英文ビジネスメールの書き方のトレーニングを受けたことのないスタッフやマネージャー、または基礎知識をあらたにする必要のある方へ向けて、最も基本的な原則とテクニックから、文法的に正しいセンテンスの書き方やセンテンスを論理的につなげるパラグラフ構成の方法まで学習します。
目次
産経オンライン英会話Plusのビジネスメールライティング講座
産経オンライン英会話Plusでは、英語のビジネスメールライティングに必要な表現や単語の使い方、文章校正や論理的な流れ、簡潔明瞭な表現などのテクニックが習得できる「ビジネスメールライティング講座」をご用意しています。ビジネスメールライティング講座では、実際にご自身で考えたシナリオをもとに、受け取ったメールへの返信文を書いて、その英語のビジネスメールをネイティブ講師が丁寧に添削します。簡潔で応用が効くビジネスメールライティングのスキルを身につけることで業務の効率を上げ、レベルアップを図ることができます。
ビジネスメールライティング講座の特徴
- 企業向け翻訳・英文校正を行うビジネス英語のプロとして熟練した、ネイティブスピーカーの講師が添削します。
- 作成した英語ビジネスメールをベテランの講師が、よりスムーズな形に推敲します。(全6回)
- 英語ビジネスメールを書くのが初めての方から、すでに日常的に英語ビジネスメールを書いている方までレベル・目的に合わせたコースが選べます。
- eラーニング形式なので、24時間お好きな場所から受講可能です。
プロのリライターによるフィードバック方法
作成された課題の英語ビジネスメールの添削、全体についてのコメント、スコアは、MS-Wordファイルを用いて作成し、メールで返信いたします。
返信されるMS-Wordファイルは、黒(オリジナルの英文)・青(講師によって添削・推敲された英文)・緑(修正箇所についての説明)の色を使って見やすく表示しています。受講者は、講師からの説明(緑色箇所)を確認し、よりスムーズな英語ビジネスメールを習得することができます。
レベルや目的に応じた5つのコースの概要
コース名 | 概要 | 受講対象 | 基準レベル | 学習期間 |
---|---|---|---|---|
ビジネスライティングへの入門 |
英語初心者・英語に苦手意識のある方、はじめて英語を「書く」方におすすめです。 コミュニケーションの目的を達成するための基本中の基本である、文法的や正しいセンテンスの書き方、そのセンテンスを論理的につなげるパラグラフ構成の方法を学習していきます。センテンスを書く力を養いながら、学んだライティングのスキルをビジネス上のE-mailメッセージに応用して練習していきます。また、業務上頻繁に使用される単語や表現も数多く紹介し、その意味や使用法についても身につけていきます。 |
基本的な英語ビジネスメールのライティング力を身につける必要のある、英語学習初歩レベルのスタッフやマネージャー | TOEIC 400点以下 | 2ヶ月 |
ビジネスライティングの基本1 |
見よう見まねで書いている英語文書に、自信をつけたい方におすすめです。 ビジネス文書の最も基本的な原則とテクニックについて学びます。フォーマットの仕方、明瞭な書き方、正確なセンテンスとパラグラフ、また効果的なメールの書き出しと結びの方法を習得します。 また、避けるべきよくある間違いを認識し、よいライティングスタイルを身に付けます。このコースで学ぶ基本はビジネス文書全てに応用できます。 |
英語ビジネスメールについての正式なトレーニングを受けたことのないスタッフやマネージャー、または英語ビジネスメールの基礎知識をあらたにする必要のある方 | TOEIC 400点以上 | 2ヶ月 |
ビジネスライティングの基本2 | 効果的な英語ビジネスメールの基本を押さえる完結編です。ここでは、文書の目的を達成するためのメッセージのプランニング法、的確なトーンの選び方と使い方、繰り返し起こる状況に効果的に対処するテンプレートの作り方、書き出しから結びまで一貫した戦略の構築法を習得します。ビジネスライティングの基本1と同様、本コースで学習する基本的な原則やテクニックは、いかなるビジネスメールにも応用できます。 |
英語ビジネスメールについての正式なトレーニングを受けたことのないスタッフやマネージャー、または英語ビジネスメールの基礎知識をあらたにする必要のある方 ※「ビジネスライティングの基本1」を修了された方が対象です。 |
TOEIC 400点以上 | 2ヶ月 |
日常的なビジネスメール |
すでに英文メールを書く機会があり、ブラッシュアップさせたい方におすすめです。 日常業務で頻繁におこる状況に対応するメッセージの書き方について学習します。情報の要求・伝達の仕方、紹介メッセージの書き方、また値引きを要求する方法など、日常よく起こりうる状況に対処するためのメッセージについて解説します。それぞれの状況に応じて適切なトーンやパターン(戦略)を学び、その必要が生じた時に応用できる力をつけます。ビジネスメールを能率的に行うコツや明確なコミュニケーションのスキルを身につけ、日常業務で発生するやり取りを難なくこなせるようにします。 「ビジネスライティングの基本1」と「ビジネスライティングの基本2」を先に受講されていると効果的です。 |
新たに英語ビジネスメールを書く必要が生じた方、あるいは英語ビジネスメールを書いた経験の少ないスタッフおよびマネージャー、または、効果的で洗練されたメッセージを書く能力を磨きたい方に最適です。 | TOEIC 450点以上 | 2ヶ月 |
儀礼的なビジネスメール |
ビジネスの上で頻繁におこる儀礼的状況において、どのようなビジネスメールを書くべきか、について学習します。礼状、祝い状、招待状などを書くことは、日ごろのビジネスにおいて大切なエチケットです。各状況について、それぞれのパターン(方法)を学び、その必要が生じた時に応用できる力をつけます。また、各メールに適したトーンを使用できるようにします。このようなしっかりとしたメールが書ければ、ビジネス上での信用を持続させることができ、また、クライアントや同僚との絆もより強いものにすることができます。 「ビジネスライティングの基本1」と「ビジネスライティングの基本2」を先に受講されていると効果的です。 |
儀礼的な英語ビジネスメールを書いた経験の少ないスタッフおよびマネージャー、または、効果的で洗練されたレターを書く能力を磨きたい方に最適です。 | TOEIC 450点以上 | 2ヶ月 |
価格
各コース:35,000円(税抜)
各コースに含まれるもの
- 30ユニット(1ユニットあたり 学習時間30分~1時間程度)
- ネイティブのビジネス文書校正者による個別添削 計6回
- 教材(eラーニングのため、教材はすべてオンラインでお渡し)
開講日について
ビジネスメールライティング講座は、毎月1日と15日に開講します。それぞれの開講日の1週間前が申し込み締め切りとなります。たとえば、1日開講の場合、前月が30日の場合は、23日中、前月が31日の場合は、24日中にお申し込みいただく必要があります。
お申し込み・お問い合わせ
お申し込みとお問い合わせは、下記、産経オンライン英会話Plus法人窓口までご連絡ください。
メールアドレス:xxx@xxx
《注意事項》
本講座は、産経オンライン英会話の関連会社で、日頃より大手企業の英語研修やビジネス文書、技術論文等の添削・校正を行う「ヒューマングローバルコミュニケーションズ株式会社(旧クデイラアンド・アソシエイト株式会社)」が運営いたします。
英語ビジネスメールの基本ルール
基本ルールその1:メールの「目的」と「相手への依頼事項」を明確にする
ビジネスメールで大事なのは、簡潔でわかりやすい内容にすることです。メールを出す「目的」と「相手に何をしてほしいのか」をシンプルな文章で、明確にわかるようにしましょう。
基本ルールその2:1通のメールに対し1件の話題にする
ビジネスメールを送る際には、相手に無駄な時間を取らせないよう配慮が必要です。また、1通のメールに何件もの話題が入っていると読み落としてしまう原因になります。極力1通のメールには1件の話題にしたほうが良いです。
基本ルールその3:礼儀正しく丁寧な文体にする
ビジネスメールは仕事でのやり取りのため、友人とやり取りする時のような、略語やスラングを多用した、カジュアルな文体ではなく、礼儀正しく丁寧な文体にします。たとえば、Pls ではなく Please、 I’d like~ ではなく I would like~、Thx ではなく Thank youなど。
英語ビジネスメールの基本フォーマット
①件名
件名を見るだけで、メールの内容が把握できるように、シンプルかつわかりやすい英文にします。ただし、「About the Meeting(打ち合わせについて)」や「For Sales(販売の件)」など、件名がシンプル過ぎると内容がわかりずらいだけでなく、迷惑メールと勘違いされる可能性があるので、気をつけましょう。
②宛名
一般的にビジネスメールは「Dear」ではじめるのが無難です。その後に続ける相手の名前は、Mr.やMs.の敬称の次にラストネームにしたり、敬称は入れず、ファーストネームのみにしたり、相手との関係を加味して適切な宛名を用います。親しい間柄の相手には「Hi」から始めても問題ありません。
③あいさつや感謝など相手への心遣いを伝える言葉
初めての相手にメールを出す時は、「Hello. My name is xxx from xxx Corporation.」と簡潔に自分の名前と会社名を紹介します。お礼や感謝を伝える時は、「Thank you for your support.(ご支援ありがとうございます。)」の他に「I appreciated for your support.(ご支援にお礼申し上げます。)」「I am grateful for your support.(ご支援に感謝申し上げます。)」などの表現があります。
④目的と相手への依頼事項
あいさつや感謝などの言葉を伝えた後には、メールの目的を述べます。「I am writing this email to inform you that ~. (~についてお伝えするためにメールを差し上げております。)」が目的を伝える基本的な書き出し文です。相手へ依頼事項がある場合は、相手との関係性や状況によって、「Can you~?」「Could you~?」「Would you~?」とカジュアルからフォーマルな依頼する際のフレーズを使い分けましょう。
⑤結びの言葉
英語には、日本語の結びの言葉で良く使われる「よろしくお願いします。」は存在しません。その代わり、メールの目的によって結びの言葉は具体的な表現になります。たとえば、メールの内容に早く返答を求める場合は「It would be appreciated if you could reply to us as soon as possible.(お早めにご返信いただけましたら、ありがたく存じます。)」、提案などした内容に対して質問があるかどうか聞く場合「Should you have any questions, please feel free to contact us.(ご質問がある場合は、お気軽にお問い合わせください。)」 打ち合わせや会議などで、会う機会がある場合「We look forward to seeing you at the meeting.(打ち合わせでお会いすることを楽しみにしています。)」などがあります。
⑥結語
日本語の「敬具」にあたる、英語の結語は、相手との関係性によって使い分けましょう。以下に良く使われる結語と関係性を紹介します。
結語 | 関係性 |
---|---|
Sincerely yours, | フォーマル |
Sincerely, | ↓ |
Best regards, | ややフォーマル |
All the best, | ↓ |
Best, | カジュアル |
⑦差出人名・署名
相手との関係にもよりますが、結語の下に、差出人であるご自身のフルネームまたはファーストネームのみを明記します。
All the best,
Taro Sankei
得意先や取引先など社外の人にメールを出す場合は、署名にする場合もあります。署名は「名前」「部署名」「会社名」「住所」「「電話番号・FAX」「メールアドレス」「自社サイトのURL」の順番にして、結語の下に挿入します。「役職」を入れる場合は、名前の下に入れます。
Taro Sankei
Educational Dept.
ABC Corporation
1-2-3 xxxx, Shinjuku-ku, Tokyo 123-4567
Tel: 03-1234-5678
Fax: 03-9101-2345
E-mail: tsankei@xxxxx
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