読解力が重要!TOEIC®L&R TESTのリーディング対策

読解力が重要!TOEIC®L&R TESTのリーディング対策

読解力が重要!TOEIC®のリーディング対策

TOEIC®L&R TESTは、ビジネスや学校の入学試験などで幅広く使われています。例えば就職・転職の採用活動において、選考基準の1つとして使われていますし、大学の入学試験において一定のスコアを満たせば優遇される等の措置が取られています。今回はリーディングに焦点を置き、問題の構成や例題、対策をご紹介します。自分の力を最大限に発揮するのに役立つテクニック・コツについてもご紹介しますので、TOEICを受ける方はぜひご一読ください。

TOEIC®TESTSの概要

TOEIC(Test of English for International Communication)とは、日常生活やビジネスで使える生きた英語の力を測定し、スコアで評価を表す世界共通の筆記試験のことです。TOEICのテストには「TOEIC® TESTS」と「TOEIC BRIDGE® TEST」という2つのカテゴリがあり、その中には「TOEIC® L&R TEST」、「TOEIC® S&W TESTS」、「TOEIC Speaking」、「TOEIC BRIDGE® L&R TEST」、「TOEIC BRIDGE® S&W TESTS」の5種類の試験があります。このうち日本でメジャーとなっているのが TOEIC® L&R TESTです。2018年度の受験者数は TOEIC® L&R TESTが約245万6,000人で、 TOEIC® S&W TESTSが約3万9,300人、 TOEIC BRIDGE® L&R TEST は約16万5,000人です。就職活動やキャリアアップにおいて TOEIC® L&R TEST のスコアを基準としている企業が多い等の理由から、 TOEIC® L&R TEST の受験者数は他のテストに比べて圧倒的に多く、世間的にTOEICと言えば TOEIC® L&R TEST を指しています。今回は TOEIC® L&R TESTで出題されるリーディングについてお伝えします。

TOEIC®L&R TESTの概要

■受験費用について
TOEIC®L&R TESTの受験費用は6,490円(10%税込)となっております。

■年間の実施回数と開催時期
TOEIC® L&R TEST は年10回行われます。年によって異なることがありますが、基本的には1月、3月、4月、5月、6月、7月、9月、10月、11月、12月に開催されます。

■問題について

技能の種類 出題形式 時間 問題数 スコア 合計スコアの限度
Listening(リスニング) マークシート式 約45分 100問 5~495点
(5点刻みのスコア)
10~990点
Reading(リーディング) マークシート式 75分 100問 5~495点
(5点刻みのスコア)

TOEICの試験情報に関しての詳細は「スコアアップに繋がるTOEICの対策基礎知識と勉強のコツ」をご覧ください。

TOEIC®L&R TESTリーディング問題の構成

パート 問題の種類 問題数 解答形式 問題内容
Part5 短文穴埋め問題 30問 選択式 不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
Part6 長文穴埋め問題 16問 選択式 不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語・句・一文)の中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各長文には設問が4問ずつある。
Part7 長文読解問題 1つの文書:29問
複数の文書:25問
(Part7合計:54問)
選択式 文書と設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問もある。各文書には設問が数問ずつある。

パート別のリーディング問題の詳細

Part5 短文穴埋め問題

Part5の説明文は以下の通りです。

Directions: A word or phrase is missing in each of the sentences below. Four answer choices are given below each sentence. Select the best answer to complete the sentence. Then mark the letter (A), (B), (C), or (D) on your answer sheet.

TOEIC®「サンプル問題」

簡潔に説明すると、空欄になっている箇所に適した単語をA~Dの中から選択する問題です。問題には以下のようなものがあります。

No. 101 Customer reviews indicate that many modern mobile devices are often unnecessarily ——- .

(A) complication
(B) complicates
(C) complicate
(D) complicated

TOEIC「サンプル問題」

この場合には単語の形が問われています。「品詞は何か」、「時制はいつか」、「三単現(三人称・単数・現在形)の「S」は必要か」等が問題となっています。ちなみに例題の正解はDです。このように短文に穴埋め式で単語を埋める問題が30問出されるため、的確に素早く答える能力が必要です。

Part6 長文穴埋め問題

Part6の説明は以下の通りです。

Directions : Read the texts that follow. A word, phrase, or sentence is missing in parts of each text. Four answer choices for each question are given below the text. Select the best answer to complete the text. Then mark the letter (A), (B), (C), or (D) on your answer sheet.

TOEIC「サンプル問題」

これはPart5の問題と似ているもので、本文中に空欄になっている箇所に適切な語句をA~Dの中から選択する問題です。Part5との違いとしては文章が長くなること。その代わり、1つのテキストに対していくつかの設問が用意されています。例題も確認しておきましょう。

Questions 131-134 refer to the following e-mail.
To: Project Leads
From: James Pak
Subject: Training Courses

To all Pak Designs project leaders:
In the coming weeks, we will be organizing several training sessions for —131— employees. At Pak Designs, we believe that with the proper help and support from our senior project leaders, less experienced staff can quickly —132— a deep understanding of the design process. —133—, they can improve their ability to communicate effectively across divisions. When employees at all experience levels interact, every employee’s competency level rises and the business overall benefits. For that reason, we are urging experienced project leaders to attend each one of the interactive seminars that will be held throughout the coming month. —134—.
Thank you for your support.

James Pak
Pak Designs

No. 131
(A) interest
(B) interests
(C) interested
(D) interesting
(後略)

TOEIC「サンプル問題」

例題のように長文があり、複数箇所が空欄となっています。下部にある設問でA~Dの選択肢の中から空欄に適した語句・文章を選ぶ方式で解答します。上記の例題の正解はCです。

Part7 長文読解問題

Part7の問題は1~4に分けられていますが、いずれに関しても以下の説明がなされています。

Directions: In this part you will read a selection of texts, such as magazine and newspaper articles, e-mails, and instant messages. Each text or set of texts is followed by several questions. Select the best answer for each question and mark the letter (A), (B), (C), or (D) on your answer sheet.

TOEIC「サンプル問題」

Part7は文章を読んで複数に解答する形式の問題です。以下のような文章と設問が出題されます。

Questions 147-148 refer to the following advertisement.

Used Car For Sale. Six-year-old Carlisle Custom. Only one owner. Low mileage. Car used to commute short distances to town. Brakes and tires replaced six months ago. Struts replaced two weeks ago. Air conditioning works well, but heater takes a while to warm up. Brand new spare tire included. Priced to sell. Owner going oberseas at the end of this month and must sell the car. Call Firoozeh Ghorbani at (848) 555-0132.

No. 147 What is suggested about the car?

(A) It was recently repaired.
(B) It has had more than one owner.
(C) It is very fuel efficient.
(D) It has been on sale for six months.

No. 148 According to the advertisement, why is Ms. Ghorbani selling her car?

(A) She cannot repair the car’s temperature control.
(B) She finds it difficult to maintain.
(C) She would like to have a newer model.
(D) She is leaving for another country.

TOEIC®L&R TEST「サンプル問題」

Part7の問題数は54問で、リーディングセクション全部で100問あるうちの半分以上を占めています。Part5 やPart6の穴埋め問題よりも難易度が高い特徴があり、読む文章の量も多いために時間が必要となります。なお、今回の例題の文書は中古車の広告ですが、これ以外にも手紙やメール等のシチュエーションで出題されます。

TOEIC®L&R TESTのリーディングでスコアアップするための対策

語彙力をつける

決められた時間内で多くの文章を読み、多くの情報を処理していくことになります。当然のことながら知らない単語が少ないに越したことはありません。知らない英単語があっても文脈から単語の意味を推測できますし、推測できなくても他の英単語が分かれば文章の大枠は理解できます。それに単語の意味を推測することになれば、その分だけ時間がかかってしまいます。短い時間の中で読んでいくのですから、あらかじめ英単語を覚えてボキャブラリーを増やしておき、単語の推測にかかる時間を短くしていく必要があります。TOEICでは公式の英単語帳がありますから、こちらを使ってみてはいかがでしょうか。

日本語に脳内変換しなくても理解できるようにする

英語と日本語の語順は異なるため、英語を読んで日本語で理解しようとすると、一度英語を読んだ後に語順を整理して日本語に訳し直すことになり、2回ほど読むことになってしまいます。1文ごとに2回読んでいる時間の余裕はなかなかありませんから、脳内で日本語に変換するのでなく、英語で理解するようにしましょう。英単語を覚えるときに、脳内でビジュアル的なイメージを作って覚える方法もあります。簡単な例で言うと、「Apple」という単語なら「リンゴ」と覚えるのでなく、リンゴ自体、その物自体を脳内でイメージします。脳内イメージを活用して覚えることで日本語の意味を思い出す手間を省けます。難しい単語をすべて覚える必要はありません。ですが、過去問を解いていて2回以上悩んだ単語はイメージとともに体に染み込ませるようにして覚えていくと良いでしょう。

文章構造を理解する

いきなり頭から読んで内容を理解するのは難しいと感じるかもしれません。それなら文章構造を頭に入れてから読んでいくと良いかもしれません。文章を区切る単語を見つけ、文章の構造を把握してから内容を読む方法です。2回読むよりは短い時間で済みますし、構造が分かっていれば内容も頭に入りやすいでしょう。例えば、He think that ~ and ~.という文なら、thatの前後とandの前後で文を分けられます。文章構造を把握するために見た瞬間に「He think(彼は思った)→何を?」と感じるようになるまで練習しましょう。そして、文章を読むタイミングではandを見つけた状態のため、「彼が思ったこと」が2つあると知った状態で読み進めることができます。文章の構造を理解するだけで理解に必要な要素を分けられるメリットがあります。

スラッシュリーディングの練習をする

スラッシュリーディングとは、英文にスラッシュを入れながら、頭から読んで内容を理解する方法です。文章という大きなカタマリから、スラッシュを入れて小さなカタマリを作っていきます。その小さなカタマリごとに読み解いていくので、正しい日本語で理解はできませんが、大まかな内容を把握することができます。例えば、Part7の説明文をスラッシュリーディングで見てみましょう。以下のように前置詞、動名詞、不定詞、接続詞、疑問詞、関係詞などの前や、長い目的語、補語の前、長い主語の後にスラッシュを入れることができます。

Directions: / In this part / you will read / a selection of texts, such as magazine and newspaper articles, e-mails, and instant messages. / Each text or set of texts / is followed by several questions. / Select the best answer / for each question / and mark the letter (A), (B), (C), or (D) / on your answer sheet.

脳内では小さなカタマリごとに理解していきます。「Directions:(説明)」 → 「In this part(このパートでは)」 → 「you will read(あなたは読む)」のように読んでいきます。正しい日本語とはなりませんが、文章の大まかな意味は理解できるでしょう。このスラッシュリーディングを行うことで、英文を1回読んで大枠を理解できるようになります。

Partごとに時間制限を設けて読解の練習をする

TOEICの勉強に過去問を使わない手はありません。必ず過去問を解き、どのような傾向にあるか肌で実感することが大切です。過去問を解く際には時間にも注意が必要です。実際のテストの制限時間に合わせてリーディングセクションは75分で解いてください。過去問を解き終わったら、解答と照らし合わせて自分の実力を把握することに加えて、「時間内で解答できたか」、「どのPartにどのくらい時間を使ったか」等に関しても振り返りましょう。TOEICのテストは時間との戦いでもあります。短時間で効率よく大量の情報を処理していく練習として、勉強の段階から時間配分についても取り組んでいきましょう。

TOEIC®L&R TESTのリーディングでスコアアップするためのテクニック・コツ

Part5とPart6は15分~20分を目安にする

パート別のリーディング問題の詳細でもお伝えしたように、Part5とPart6は空欄となっている箇所に適切な語句・文章を選ぶ、穴埋め式の問題となっており、Part7はいくつかの文章を読んで設問に答える長文読解問題となっています。Partが進むにつれて問題の難易度が高くなってくるため、Part5とPart6に関しては可能な限り短い時間で解き終え、Part7にどれだけ時間を残せるかがポイントになります。目安としては、Part5とPart6を15分~20分で終わらせましょう。余った55分~60分を使ってPart7を解いていきます。

ただし、リーディングのスコアが低い方の場合には比較的に難易度の低いPart5とPart6で正解を増やすことが重要です。穴埋め問題でしっかりと正解できるようになってきたらPart7での正解を目指していきます。勉強する際には必ず時間制限を設け、短時間で処理できる数を増やしていきましょう。

設問の順番は本文での流れに即している

Part7は最初に長文があり、その後に問題がいくつか設けられています。設問を解く際には、本文の中から問題に答えるのに必要な箇所を探り、設問と本文を照らし合わせて答えを導きます。設問を解くポイントの1つに、可能な限り短時間で本文中の該当箇所を見つけることが挙げられます。そこで知っておきたいのが、問題は本文の流れに即して設けられているということです。2つ目の問題に該当する箇所は、1つ目の問題の該当箇所よりも後にあることがほとんどです。そのため、1つ目の問題に該当する箇所が分からなかったときには、2つ目の問題を解いてから、その該当箇所よりも前の部分で1つ目の問題の該当箇所を探す方法があります。基本的には、この「設問の順番は本文での流れに即している」という原理に即して解答していきましょう。

設問を先に読む

本文から読み始める方もいれば、設問から読み始める方もいるはず。人それぞれ好みはありますが、Part7を解くには設問から先に読むのが短時間で解答するコツです。設問を先に読んでおけば、何について書かれた文章なのか察しがつきますし、問われる内容を知っている状態で長文を読み始めることができます。そのため、文章の内容を理解するまでの時間が短くなり、加えて問われている内容の答えを探すという目的を持った状態で読み始めるので、解答を見つけるまでの時間が短くなるでしょう。

また、設問を先に読んでいれば、答えとなる箇所を読んだ時点で解答できます。一方、本文をすべて読んでから設問に答え始める場合には、本文の内容を頭に入れた状態で処理していくことになります。どこに書かれていたか探すのに時間がかかったり、うろ覚えの状態で本文を確認せずにミスしてしまったりすることもあるでしょう。もちろん先に本文を読む方法と先に設問を読む方法のうち、どちらが効率的かは人によって異なりますので、ご自身に合った方法を選ぶと良いでしょう。ただ、上記の理由から先に設問を読んでから本文を読み始め、設問の該当箇所が書かれている文章を読んだタイミングで解答していく方法も試してみてはいかがでしょうか。試してみてから自分に合った方法を考えていきましょう。

同じ内容を異なる言い回しで表現されていることがある

本文中には、同じ内容を言い換えて表現されていることも少なくありません。前半部では何を指しているのか分からなかった内容が、後半で異なる言い回しで表現されていることによって前半部の内容も理解できるようになることもあります。設問に該当する箇所を読んだタイミングで解答していく方法を取っている方の場合、少し悩んでもマークしておき、最後に設問と解答を見直すと良いでしょう。1回目で悩んだ問題も、本文を読み終えた後には正確に答えられるまでに理解が及んでいる可能性もあります。時間がない中ではありますが、少し見直すだけで正答率を上げられるかもしれませんので、必ず確認しておきましょう。


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*L&R means LISTENING AND READING.
*S&W means SPEAKING AND WRITING.