【日本語の勉強】外国人労働者への教育はどうする?

【日本語の勉強】外国人労働者への教育はどうする?

【日本語の勉強】外国人労働者への教育はどうする?

「日本語はどうやって勉強したらいいの?」
この質問に対して、あなたならどのように答えますか?…意外と難しいですよね。

日本で生まれ育った私たちにとって日本語は感覚的な要素が強く、いざ教えるとなると「何からどのように教えていけばいいの?」と感じる方も多いのではないでしょうか?

昨今、日本で就業する外国人労働者が増えてきており、その外国人労働者に対しての日本語教育に頭を悩ませている企業・担当者も多いでしょう。

そこで今回は、外国人労働者を受け入れる企業の担当者に向けて、外国人労働者の日本語教育についてご紹介します。マネジメントしていく立場として、「外国人労働者の勉強に適切なアドバイスを伝えるため」、「気持ちを理解するため」という観点から、日本語の勉強でつまずきやすいポイントについても触れていきます。

外国人労働者は増加傾向

今後、ますます少なくなっていくと推測される日本の労働力人口。少子高齢化によってバリバリ働く世代が少なくなっているのです。政府は女性や高齢者、外国人が活躍できるような整備を進めています。外国人労働者に関して言えば、高度外国人材や留学生の受け入れに加え、技能実習制度によって、技能実習生の受け入れを積極的に行っています。こうした背景があり、外国人労働者は増加傾向にあります。

出典:内閣府政策統括官(経済財政分析担当)「企業の外国人雇用に関する分析―取組と課題について―  令和元年9月

平成26年から平成30年にかけて、約10~20%もの外国人労働者が毎年増え続けています。この外国人労働力の存在が、労働力の減少という問題を解決するための一端を担っています。

労働者が増えることは企業のみならず、社会全体の経済力を保つことにもなるため、引き続き外国人材の増加・活躍を期待したいところです。ただ、1つ忘れてはならないのが、外国人労働者に対しての教育です。企業で十分に活躍してもらうためには、しっかりと教育することが大切なポイントになります。日本語もそうですが、日本の文化やマナーについても覚えてもらい、そのうえで業務の内容や作業の進め方などを教える必要があるでしょう。

日本語の取得は難易度が高い?

日本語は難しいとはよく言われますし、難しそうだなとも思うかもしれません。実際のところはどうなのでしょうか。

70年以上にわたる外国語教育の経験のあるU.S. Department of State(アメリカ国務省)のForeign Service Institute(FSI, 外交官養成局)は、65を超える言語を4つに分けて難易度を表しています。その中で日本語は習得するのが「超ハード言語」として最も難しい言語として分類されています。

もちろんビジネスにおいては「難しいからできなくても仕方ない」というわけにはいきません。ただ、頭の片隅にでも良いので、外国人にとって日本語を習得することは難しいということを覚えておいてください。時には外国人労働者が話を理解してくれないとか、指示とはまったく異なる作業をしていてトラブルになるといったケースもあるはず。そんな時には、「話す言葉ですら難しいのに頑張っている」と思うだけでも、指示を出す担当者側も、精神的に少し楽になるかもしれません。

外国人にとって習得難易度の非常に高い日本語。それを感覚的に理解している私たちが体系的に日本語を教えるのは大変骨の折れることです。それなら、日本語自体は日本語を教えるプロの講師に任せ、その他のマナーや業務の面で教えることに徹したほうが効率的と言えるでしょう。

とはいえ、プロの講師とのコネクションがない…、誰に依頼したらいいの…と感じるのではないでしょうか。それなら産経オンライン英会話Plusの日本語講座を活用してみませんか?
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外国人は日本語勉強のどういう部分でつまずく?

外国人が日本語を勉強する時にどういう部分でつまずくのでしょうか?外国人労働者の教育担当となっている方であれば、日本語の勉強のコツを聞かれることもあるかと思います。そうした時にどういう点でつまずきやすいのかを知っておくことで、より的確なアドバイスができます。

的確なアドバイスをもらった外国人労働者はきっと、担当者への信頼をより深く感じることでしょう。担当になったからには、外国人労働者のメンタル面でのサポートも必要になります。担当者が少しリサーチして、外国人労働者がつまずきやすいポイントを押さえておけば、サポートがしやすくなるに違いありません。

漢字でつまずく

外国人の中には漢字がかっこいいと、タトゥーの柄に漢字を選ぶ方もいます。ただ、勉強するとなると、このかっこいい漢字が憎らしく思えてくるでしょう。そもそも漢字を使わない西欧の方にとっては覚えることが多いように感じられるかもしれません。しかも、似ている漢字は多いですし、読み方も複数あることから、学習の際のネックになるのです。

もちろん多く覚えるほどより自然に文章が書けますが、日本人でも読めない漢字は多々あります。そのため、実際にビジネスで使う時のメールの定型文など、頻繁に使われるものから覚えるようにすることで、効率的に学習を進められます。担当者がアドバイスする際には、ビジネスの定型文を教えて、その文章にはどういう意味があり、どういう漢字が使われているか、どう読むかを教えてあげると良いでしょう。

助詞の使い方でつまずく

「てにをは」と呼ばれる助詞。日本人でも間違えることの多い個所ですから、外国人にとっても難しい個所となります。念のため、具体的に「てにをは」の説明をしておきましょう。「てにをは」とは言葉と言葉をつなぐ助詞の総称に当たります。
「私 “は” 公園 ”で” 池の周り “を” 散歩した」という文章であれば、「は」、「で」、「を」が助詞となります。たった1文字ですが、この助詞の選び方1つで意味やニュアンスが大きく変わります。例えば、以下の文章があります。

  • (1)「Aさん “は” Bさんの意見に賛成した」
  • (2)「Aさん “も” Bさんの意見に賛成した」

1番の文章を見てみましょう。「は」には他の人と区別する意味があるので、「他の人は賛成しなかったがAさんは賛成した」、「他の人はどうか分からないがAさんは賛成した」という意味になります。
一方で2番の文章の場合、「Aさんも他の人と同じように、Bさんの意見に賛成した」という意味になります。「も」には並列の意味があるので、「他の人と同じように」という意味合いがあるのです。

日本人にも難しい、微妙なニュアンスですから、外国人にとっては非常にネックになります。ただ、助詞1つで意味が変わってしまうため、もし外国人労働者が助詞を間違えて使っているようであれば必ず指摘してください。日本語力を向上させるには、何が間違っていて、どうしたら正しくなるかを知ることが大切です。間違えたタイミングで指摘してもらえば、知識を増やすことができ、より正確に日本語を使えるようになるでしょう。

敬語表現でつまずく

これまた日本人にとっても難しい、厄介な表現ですね。そもそも敬語表現は海外にはない表現・文化となりますので、まずその概念から教える必要があります。目上の方や初対面の方に敬語を使うことを伝え、その外国人労働者の場合は誰に敬語を使うのかというところまで丁寧に教えることで、外国人労働者自身が、自分がどう話したら良いか実感しやすくなります。

日本人でも難しいのに外国人にとってはなおさらですよね。そんな外国人労働者にアドバイスをするなら、誰に敬語を使うかを教えたり、汎用的に使える定型のフレーズを伝えたりすると良いでしょう。

企業や担当者がすべきこと

外国人労働者を雇ったら教育についても考えていく必要があります。誰が何を教育していくか、その教育が上手くいっているのかを知るべきです。企業や担当者は「効果的・効率的な教育方法を模索する」「日本語の習得度を把握する」、この2つは必ずするべきでしょう。

効果的・効率的な教育方法を模索する

外国人労働者の教育には、日本語自体の語学面での教育と、仕事に必要な業務面での教育があります。日本人とはいえ、日本語教育の経験がなければ、語学面での教育に苦心する担当者も少なくありません。時間も労力も工数もかかってしまいますから、語学面での教育は外部への依頼も検討しましょう。外部への依頼では費用こそかかりますが、プロの講師が教えることで効果的な教育が見込めます。さらに、担当者は空いた工数で他の業務ができます。こうしたことも考慮して最適な方法を考えてみてください。

日本語の習得度を把握する

教育は、教えて終わりではありません。スキルを身につけてもらい、実際の業務でアウトプットしてもらうことがゴールとなります。そのため、企業や担当者は外国人労働者が日本語力をどこまで身につけたか、習得度を把握することが必要です。その把握する手立てとして、資格試験が活用できます。

日本語の能力をはかる試験として有名なのが「日本語能力試験(JLPT)」。N1~N5の5段階に分かれており、N1が最も難易度の高くなっています。この試験を活用して、外国人労働者が日本語をどこまで習得したかを把握しましょう。

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