ができなければ、英語の上達は難しいといわれるほどです。

英語には似た発音の単語が数多く存在します。発音が曖昧だと、それらの単語を区別できず、学習が途中で行き詰まる可能性があります。また頭の中でイメージしている音と実際の発音が異なると、知っているはずの単語でさえ聞き取れなくなります。

声に出すのが恥ずかしいと感じる場合は、小声でも構いません。大切なのは、正しい発音をまねすることです。自己流の発音で覚えてしまうと、後から修正するのが難しくなります。

また、自信を持って正しく発音できない単語は記憶に残りにくく、逆に正しい発音で覚えた単語は、長く記憶に残りやすくなります。

アプリを使うことで、発音を聞いたり、発音の反復練習をしたりしやすくなります。

例文と一緒に覚える

実際に自分が使う例文を作る

覚えにくい英単語は、例文とセットで覚えることで記憶に残りやすくなります。とはいえ、市販の参考書に載っている例文のなかには、イメージしにくく、自分にとって馴染みの薄いものも少なくありません。

市販の参考書が使えない場合は、自分で例文を作成してみましょう。自分が実際に使いそうなシーンを思い浮かべながら例文を作ることで、より具体的なイメージが湧きます。

たとえば、過去の経験や日常生活の場面に関連づけた例文にすることで、自然に単語が頭に入り、無理なく覚えられるようになります。例文を通してその単語を実際にどう使うかをイメージすることで、より長期的に記憶に残るでしょう。

単語帳に印をつける

覚えてないものを繰り返し復習する

学習の進捗が一目で分かるように、単語帳に印をつけて分類しましょう。英単語を効率よく覚えるためには、毎日の勉強時間に復習の時間を取り入れることが大切です。まだ完全に覚えていなくても、繰り返し復習することで少しずつ記憶が定着します。

覚えた単語は「完全に覚えた単語」「まだ不完全な単語」「覚えていない単語」といったように分けておくと便利です。完全に暗記できた単語は、次の日以降の復習から省くことで、効率よく学習を進められます。

どの程度の単語を覚えられたかが視覚的に確認できることで自信もつき、学習へのモチベーションもアップします。

英単語の発音と動作を一緒にする

耳だけじゃなくて体全体で覚える

英単語の発音と動作を一緒にすることでも記憶の定着をうながせます。体を動かすことで脳が活性化し、単語がより鮮明に記憶に残るからです。

たとえば「Tired(疲れた)」という単語を覚える際には、ぐったりとしたポーズを取りながら「I’m tired.(私は疲れた)」と発音する、または「I’m full.(お腹いっぱい)」を覚える際に、お腹をさすりながらそのフレーズをつぶやくなど、動作を取り入れることで単語の意味が体感的に理解できます。

動作と発音を連動させることで、英語を日常生活の中に自然に取り入れられるようになります。結果として、単語が記憶に定着しやすくなり忘れにくくなります。

英語の歌詞と意味を覚える

省略されている音やリズムに気づく

好きな英語の歌を学習に取り入れることでも、自然に英語力がアップします。メロディーと連動させることで、楽しみながら英語の歌詞とその意味を覚えられるからです。

ただ聴くだけでなく、実際に歌ってみることがポイントです。歌っているうちに発音が省略されている部分に気づき、リズムに合わせて正しい発音を身につけられます。発音が身につくと、リスニング力もあわせて向上します。

ただし、スラングが多く含まれる歌詞は避けるようにしましょう。スラングは特定の地域や文化でしか通じない表現も多く、フォーマルな場面やビジネスシーンにはそぐわないケースが多々あります。正しい発音を学ぶ妨げになるため、まずは標準的な表現を学習しましょう。

⑧アウトプットの機会を増やす

実際に使ってみる

アウトプットの機会を増やすことも英単語を覚えるうえで重要です。単語を第三者に使うことで、ただ頭の中で覚えるよりも記憶が残りやすくなるからです。

会話やライティングを通じて単語を実際に使うことで、脳はその単語が重要であると認識します。さらに使うたびに英語に対する自信がつき、学習そのものがもっと楽しく、充実したものになるでしょう。

イラスト・写真と結びつける

ビジュアルを有効活用して覚える

普段使う機会のない英単語はなかなか覚えられないものです。覚えにくい英単語を記憶する方法としておすすめなのが、イラストや写真を使った学習法です。

たとえば動詞「Run」を覚える際に、走っているひとの写真を見ることでその単語の意味や使い方が直感的に理解できます。

また自分で単語に関連するイメージを絵に描いてみるのもおすすめです。描く過程で単語の意味を深く考えることになるため、記憶にも残りやすくなります。

品詞を確認する

中学英語レベルでよいので復習

英語力を向上させるためには、単語の品詞を確認することが重要です。英語は日本語とは異なり、語順がある程度決まっているため品詞を理解することで文の構造が見えやすくなります。

英語には、名詞・代名詞・動詞・形容詞・副詞・前置詞・助動詞・接続詞・冠詞・間投詞といった10種類の品詞があります。

これらのうちどれにあたるのかを確認することで、文の構造を把握できるようになります。品詞を意識することで、英文の理解が進み、英語学習が一段とはかどります。

複数の関連した英単語を覚える

②に近いアプローチ

覚える単語の数が多すぎて集中力が続かない、モチベーションが低下するといったことはありませんか。効率的に暗記するなら、複数の関連する英単語を一緒に覚える方法が効果的です。

たとえば「quiet(閑静な)」を覚える際に「A quiet residential area(閑静な住宅街)」というフレーズで覚えると、単語の使い方や意味をより具体的に理解できます。

また同じ接頭辞や接尾辞を持つ単語をまとめて覚えるのも有効です。英単語は接頭辞、語根、接尾辞で構成されており、これらの意味を理解することで、新しい単語の意味を推測しやすくなります。

たとえば接頭辞「re-」は「再び」を意味し、ラテン語の「ply(折り重ねる)」が語源です。同じ接頭辞を持つ「Reply(返答する)」「Recover(回復する)」「Retry(再び試す)」などの単語を覚えるのが簡単になります。

接尾辞も同様です。接尾辞「-able」は「〜できる」を意味し「Sustainable(持続可能な)」「Comfortable(快適な)」など、可能にすることを示す表現として使われます。

英単語が覚えられない原因は?

英単語がなかなか覚えられないのは、以下のことが原因の可能性があります。原因を把握し、改善をはかりましょう。

一度にまとめて覚えようとしている

一度に大量の英単語を覚えようとしても、なかなか記憶には定着しません。その理由は、脳が英語を使う状態になっていないからです。

学習の間隔が開くと、脳は学んだ内容を徐々に忘れてしまいます。英語に触れる機会のない平日を過ごし、週末だけ集中して勉強してもなかなか定着しません。

単語を覚えるためには、毎日少しずつでも勉強時間を設けることが大切です。まとめて勉強するよりも、毎日10分程度の学習を続けたほうがはるかに記憶に残りやすくなります。

書いて覚えようとしている

英語学習の際に書いて覚えようとする方がいますが、あまり効率的な勉強法とはいえません。学生時代に書いて覚えることを指導された経験が影響しているのかもしれません。

しかし、英単語をひたすら書き続けるのは、時間がかかりすぎるうえに、学習意欲を低下させる可能性があります。

重要なのは、単語を見て正しく発音し、日本語の意味をすぐに理解できることです。単語を書くことにこだわりすぎると、書く行為自体に満足してしまい、実際の記憶定着にはつながりにくくなります。

和訳のみで覚えようとしている

和訳のみで英単語を覚える方法は、余計に学習がはかどらなくなるケースがあります。和訳に頼って単語を覚えると、自分の頭の中で勝手に発音を推測し、誤った発音を覚えるおそれがあり、結果として正しい発音を再学習しなければならない状況に陥ることもあります。

テストで和訳が求められる場合を除けば、英語学習者が単語のすべての意味を完璧に覚える必要はありません。

単語の大まかな意味をイメージできれば、英会話に支障はありません。暗記で大事なのは、発音とイメージです。

正しい発音で覚えていない

英単語がなかなか記憶に定着しないのは、正しい発音で覚えていないからです。英単語には発音とスペルの間に一定のパターンがあり、正しい発音を習得することでスペルも自然に覚えやすくなります。

日本人が正確な発音を覚えられないのは、日本語には存在しない音が英語には多く含まれているためです。

たとえば「L」と「R」の区別や、「v」や「th」の音は、日本語の音の構造とは異なるため、日本人にとって難しい部分です。しかし音の違いを正確に聞き取れないとリスニングに支障をきたします。

単語を覚える際には、発音を繰り返し確認することが大切です。正しい発音で覚えることでスペルも正確に覚えられるうえ、単語の定着もより確実になります。

日本語の意味を理解していない

日本語の意味を十分に理解していないと、英単語は覚えられません。日本語にうまく訳せない単語や意味が曖昧でイメージしにくい単語は、実際にどういう意味を持つのか、どのような場面で使われるのかがつかみにくいからです。

しかし、イメージしにくい単語も文章にして覚えることで、理解が深まります。例文を活用することで、単語の持つニュアンスや使い方が分かるようになります。

自分に合った方法で覚えていない

ひとによって、英単語の最も効果的な覚え方は異なります。語呂合わせや文章を作ることが合う方もいれば、音声やリズムを使って覚えるのが得意な方もいます。

自分に合わない方法で学習すると、単語が定着しづらくなります。覚えたつもりでもすぐに忘れてしまうでしょう。効率的に暗記するためには、自分がどのようなスタイルで学ぶと記憶に残りやすいかを把握することが肝心です。

復習が十分ではない

復習する時間を十分に設けていないと、学んだ英単語は記憶には定着しません。完璧に覚えようとするのではなく、曖昧な状態でもかまわないので、繰り返し学習することが大切です。

人間は忘れやすい生き物で、1日経てば覚えたことの約7割を忘れてしまうといわれています。そのため、単語を長期間記憶しておくためには、学習した内容を忘れる前に復習することが重要です。

まずは毎日、勉強を始める前に前日に学んだ内容を振り返り、覚えているかを確認しましょう。そして、1か月後にも同じ内容を再確認することで記憶がさらに強化されます。

英単語を実際に使っていない

英単語や文法の知識をたくさん持っていても、実際に英語を使わなければ上達にはつながりません。書くことや見るといった単純な暗記で覚えた英単語は忘れやすいからです。インプットに合わせて、必ずアウトプットの機会も作るようにしましょう。

とはいえ、日常生活のなかでは英語を使う機会が限られているのも事実です。そこで、アウトプットの機会としておすすめなのが、オンライン英会話の利用です。

オンライン英会話なら、ネイティブスピーカーと会話を楽しみながら英単語を使えます。正しい使い方をその場で指摘してもらうことで記憶に残りやすくなるうえ、新たな知識を落とし込んでもらえるため、語彙力も効率的に高められます。

英単語の覚え方を実践する際のポイントは?

以下で、英単語の習得をより効果的に行うためのポイントについて紹介します。コツを押さえて学習することで暗記のペースが飛躍的にアップするでしょう。

インプット・アウトプットのバランスを心掛ける

英語学習では、インプットとアウトプットのバランスを心がけることが重要です。インプットが不足していると、語彙力や使えるフレーズが限られてくるため、表現の幅が狭くなります。

一方で、アウトプットが不足すると、覚えた知識がいつまでも定着しません。また覚えた英単語を実際に使用することで、インプットの不足や改善点など自らの課題が見えてきます。英単語の暗記はインプットが大事ですが、インプットした分、アウトプットも行うようにしましょう。

英単語のリスト分けをする

何度も辞書を引いてしまう単語や、曖昧に覚えている単語をリスト化しましょう。リスト分けすることで、自分が苦手とする単語を把握しておけます。苦手な単語を重点的に復習することで学習の効率も上がるでしょう。

隙間時間を活用する

毎日の隙間時間を活用すれば、どんなに忙しいひとでも学習の時間を確保できます。机に向かうことだけが学習ではありません。

たとえば、通勤時間に電車の中で単語帳を開く、お風呂の中で音読するなど、日常のあらゆる瞬間を学習時間に変えられます。毎日少しずつでも英単語に触れる時間を作ることが重要です。

アウトプットの方法

アウトプットを積極的に行うことで、英語学習の成果をより実感できるようになります。たとえば日記やブログ、エッセイを書いて、自分の考えを英語で表現する方法が効果的です。

SNSを活用して英語で投稿する、また英会話教室やオンライン英会話を利用することでも、日常的に英語を使う機会を増やせます。

ネイティブと会話する

英語はコミュニケーションのツールであり、上達を目指すのであればネイティブスピーカーとの実際の会話が欠かせません。ネイティブスピーカーが日常会話で使用する単語数は、日本語と比較してはるかに少ないといわれています。

英語圏の人々は、簡単な単語を駆使してコミュニケーションを取っています。ネイティブスピーカーのレベルで話せることを目標にしているのなら、彼らが日常会話で使用している基本的な単語を覚えることが上達の近道です。

覚えた単語で文章を作る

単語を覚えることは英語学習の基本ですが、単語だけでは文章を作ることも会話を成立させることもできません。英語を使って自分の考えや気持ちを相手に伝えるためには、文章を組み立てる力が必要です。

まずは「I want you to…(私はあなたに…してほしい)」や「Would you mind…?(…していただけませんか?)」といった定番のフレーズを使って、シンプルな文を作る練習をしてみましょう。

オンライン英会話を利用する

独学だと単語の使い方や意味を間違って理解しているケースがあります。誰かに指摘されるまで気づかないこともあるため、オンライン英会話を活用してみましょう。

インターネットがあればどこでもレッスンを受けられるため、忙しいスケジュールの中でも学習時間を確保できます。通学時間が不要なので、隙間時間を有効活用できます。

まとめ

英単語を効率的に覚えるためには、日常的に英語に触れる時間を持つことが大切です。インプットした単語を復習し、アウトプットの機会を増やすことで記憶に定着しやすくなります。

英語はコミュニケーションの道具であり、使わなければ意味がありません。積極的に英語を使い、覚えた知識を生かすことでより効果的に英語力を高められます。

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